見見楽楽 ~九州ぶらり放浪記~

おむすびころころ
鹿児島を中心にあちこち出歩いております。

甑島に行ってきました①…下甑島編

2009年04月08日 17時59分50秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
4月6日(月)・7日(火)の2日間、甑島へ雑誌取材で行ってきました。
甑島は、上甑島・中甑島・下甑島の3つの有人島といくつかの無人島から構成される列島。
平成の大合併で薩摩川内市になりましたが、それ以前は里村・上甑村・鹿島村・下甑村の4村。
甑島へのアクセスは串木野港からの高速船かカーフェリーのみ…。
自然が豊かな甑島はキビナゴをはじめ、クロダイや伊勢海老などの魚が年間を通じて豊富に獲れる稀な島です。
上甑島と中甑島は橋で繋がれていますが、下甑島へは未だ橋が掛けられておらず、現在急ピッチで道路整備が行われています。
観光整備も遅れているようですが、あまり観光地化されていないところもイイところでもあります。
コンビニもファミレスもマックも無い島ですが、それが無くても島民には不自由さは感じられません。
ただ、医療や教育の問題はありそうです。



串木野港と甑島5港を結ぶ、『高速船シーホーク』
串木野港から1番近い里港まで50分で行けます。


下甑町瀬々野浦地区の名勝地『ナポレオン岩』
東シナ海の荒波で侵食された奇岩。
岩の形がナポレオンの顔に似ているから名づけられたようです。
お天気は良かったのですが、残念ながらガスが発生しており霞んでました。



瀬々野浦地区の西山小学校。
全校生徒が10人足らずの小さな学校。“やる気日本一の学校”がスローガン。
瀬々野浦地区は甑島でも最も交通の不便な地区にあり無医村です。
下記で紹介する『Dr.コトー』先生も狭い道路10キロを週何度も走るそうです。



手打地区にある食品加工センターの製品。
鹿児島特産のキビナゴ。その漁獲量の大半は甑島産。
鹿児島でも年間を通じてキビナゴが獲れるのは甑島だけです。


手打漁港で伊勢海老漁のおじさんが網の手入れ中でした。



手打地区にある『こしき海洋深層水』の製品。
今や甑島の基幹産業になっています。



鉄鍋で海水を煮詰める古来の製法で塩を作っている有馬さん。


甑島の黒潮を流木や山の木を使って3日間煮詰めると驚くほど“甘い塩”が出来ます。


漫画やドラマで有名な『Dr.コトー』のモデルになった瀬戸上健二郎医師の勤める下甑診療所。
瀬戸上医師にはお会い出来ませんでしたが、先生は御年68歳。
30年近くこの地で“離島医療”に専念されています。


この基本理念に“Dr.コトー”の全てが凝縮されています。



長浜港に水揚げされた“タカエビ”
新鮮なタカエビは甘くてすごく美味しいでした。


タカエビは別名“さつま甘エビ”
キロ当たり1500円~2500円が市場に出ると3倍以上の値が付くとか…



“波”も“時”も静かに流れる甑島の朝
遠くに漁火が見えます。



夜明け前の長浜港。
停泊中のカーフェリー。



夜明け前に漁に出る漁船。



薩摩半島から日が登る。
ガスが発生していなければ薩摩半島が見えるようです。






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2 コメント

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不思議な活気 (bonn1979)
2009-04-10 05:04:14
いけそうでいけないところです。

海の写真は素晴らしいです。

それとともに人間の活気さのようなものが伝わります。

*私のブログのトップページにしばらくお借りします。
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bonn1979さんへ (BuraBura)
2009-04-10 07:27:09
>いけそうでいけないところです

まさにそんな感じの甑島です。
自分も今回が初めてでした。

のんびり喉かな田舎の風情と漁港独特の活気さが感じられます。
それに何と言っても島民の方の優しい事!
古き良き時代の日本の風景と人と人の繋がりが感じられる甑島でした。





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