ノース・コハラ、
ハヴィ（Hawi）にあるバンブー・レストラン（Bamboo）で初めて食事をしたのは、
２００４年１０月２９日、ポロル渓谷へ向かう途中でした。
お昼時ということもあり、
２７０号線(Akoni Pule Hwy.)の両側には沢山車が停まっていて駐車スペースが見つからなかったので、
仕方なく２５０号線(Kohala Mountain Rd.)との分岐点を過ぎたところで道路脇に車を停め、
歩いて引き返すことに。
店内に入り２名だと告げると、すぐに入り口横の席に案内されました。
しばらくして、若いウェイトレスがやって来ました。
彼女は私たちの顔を見るなり、
「日本人ですか？」と英語で尋ねるので、
「ＹＥＳ！」と答えると、
「私は日本のファンよ！」と、やけに親しみのこもった笑顔で言います。
言われた瞬間、僕は頭の中で、
『日本の伝統文化が好きなのかな？
それとも、マンガやアニメなどのサブカルチャー？
もしかして、米国のイラク戦争を支持している国だからなの？』と、
彼女の言った『ファン』の意味を考えますが、
この時は、ハワイ島に到着して、まだ３時間弱。
飛行機内では睡眠を充分にとれなかった上に、朝食はバナナを一本食べただけ。
時差ぼけもあり、頭の働きが相当鈍くなっています。
結局、彼女の真意が分からなかったので、
「Oh,Thank you!」と、愛想よくこたえるだけで精一杯でした。
そのウェイトレスが薦めてくれたBumboo Special（ミックス・プレート）を、
妻と二人でシェアして食べることに。
分量が分からず、多すぎても困るので一皿だけ頼んでみたのですが、
食べ終わった後、ひとり一皿ずつでも食べられたかなと、少し後悔。
バンブーは、ホーム・メイドのデザートがお勧めらしいのですが、
この時は知らなくて、注文しませんでした。
ウェイトレスにもデザートがお薦めよと言われましたが、
先を急いでいたので、この時はパスしました。
「次回、機会があれば頼んでみよう・・・。」
（以下は、2008/09/03のブログの続き。）
と、いうことでもなかったのですが、
２００６年１月８日、
今度はポロル渓谷へ行った帰りに、
バンブーに立ち寄りました。
あいかわらず店内は多くの客で賑わっていました。
今回私たちは、トロピカルな雰囲気の奥の席へ。
テーブルにはすぐに着けたのですが、注文してから料理が出てくるまで、
かなり時間がかかりました。
ポロル渓谷トレイルを歩いてきた後だったので、ふたりともかなりお腹が空いていて、
３０分を過ぎた辺りから妻は痺れを切らし始めます。
「ねぇ、見て。あっちのが先に出てきたよ。」
妻が指し示すほうを見ると、私達より後に入ってきた客に料理を出しています。
「もしかして、私たちのは忘れられてる？」
「そんなことないよ。
まぁ、まぁ、ハワイ時間だと思って、もうちょっと待ってみようよ。」
僕は懸命に妻をなだめます。
しかし、さらに時間は経過。
妻の口調も荒くなってきます。
お代わりをしたレモネードも、すでに飲み干してしまった妻は、
「どんだけドリンクで腹を膨らませぇちゅーねん。」と、人格も変わってきています。
腕時計を見ると、注文してから４０分が経過。
これ以上待たされると、確実に僕が八つ当たりされることになります。
さすがにウェイトレスに声をかけようとしたところで、
私たちの料理がテーブルに運ばれてきました。
妻は、Teriyaki Beef Burger（照り焼きビーフ・バーガー）を、
僕は、Pacific Stir-Fried Noodle（焼きうどん）を食べました。
人参の大胆なカットには驚いたものの、
バンブーの料理は本当に美味しくて、
さっきまで不機嫌のピークに達しようとしていた妻も、
食べ終わる頃にはすっかり上機嫌でした。
で、結局、食事だけでお腹が一杯になったので、
この時もデザートは頼みませんでした。
私たち夫婦は、未だにバンブーの美味しいデザートを食べていないのです。
次回こそは・・・！
