冬野菜の種蒔きを行ってかれこれ1ヶ月程になる。状況はどうなのだろう、と気になる存在だ。とりわけアブラナ科の野菜達が気がかりだ。ご承知のように、アブラナ科の野菜達は害虫に狙われやすい。幼苗時に彼らの食害に会うと全滅しかねない。従って、異論はあろうかとも思うが、消毒を行う事にしている。使用薬品はマラソン、1000倍~2000倍に希釈しての利用だ。それも幼苗時に1~2回限定、範囲はアブラナ科のみに絞っている。件の冬野菜達だが、上述のように対処してきた。
<キャベツ>
凡そ1ヶ月の経過、それなりに大きくなって来た。状況を鑑みると、葉には穴ぼこの状態が見られぬことも無いが、比較的に軽微で済んでいる。この状態なら、以後、農薬使用無しでも生存可能であろう。問題は幼苗時なのだ。幼苗時をうまく乗り切ってくれたら概ね大丈夫、体力も付いて少々の病害虫には耐えられるのだ。
<ハクサイ>
現況を画像でご紹介しておこう。種蒔きして概ね1ヶ月経過のアブラナ科の野菜達です。この段階まで達すると、まあ心配は不要でしょう。肝心の消毒も1回のみだった。拘りのある方は農薬使用に躊躇されるが、これが若しも無農薬栽培だったら穴ぼこだらけの骸骨状態とも為りかねない。収穫までには数ヶ月の時間があるので、農薬成分も抜けてくれるだろう・・・・・と期待している。ちなみに商品作物だったら、農薬不使用ではまず不可能でしょうね。
<カブ>
<ダイコン>
注意すべきは、この1ヶ月の程の間に「間引き」が必要なんだが、例によって見計らってる内に対応遅れとなってしまった。種蒔きを程よく行うのは困難だ。多くは蒔き過ぎ状態となりがちで、間引き無しでは密植状態となり成長不全となってしまう。画像でも過密でしょう。このタイミングとなったら間引きも困難です。実施するにはもう少し早めの幼苗時が望ましいでしょう。
<ダイコンとカブ畑、少々過密でしょう>
他の野菜達も大きくなりつつある。秋冷期に入って遅々とした歩みとはなっているが、着実な成長のようだ。これから2ヶ月余り、正月前には収穫可能かと期待を寄せている。瑞々しいダイコンやハクサイなど、鍋物の王者達が静かな実りを確実に進めているようだ。木枯らしの吹きまくる頃、暖かい鍋料理は欠かせぬアイテムですね。