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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

秋深し隣は何を・・・・・

2023年10月06日 05時18分23秒 | 耕作放棄地

朝夕涼しくなって秋風が吹き始めると、何とはなく寂しげになってくるもの。人恋しさが始まるようだ。農園でボチボチと作業をしつつも、お隣さん達の動向が気になるのは必然だろうか。仲間達だが地形的な要因もあって、子狸の耕地から見渡せる範囲と見渡せない領域とが存在する。従って、本欄でも専ら登場するのは見渡せる範囲の仲間達、恐縮だが見渡せない領域の仲間達は頻度が薄い。覗き見できる範囲の方々が、再々ご登場いただくのは、ある意味必然かも知れませんね。

まずは最初の人物、長老だ。仲間内きっての農作業に関わる理論派、どんな作業も理屈立てで攻めてくる。本日は温和しく稲藁拾いの模様で、珍しくも手作業のような状況だ。日頃は刈払機のチップソーを交換し、機械使用の草刈が多いのだが。子狸と違ってイスを使うことは無い。背筋は伸び、中腰での作業に何らの違和感も無い。戸籍上の年齢よりも肉体年齢は相当に若いようだ。あやかりたいものだが、近づくことも困難だ。遠目に静かに眺めるのがオチだろうか。

続いての登場は大御所、彼の人物像を一言で表現すると、ヤンチャ坊主、大先輩に対して失礼な表現だが、この言葉ほどピッタリ来るものは無いだろう。日頃の行動ぶりを的確に表現した用語かなと。彼の特徴は仲間候補の勧誘派、何せイモ掘り体験為るイベントを開催し、観光で来訪の方々をある意味無理矢理に仲間にしようと頑張っている。誘われた観光客も満更でないのは、彼の人を見極める目が確かな故だろうか。仲間内での最高齢でもある。無論、外観から戸籍年齢を推定できないのは長老と同じ事。

引き続いての登場は百姓候補生氏、名称からも覗えるように最近の加入だ。仲間に加わって数年の経過だろうか。人物像を例えると、幕末の志士、社会事象に詳しくてマスコミ報道に批判的な見解が多い。実力行使にまでは至らないが、青年期特有の理屈攻めを得意とするのは長老と同じだろうか。彼の青年期は学園紛争の時代、講義よりも造反有理のシュプレヒコールの声が大きかったのでは無かろうか。

最後にご登場願うのは草刈名人氏、名称が実態を現しているのは百姓候補生氏と同じ事。刈払機に堪能で趣味でもあり、自分の持ち場を越えて刈りまくるのが特徴だろうか。ムードメーカーであり世話役さんでもある。一言で表現すると、街の町内会長といった雰囲気だろうか。仲間内の平均年齢の上昇を危惧し、若い仲間を勧誘しようと熱心なのは大御所と同様、会社で言うと人事課長の役割分担だろうか。平均年齢の引き下げと後継者育成とをよろしく願います。

常日頃、見渡せる範囲でのご近所さんだが、人影を眺めつつの農作業は安心でもある。最悪、通報ぐらいは頼めるだろうかと。

 

 

 

 

 

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