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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

村の秋祭り

2022年10月18日 05時27分56秒 | 余話

当地の秋祭りは10月の第三土日である。こういった決め方は太陽暦の採用以来かと思われるので、日時は明治期からでは・・・・・と思っている。祭りの主役は「建水分神社」で、地域を流れる「水越川」の水神でもあられる。形態としては、流域の各集落毎に保存する地車を練り回し、神社へ奉納するといったスタイルだ。老若男女に引かれた地車を、大きな音声で歌声をあげながら集落界隈を練り回し、最終的には宮入して神様の前で演舞を行い奉納するのだ。但し、特徴的とでもいうのか、神社が高台にあって地車が上れない。従って、神様の方が神輿に乗って神社を出られ、村の広場に鎮座して其処で奉納を受けるといった出張形式を取る。

お天気に恵まれ、スッキリとした青空が広がった。朝早くから歌声が鳴り響く。各地車には歌の達者な若者が3~4名陣取り、交代しながら引っ切りなしに歌い続ける。曲目は数え歌や演歌が多いようだ。地車毎の歌合戦といった趣もあってか、対抗意識もあるようだ。そうこうするうちに御神輿のご登場、アレッと思ったのは。御神輿がトラックに鎮座されていること。氏子集団に担がれて・・・・・と思っていたのだが、少子高齢化の影響か担ぐ若者が足りなかったのかも知れない。一番先に村の広場へと乗り込んでいかれた。

御神輿が鎮座されると、後は地車の宮入である。集落毎に順番が決まっているのか、調整しながら地車が寄ってくる。広場への参道が狭く、1台分の進入がやっとこさ、用心しながらの宮入だ。広場に到達した地車は鎮座される御神輿(神様)に一礼して、集落特有の演舞を行なって神様への奉納、その後所定の位置に待機して次の地車に順番を譲る。

時間の都合も合って、最後まで鑑賞する事は出来なかったが、神主さんもおいでだったのでセレモニーもあったのだろう。露店も多数出ており、村にとっては華やかで賑やかなイベントでもあるようだ。昔は、若い男女の唯一の出会いの場であったとか何とか。その傾向は今も.続いているのか、やはり秋祭りは若い男女が中心のようだ。良き風習かな。

コメント
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