京都の闇に魅せられて(新館)

一条百鬼夜行とモノノケ市 @ 京都妖怪探訪(655)





(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)


 どうも、こんにちは。
 京都の一条通りには、百鬼夜行の伝承が遺されています。
 平安時代、人間によって捨てられた道具が「付喪神(つくもがみ)」と呼ばれる妖怪と化し、平安京の端であった一条通りを夜な夜な練り歩いたという。その群れを「百鬼夜行(ひゃっきやこう、ひゃっきやぎょう)」と言われます。
 その伝承に基づき、妖怪の群れが練り歩いたという京都・一条通りの大将軍商店街では毎年10月、その百鬼夜行に扮して練り歩くというイベント、「一条百鬼夜行」が開催されます。
 また同時に、「妖怪」をテーマにした手作り市「モノノケ市」も開催されます。
 今年で15年目を迎え、今や京都・一条通りの秋の風物詩と化し、今年は10月19日に開催されましたこのイベントを訪れました。


 まずはいつもの通りアクセスから。
 今回は京都市営バス「北野白梅町」停留所から。





 ここには嵐電「北野白梅町」駅からも言えますが、西大路通りを少し南へ、西大路一条の交差点から、一条通りを東へ歩きます。








 そこから大将軍商店街ですが、土曜日の、お祭りが行われる日だけあって、大勢の人で賑わっていました。
 この商店街の店の前には、よく以下の様な妖怪の像が置かれています。














 ここは百鬼夜行の伝説が遺されていることから、妖怪による町おこしが行われているのです。
 本シリーズ第3回第149回でも紹介したことがあります。


 ここ一条商店街に建つ、古社・大将軍八神社でも、天門祭(宵宮)というお祭りも行われてみました。











 もしかして、一条百鬼夜行は、大将軍八神社。天門祭(宵宮)に併せて開催されているのでしょうか。
 なおこの大将軍八神社も、本シリーズ第148回で紹介しています。



 「一条百鬼夜行」と同日開催の「モノノケ市」では、妖怪をテーマにした様々な手作り商品の店がたくさんあります。
 その全てを紹介することは出来ませんが、今回私が買ったものだけでも紹介していきたいと思います。


 まずはすろうにんworksさんのお店で買った写真葉書とシールです。
 
 






 リアルでどこか可愛らしい妖怪。
 ただ、すろうにんworksさんの本領は立体フィギアにあるそうです。
 次にお目にかかったときには、フィギアの方も。



 妖怪バックベアードを思わせるオタマジャクシ。





 思わず買ってしまったこれ、天上花さんの作品。
 他にもいろいろ面白いものを創っておられるようです。



 愛知の妖怪に関するこんな同人誌も。





 「京都・夏の妖怪展」(※本シリーズの第450回第502回第569回を参照)に出品された、妖怪サークル「怪作戦」蘭陵亭子梅さんが制作に関わっておられるというので、面白そうだと思いますので、これも思わず買ってしまいました。



 耽美的な感じの漂うイラスト絵葉書。





 これも思わず買ってしまいましたが、イラストレター・戀華(れんげ)さんの作品です。
 pixivでも活動されています。



 あと、この鬼のフィギアも。





 これは・・・すみません。どこの出店者さんから買ったのかメモを忘れてしまったのですが。

※2019年10月20日追記:
 この作品は、ボバンチさんSo 14kcdさんのユニット、スポッテッドボバンチのお店で買っていたことがわかりました。

 これはオリジナルの手塗りで値段も少々高めでしたが、妙に気に入ったので買いました。
 以上が、今回のモノノケ市での戦利品ですが。


 夕食もモノノケ市の屋台で買った「妖怪カレー」を。





 中央の黒ミートボールとケチャップで血走った目を表現しているようです。



 そうそう。
 肝心の「一条百鬼夜行」も観なければ!
 今回の「百鬼夜行」に参加された方々の中から一部だけでも紹介。

 着物の骸骨男さん。






 妖怪「青坊主」さん。






 かっこいい天狗さん。






 今回は、見目麗しい妖怪さんたちが多かったですね。


















 地元の方々による妖怪仮装も!






 ところで、こういう募金箱も。





 こんなにも面白いイベントなのに、経済的にピンチな様なのです。






 今後も、是非とも続けて頂きたいと思いますので、些少ながら私もカンパさせて頂きました。


 ところで、この「一条百鬼夜行」「モノノケ市」を訪れる前には、大阪・吹田の国立民族学博物館で開催されていた、世界各地の幻想生物(竜、人魚、河童など)をテーマにした特別展『驚異と怪異』も観てきましたので。









 大好きな妖怪、幻想生物に触れ続けた、実に楽しく充実した一日となりました。






 今回はここまで。
 また次回。




*京都・大将軍商店街へのアクセスはこちらをご覧下さい。



*京都・大将軍商店街のHP
http://kyoto-taisyogun.com/




*妖怪芸術団体「百葉箱」のHP
http://www.kyotohyakki.com/index.html




*『京都妖怪探訪』まとめページ
https://kyotoyokai.jp/




ふるさとを守る脱米救国バナー ふるさとを守る脱米救国バナー



事実報道社宣伝バナー



岩上安身責任編集 ? IWJ Independent Web Journal



2ちゃんねる から子供たちを守ろう!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「妖怪スポット」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事