京都の闇に魅せられて(新館)

京都妖怪探訪(245):番外編・京都地下鉄『青の祓魔師』スタンプラリー






 悪魔の王サタンの血をひく少年が、祓魔師(エクソシスト。悪魔祓い師)を目指しながら、悪魔と戦い続ける。
 そんなストーリーの人気アニメ『青の祓魔師』
 TVアニメ版は既に終了していますが、原作漫画は月刊誌『ジャンプスクエア』にて現在も連載中です。
 この劇場版が、今月の28日から全国東宝系にて公開されます。
 その劇場版公開と連動して、京都市営地下鉄では、今年12月8日から翌年1月16日までの間、スタンプラリーのイベントが開催されることになりました。

 
 妖怪マニア、オカルトマニアにして、また二次元オタクでも私は、是非ともこれに参加してみようと思い立ちました。



 まずは、スタンプを押すための台紙を手に入れます。





 この台紙は、地下鉄駅で手に入るようです。
 そして、地下鉄線上にある5つのスタンプポイントの駅を回って、スタンプを集めていきます。

 なお、このスタンプラリーなど、京都地下鉄を乗り回すには、以下のような「京都市営地下鉄1dayフリーチケット」を使うと便利です。





 このチケットについては、シリーズ第64回でもとりあげています。
 1枚600円(小児300円)で、京都市営地下鉄全線が1日乗り降り自由となります。


 さて、回っていきます。
 順番はどこからでもいいのですが、私はまず「二条」駅から。





 ここには、「勝呂竜士(すぐろ・りゅうじ)」のスタンプが。












 その次は、「東山」駅へ。





 ここには、主人公の双子の兄弟・奥村雪男のスタンプと等身大ポスターが。












 3番目は「北山」駅
 ここは、主人公・奥村燐(おくむら・りん)のスタンプと等身大ポスター。









 「九条」駅






 最後に「五条」駅









 5つ揃いました。






 最後に、「烏丸御池」駅へ。
 北口にある案内所、ここがゴールポイントです。






 「達成の証」として、メフィストフェレスの青いスタンプをもらって完成します。






 達成した記念にもらったステッカー、数に限りがあるそうですが。




 
 さらに、台紙に付いている用紙で応募しますと、抽選で特製プレゼントが当たります。
 私も当たるといいのですが。

 そういえば、肝心の劇場版をまだ観ていませんでした。
 また観に行こうと思いますが。

 私個人の感想で言えば、原作漫画が一番面白いと思うのですが。
 ただ、月刊誌に掲載している漫画なので、ストーリーの進行があまり早くないのが、ちょっと足りない感じがしないでもないですが。


 ところで。
 この作品にだけでなく、「悪魔や妖怪の血をひく者が、悪魔や妖怪と戦う」という設定は、古くからの伝説や伝承などにも多くみられます。
 例えば、大陰陽師・安倍晴明には「葛葉姫という白狐を母に持っている」という伝説があります。
 日本だけではなく、西欧にも「ダンピール」の伝説があります。人間と吸血鬼(ヴァンパイア)との間に生まれた「ダンピール」は、優れたヴァンパイア・ハンターとなれるという伝説です。菊地秀行の有名な小説『吸血鬼ハンターD』シリーズは、これを元に創られています。
 『青の祓魔師』の「サタンのご落胤」とか、『吸血鬼ハンターD』の「ドラキュラ伯爵の血をひく男」など、「随分と厨二病な設定だ」というご意見もあったようですが(笑)。
 しかし現代のエンターテイメント作品にも、古くからの伝説・伝承の影響を受けていることがある。
 そう考えれば、面白いですね。



 それでは、今回はここまで。
 それでは、また次回。





*TVアニメ『青の祓魔師』公式サイト
http://www.ao-ex.com/tv/



*『青の祓魔師』劇場版公式サイト
http://www.ao-ex.com/



*京都市交通局のHP
http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/




*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm




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