血糖値が怖い

2020-12-05 22:17:07 | 日記
 12月5日土曜日 昨夕の陸上選手権は、広中嬢が敗れてため息が出た。二人ともオリンピックに出したいよ。今日は、夕方、ジョグしてると湾岸事務局の良二さんに遭遇。呼び止めて、いろいろとお尋ねした。汗が噴き出るほど追い込んであったようだが、邪魔してすみませんでした。

 さて、表題。「とうとう爺さんも、意地汚く食べ過ぎ飲みすぎで糖尿病になったか。ざまぁみろ、自業自得というもんだ。」皆さんの大方の感想だそうで。爺さんの行状については核心をついてはいますが、じつは深刻なのですよ。

 一つの例。2019秋、「橘湾岸スーパーマラニック」W77㎞あたり、樺島灯台への登り道、「まぁ、なんとか帰ってこれるかな」と判断して暗闇を進む。だがしかし、しだいに想定以上に脱力感が襲ってくる。スタート時、4本持ってきたエネルギージェル「粉飴」は使い切っている。フラフラと何とか灯台にたどり着くも、帰りの下り坂さえも脚が覚束ない。真夜中の山中に行き倒れか、、灯台下の駐車場に戻ってくると無いはずの飲み物エイドがあった。思わず泣きそうになりながら、コーラを2杯貰った。熊本の大木さんが、ランナーがなんとなく気になって登ってきたとのこと。これでどうにか樺島公民館エイドにたどり着くことができた。

 若い頃から、空腹になると、突然、動悸が始まり、全身に冷や汗、身体が震える、意識がもうろうとして平常の動作受け答えが出来なくなる。何か甘いものを食べるか、甘いジュースを飲むかすると、次第に落ち着く。一人で事務作業をしているときはまだいい。会議中とか来客応対しているときは、悲惨である。何度も取り返しのつかない失態をした。空腹なら必ず起きるわけではない。これは起こると予測するのも難しい。
 30歳代に人間ドックを受診した際、医師に相談した。『インスリノーマというのがあるけど、、、』が、精密検査がとか治療が必要だとか言う話はなかった。いらい35年以上、何度も発作を繰り返しながらも生きてきた。ウルトラマラソン、マラニックを走るときには、多分、他のランナーよりも、余計に食べていると思う。コンビニがあれば、たいてい寄る。ゼリーとか、プリンとか、手を出す。怖いのである、空腹状態になるのが。

 この体質は、どうにかできないものか。7月、あるウルトラマラソンランナーのブログで、この本を知った。
著者は、医師であり、スーパー市民ウルトラランナーである千木良淳さん。「橘湾岸」にも出場されている。『西荻式ダイエット』 さっそく、朝食抜き生活を始めた。以来、炊事全般を引き受けた立場の利もあって、思うように実行している。5か月経過、朝食を食べたのは、10日にも満たない。

 爺さんの現体重は、54,15kg。この5ヶ月では1㎏も減っていない。でも、それでいいのである。体がぐんぐん成長している子供は避けるべきとは、書いてあるけど、70歳を超えた爺さんがやってはいけないとは書いてない。おそらく、こんなことをやるジジイがいるなんて、想定してないのだろう。その成果。11月22日武雄嬉野jogtripでは、起床して到着するまでに、ローソンのサンドイッチとブラックコーヒー、42km走る間はエイドの食べ物のみ。(どんなものを食べたか、他の参加者のblogを参照してください。) 自宅まで高速道路を運転する間は「ファストウオーター」のみ(これは、運転中に万が一、低血糖になると大変危険なため)。当日は、気温18℃前後、無風、日差し無しという絶好の条件であったが、それを差し引いても、うれしい結果であった。

 爺さんは、ダイエットはしておりません。1日3食キチンと食べて、、ということをやめたのであります。もう、好きな時に好きなものを十分満腹に食べております。ウルトラマラソンを、走るために。

 続きます。