春の日に

2020-03-30 11:25:07 | 日記
 今年も桜が咲いた。爺さんは、明日、3月31日で満71歳となる。馬齢を重ねるというが、ともかくもここまで来たお礼の挨拶はしておきます。

 春風や闘志いだきて丘に立つ  高浜虚子

 高校の卒業式に、闘病中の国語の先生から卒業生へのメッセージに引かれていた句。今は、教科書に載っているそうだ。これからの進路も定まらない不安を抱えた身には、学年主任の先生が読み上げた手紙と、この句は、じーんと響いた。たかが17文字だが、以後、あれほどの感銘を覚えた言葉は無い。もう半世紀も過ぎたが、桜花にあうと思い出す。
 爺さんはというと、青春の蹉跌、支離滅裂、無責任、、、とわが身を責める言葉には限りがなく周囲の人々に迷惑をかけ続けて、いまだに手遅れを繰り返しながら、後悔の上書をしながら生きております。

 春風や補聴器こしに恋を聞き

 、、、と、加齢性難聴に補聴器が効き、この春は野鳥の恋のさえずりがよく聞こえます。

 不要不急ではありますが、桜を見に、いつもの那珂川市市ノ瀬まで、お散歩ランをしました。伏見神社の桜。那珂川沿いにさかのぼります。
中の島公園の売店で、弁当買って、一人でお花見。ビールは無し。子供連れや、お年寄りが、楽しんでありました。

 往復で30km。これで、今月のとぼとぼランは,323km。とぼとぼでも3ケ月も続ければ、力がみなぎり張り切っていざマラソン大会へ、、という気分になれるのでは思いましたが、膝が痛くなるだけで、やっぱり老化かと気落ちするだけです。楽しみにしていた「山寺蔵王ウルトラマラソン」も「橘湾岸スーパーマラニック」も中止になりました。ついにこの春は大会無しです。まぁ、一人でお散歩ランを楽しむことにします。