北海道車中泊の旅-15（2017年秋）

１０月８日（木）５時３０分起床　曇り時々晴れ
パッコーン、パッコーンという音で起こされました、何かなと思ってドアを開けて覗いてみると早朝パークゴルフ、散歩替わりなんでしょうね、何せ無料ですから。初めてみたんですがパターの親分みたいなヤツでテニスボールみたいなヤツを叩いています、ボールは硬そうです、後はゴルフとおんなじ感じですかね、コースはゴルフよりは短めですが意外に距離はありますね。あれぇすぐ前の東屋にテントが、近くにハーレーがライダーさんですね、昨晩雨を避けて避難したようです。

「道の駅　虫類」-1

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外に出るとアスファルトは濡れていましたが雨はあがっていました。洗面とトイレに道の駅に行くとまぁ駐車場には結構な車が停まっていますねぇ、昨晩は土曜日とあって相当の車がここで車中泊したようです。

「道の駅　虫類」-2

キャンプ場の駐車場に戻って朝食の準備をしていると陽が射して来ました。熱々のコーヒーとホットサンド、いちごジャムとブルーベリージャムをパンにつけ焼いただけのシンプルなホットサンドなんですが、この景色を見ながら食べるといつもより美味しく感じられるのは何とも不思議です。

「道の駅　虫類」-3

朝食も終わり片付けしていると先ほどのライダーさんと目と目が合い「ご挨拶」、「コーヒーでもいかがですか」と声をかけると朝のダべリングタイムです。若い人かなと思ったらそうでもなく私よりちょい下ぐらい、函館の方で定年後も勤務していて合間を見て道内各地をツーリングしているそうです。北海道の方はいいですよね、思い立ったら直ぐに行けてしまうこんな感じのところがあっちこっちにありますので。定年後のことや趣味の話に、古いバイクのレストアが趣味のようで現役時代から古いバイクを集めて今少しずつ手掛けているそうです。そして道南の情報も教えて頂いちゃいましたぁ。朝陽を浴びてコーヒーを飲みながらの何気ない会話、何とも気分がいいですねぇ。ありがとうございました、ＹＫさん、またどこかでコーヒーを。

「道の駅　虫類」-4

そんなこんなで今日も予定はありません。天気予報をみると天気は北海道も秋らしく安定して来たようですので少し北の方に行ってみようと思います。本当は下川、興部あたりを散策してもう一度枝幸方面まで足を延ばしたいんですが、そっちは寒さが厳しそうなんで旭川方面に向かうことにしました。でその前に洗濯物が少し溜まったのでやっつけてから行くことに、先日「中川一郎記念館」に寄った時に案内の方が大樹町にコインランドリーが出来たという話を聞きましたのでそこに行ってみようと思います。
８時少し前道の駅「虫類」出発、大樹町に向かうＲ２３６は真っすぐな道が続きその右手側には日高山脈が連なっています。朝の澄んだ空気のなかでその景色があまりに綺麗だったんで畑の中の脇道に車を停め撮影タイムです。

「日高山脈」-1


まぁ残念ながら私の写真の腕前ではその全貌をお伝えすることは出来ませんが、何とも北海道らしい景色でした。

「日高山脈」-2

道の駅「コスモール大樹」に到着、この近辺が大樹町の中心部のはず、周囲を見回しましたがコインランドリーらしきものは見当たりません。道の駅のwifiを捕まえてコインランドリーを検索しても出て来ません、あれぇ。まてよ、「中川一郎記念」は確かこの先の広尾町、そして港に入る船の乗組員が利用するとか言っていたような、ということは大樹町ではなく広尾町の方か、早速広尾町でチェックすると出て来ましたコインランドリー、聞き間違いでしたぁ！（歳を取ると……、トホホ）
気を取り直してナビに住所入力して広尾町に向かいます、ここから２０kmありますけど、まぁいいでしょう。道路沿いに直ぐに発見、コインランドリーの使い方も大分慣れて来ましたパッパとセット、小一時間で終了です。往復で５０kmの遠回り、とんだ洗濯になってしまいました。

「コインランドリー」

さて洗濯も終わりましたんで北に向かいましょう、また道の駅「虫類」まで戻りそこから帯広・広尾自動車道に乗り終点一つ手前の帯広芽室ＩＣで降りＲ３８に、清水町の十勝・清水ＩＣで道東自動車道路に乗り占冠ＩＣで下りました。（日勝峠不通代替によるこの無料区間何度も利用させて頂きました、どうやら日勝峠開通により１０月いっぱいで無料区間は終了みたいでした）

「道の駅　自然体感しむかっぷ」

「紅　葉」
ここからＲ２３７で富良野方面に向かいます。金山峠を過ぎるあたりから紅葉がスゴイことに、十勝にいる時は正直北海道の紅葉ってこんなものなのかなぁって思っていました。

「紅　葉」-1


久しぶりに来た富良野ですが賑やかですねぇ、少し違和感を覚えます、まぁ富良野には用事がありませんのでサラッと通過です。

「富良野」

富良野を過ぎた空知川沿いがまたスゴイことに、曇り空が残念ですが、それでもいい感じです。

「紅　葉」-2


道東、道北の山々の紅葉は黄色が多くいまいち、本州の紅葉の方がいいかなと思っていました。

「紅　葉」-3

でも大雪山系の西側にくるとモミジの赤が多くなって、いい勝負になって来ましたねぇ。

「紅　葉」-4

列車が通っていると絵になるんでしょうが、そうそうはうまくは行きません。

「紅　葉」-5

うっとりと車窓の紅葉に見とれていると直線なのに車の流れが急にゆっくりに、事故でもあったんでしょうか？　おっとぉ出ましたねぇこの旅２回目のレーダーパト、注意、注意、要注意です。（ フウッ～良かったぁ、追い越しなどかけなくて）

「レーダーパト」


そして道の駅「スタープラザ芦別」に到着、ここ結構混んでますねぇ。今日は結構走ったんでここで車中泊しようと思ったんですが、このちょっと先の道の駅「うたしないチロルの湯」が気になったんでそっちも覗いてみることにしました。

「道の駅　スタープラザ芦別」


道の駅「うたしないチロルの湯」
２０kmぐらい走るとありました道の駅「うたしないチロルの湯」、車が２～３台、芦別と比べるとちょっと寂しいですねぇ、どうしようかなぁ？　取り敢えず温泉に入りましょう、温泉の方は混んでますねぇ、こっちの駐車場は一杯です。

「道の駅　うたしないチロルの湯」-1


お風呂はかけ流しではなく循環でしたが、旅先のお風呂としては十分満足です。

「道の駅　うたしないチロルの湯」-2

そしてお風呂の入口にこんなのが展示してありました。そういえばここに来る途中の芦別や付近の赤平、砂川って歌志内も含めてみんな炭鉱の町ですね。大昔に「社会」か何かの科目で習ったことを思い出しました。

「道の駅　うたしないチロルの湯」-3

駐車場に戻ってみると車が少し増えていました、キャンピングカーもありましたんでその脇に駐車、今晩はここで車中泊することにしました。もう真っ暗、道の駅の外灯を頼りにベッドメイキング、湯冷めしないうちに車に入りました。途中のセイコマで買った弁当を拡げて晩飯、食後ラジオでも聞いて時間をつぶそうとしましたが電波がイマイチ、仕方ないんで文庫本を取り出し昨日の続きを読むことに、車の出入りもなくあまり音がしません。炭鉱が栄えている頃は賑やかだったんでしょうがどうやら今は「強者どもが夢のあと」って感じですかねぇ、でも本を読むにはちょうどいい感じ、そんな歌志内の夜が静かに静かに更けて行きました。

本日の走行距離　３１２ｋｍ（　道の駅　虫類　⇒　道の駅　うたしないチロルの湯）　累積走行距離　４，５７８ｋｍ

次回に、つづく。


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