【写真:遊び噴水を通過するH。突如噴水が出てくるため、ここを通過するのはドキドキ。ちなみに、Hが噴水の一撃を喰らったことはこの写真を見れば明らかである。】
私がペテルゴフへ来たのは昨年の9月以来だが、見事な噴水群と美しい庭園は見る人全てを魅了する。ここの噴水は見るだけではなく、ちょっとした遊びを楽しむこともできる(写真)。特に散策ルートなどはなく、人々は思い思いに庭園の中の噴水群をみてまわる。宮殿を見るという手もあったが、ここは庭園を散策するだけでも十分だと思う。
2時間ほど散策して庭園を出る。突如雨が降り出したりしたが、一時的なものだった。さすがに帰りも船を利用するのは高いし、そもそも帰りは別の交通手段をと思っていたので、Hと相談。ここからペテルブルクへはバスやマルシュルートカ(中型乗り合いタクシー)などいくつか交通手段があるが、帰りは列車を選択。庭園の前からバスに乗り、駅へ向かう。
しばらくして車内のチケット売りの係に、駅まではあとどれくらいか聞いたところ、周囲の乗客数名がこぞって「次の停留所だ。」「もうすぐだ。」と笑顔で教えてくれた。ちょっとしたことだが、見知らぬ人々がこうして親切にしてくれるととても嬉しい。フレンドリーな人々が多く、困っていると時にお節介なまでにいろいろ教えてくれるのがロシア人。そんな人々と一緒に同じバスに乗り合わせるのも、ツアー旅行では出来ない楽しみの一つと言えよう。
新ペテルゴフ駅(Новый Петергоф)からペテルブルクまで、近郊列車では約45分ほど。各駅停車である上、フィンランド湾を迂回するようにカーブを描く路線なので所要時間は短くないが、ロシアの鉄道の例にもれず料金が半端じゃなく安い。行きは船で400ルーブルだったが、帰りはバス12ルーブル、鉄道36ルーブルの計わずか48ルーブル。ロシアの鉄道では現在外国人料金が撤廃され、ロシア人も外国人も皆同じ料金。今は学割がない時期だが、秋から冬の間は、学生は近郊列車が半額で利用できる。
Hのペテル観光、充実していたようでなによりです。ぼくにとってもこの間のロシア旅行は今回の欧州各国の旅行のなかでも一番印象的で感動する旅行でした。
それでは引き続きロシア滞在たのしんでね!
この噴水の仕掛け、ご存知だったんですね。本文には書かなかったのですが、確かにこの後ろにのぞき窓付きの小屋があり、そこで操作しているようでした。もう一つ、子供たちがよく遊んでいる仕掛け噴水では、知らんぷりで座っているおじさんが操作しています。人がコントロールしているわりには、結構容赦なく水が出てきてずぶぬれになる人もいました。
いたずら好きというピョートル大帝も、こんな噴水で楽しんだのかもしれませんね。
>i p
既に「公電」も送信したけれど、帰国おめでとう。日本人が外国人に見えるのかぁ。俺も帰国したらそう思うのかもね。日本にはおかしなところもたくさんあるから、せっかくフランスに一年間いた君が悪いところに毒されないことを祈ってます。
君が感動したロシア、ペテルブルクは今が観光シーズン。また遊びにおいでよ!!
日本の様子など、また知らせて下さいな。