ロシアの北都 サンクトペテルブルク紀行

2005年秋から留学する、ロシアのサンクトペテルブルク(旧レニングラード)での毎日を記します。

ラジオ付き携帯電話

2005-12-15 00:52:54 | Weblog
Понедельник 12 Декабря, 2005
Сегодня, когда я пришёл на урок, другие студенты отсутствовали. Поэтому мы с преподавательницей розговоривали о историе. Мы иногда говорили по-англиски, потому что мне ещё трудно говорить все по-русски. Наш разговор был очень интересный. Вечером, в магазине, на Финляндском вокзале, я купил мобильный телефон. Но я не могу использовать его хорошо, потому что у него есть обьяснение только на русском языке. Сначала, мне нужно узнать значения незнакомых слов.

2005年12月12日 くもり時々雨
ロシア滞在103日目
【今日の写真:ブリーニーを食べる女性(写真左)。もともとはマックのクリスマス装飾を撮影しようとした写真。バシレオストラフスカヤ駅前にて。】

今日の主な動き
07:10頃 起床
08:47頃 出かける
08:57 マヤコフスカヤ駅
09:06 バシレオストラフスカヤ駅
09:17 学校
11:55頃 大学近くの文房具屋
12:04 クリーニング屋
12:09 コピー屋
12:20頃 バシレオストラフスカヤ駅前の「テレモーク」
12:31 バシレオストラフスカヤ駅
12:41 ガスティニードヴォル駅
12:50 日本センター
13:53 ネフスキー通り駅
14:01 マヤコフスカヤ駅
14:13 帰宅
17時過ぎ 夕食
17:49 出かける
17:55 ジュコフスキー通りの写真屋
18:17 ボスタニヤ広場駅
18:26 レーニン広場駅
18:32頃 フィンランド駅構内にある携帯電話の店
19:36 レーニン広場駅
19:47 ボスタニヤ広場駅
19:58 いつものインターネットカフェ
20:37 帰宅

 今日の授業に出席したのはなんと私一人。いくら欠席者が多くても最近は何とも思わなくなったが、さすがに一人だけというのはこれが初めてである。

 そんなわけで授業時間は先生と、日本の天皇や、歴史などの話をした。先生が、「ロシアで、有名な監督が昭和天皇について描いた映画を作った。日本の天皇について日本の人達はどう思っているのか?」と聞いてきたことがきっかけ。私自身の考えならともかく、他の日本人がどう思っているかなんて、実際に聞いてみないことには分からない。先生は終戦直後に天皇が人間宣言を出したことを知っていた。そこでまずは歴史の話から始め、東京裁判や戦争責任のことなどを説明しようとしたが、「承認」「責任」「占領」などといったロシア語を知らず、ロシア語で全てを説明するのは甚だ困難であることが分かった。誤解を避けるため、ところどころ英語も交えながら説明すると、先生はそれをロシア語に翻訳してくれた。

 授業の終わりのほうで、先生はこんな話をした。「ロシア人の中には今もレーニンやスターリンを慕う人がたくさんいる。」ロシア革命の指導者であるレーニンならともかく、スターリンが慕われる理由が、私はとっさに思いつかなかった。先生はこう続けた。「レーニンやスターリンの時代には仕事が、お金が、生活が全て保障された。でも今のプーチンは違う。私達の賃金も少ない。」私が、「それが社会主義と資本主義のなのではないか。」と尋ねると、「その通りだ」と言われた。
 資本主義に移行しつつあるとはいえ、ロシア人の中にはまだまだ社会主義時代への郷愁を持つ人が少なくないようである。日本で生活し、教育を受けてきた私にとって、社会主義、計画経済というのは全く別世界の出来事であった。しかし資本主義の影の部分で、生活に苦労している人達もいる。これがロシアの現実なのだ。今日の先生との会話で、そのことに気づかされた。

 夕方、携帯電話を買い出かけた。日本から持ってきた携帯電話の利用料金がやたら高く、ロシア国内どうしの通話ならばここで買った方が安い。
 メトロで、先日夜景を撮りに出かけた際に偶然見つけた、ハバロフスク出身の青年がくれた割引カードが使えるフィンランド駅構内の携帯電話の店へ。店員は私のことを覚えていた。

 機種は実にたくさんあった。最近の携帯電話には、通話という本来の目的を逸した余計な機能がつきすぎである。静止画や動画カメラ、MP3、パソコンとの互換性など、携帯電話というよりポータブル多機能端末と化している。パソコンとの互換性があるのはデータのバックアップが可能という点でありがたいが、カメラ付きは私の好むところではない。700万画素のデジカメを持っているのに、携帯電話の貧弱なカメラなど使うことはないから。通話以外の機能の中で唯一私の目にとまったのがFMラジオ。携帯電話でラジオが聞けたら、ロシア語のリスニングになる。
 そこで、カメラなし、FMラジオ付きの機種を探す。ところが、FMラジオの機能がある機種にはもれなくカメラが付いており、やむを得ず30万画素カメラ付きの機種を買うことにする。

 ロシアで携帯電話を買う際、外国人は外国人登録の書類とビザ、パスポートが必要である。料金は前払いで、日本のように銀行などの口座から引き落とされるということはない。使い逃げする人でもいるからなのだろうか。ともあれ、これなら使いすぎる心配もなく安心。
 利用する携帯電話の会社は、本体に入れるSIMカードを選択することによって選ぶ。「どの会社がよいか?」と店員に聞かれたが、そんなことは分からない。すると、「友達の携帯電話はどこの会社か?番号を言ってみて。」と言われ、ロシア人の友達の番号を言うと、「それはMTSだ。」と教えてくれたので、私もMTSにすることに。会計窓口で支払いをし、書類数カ所に、店員に言われるままにサインをする。
 すぐに使えるというので、早速私の日本の携帯電話から、新しい携帯電話にかけてみる。最初、番号の先頭に「+」をつけていたため何度やってもつながらなかったが、店員に聞くと、「+」はいらないといわれ、番号だけ入力してかけなおすと、今度はちゃんとつながった。店員は、「また困ったことがあればいつでも聞きにおいで。」と言ってくれた。

 帰宅後、携帯電話をいろいろいじってみるが、説明書も、画面の表示も全てロシア語。試しに日本の携帯電話にメールを送ろうと思ったが、なぜか失敗。ようやくキーボードの入力音を消したり、サイレントモードにしたりする方法は分かった。また、付属のイヤホンをセットして、ラジオを聴くモードにすることにも成功した。
 そこで夜は、専らラジオを聴くという、本来の目的を逸した用途に用いたが、ステレオで、大変きれいな音質であった。FMだからなのか、1局だけニュースみたいなのをやっていた他は、どの局も音楽を流していた。

 ロシアの携帯電話、果たして十分に使いこなせるのかどうか分からないが、通話はできそうだし、リスニング用のラジオもついでに入手したと思えば満足である。



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