
老木など、大切な木は、一度に根回しをせず、半分ずつ2年に分けて根を切ります。
動かすまでに、3年。
それまでずっとそこで生きてきたのです。なるべくストレスをかけずに、動かしてあげたいです。
樹木の移植には、それぞれに難易があり、移植困難な樹種、老木、貴重種などは、直接掘り取り移植をせずに、あらかじめ根回しを行う。根回しは、細根の発達を促し、移植後の活着を容易にすることである。根回しの方法は以下の通り。
□溝堀式根回し(深根性で、粗根、直根性の樹種に適している)
1.根元直径の3~5倍の鉢径を定めて掘り込む
2.掘り込み時に、三~四方に力根を残して、他の根は鉢に沿って切断する
3.鉢の下部にも掘り進め、太根や直根も残らず切断する
4.切り口は鋭利な刃物で切断し、太根に腐敗防止剤を塗布する
5.四方に残した力根は、幅15cm以上に環状剥離を完全に行う
6.根の処理後、根巻き、縄締めを行い、仮支柱を掛けて表土、または畑土を埋め戻す
7.枝抜き、剪定などを行い、枝葉を少なくし、養生させる
□断根式根回し(浅根性で、細根、密生根の樹種に適している)
1.側根を切断する
2.枝抜き、剪定などを行い、枝葉を少なくし、養生させる
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