いつかオトしてやる!

最近久々に恋しました。相手はなかなか手ごわいです。戦闘開始!

352.愛人にしかなれない女

2006-12-31 23:27:03 | 戦闘日誌
12/26(火)



夜、仕事が終わってから同僚のOさんに食事に誘われた。


『今年も終わりだし今月月島さんすごく頑張ってくれたから

 ご飯おごるよ~、どう?』



今日は車で出勤してたので現地集合で店へと到着。

いつものカンジで楽しく食事をしていた。

が・・・ 衝撃的な言葉を聞かされた。


『こんなこと言える立場じゃないけど、ずっと前から

 好きだった。付き合ってほしい』



彼は既婚者。妻一人、子二人。当然のことながら断った。



家に着いて携帯を見ると彼から伝言が入っていた。

20:42

<ありゃりゃ、ありゃりゃりゃ。(車の音)じゃぁねぇ>

くすっ (@ ̄w ̄@)ぷ 

電話をしてみたが留守電。彼の真似をして同じ伝言を入れたw

そしてメールをうった。


件名 今帰宅

本文 タッちゃんからもらった時は運転中で気付いてなかった・・・ ゴメンネ(m_ _)m

    既婚者から付き合ってほしいと言われました・・・

    アタシって愛人にしかなれない女なのかもね(苦笑)



本当に凹む。愛人になんてなりたくないのに・・・

only oneになりたいのに。


21:35

Check baby Check baby 1 2 3
<BENNIE K Puppy Love feat.GIPPER(NORA)>

電話がきた。


『冷たいのねぇ』

『え?何?何のこと?』

『メールしたよぉ』

『え?メール?知らんよ、来てない』

『見てみ』


メール受信をしてみた。


件名 ・・・

本文 誰・・・


あ、本当だ。来た。すぐに電話がかかってきた。



『ごめん、今、来た』

『でしょぉ?・・で』

『・・・ 同じ店の人』

『Oかぁ~!』

『よく覚えてるねぇ、名前』

『覚えとれよっ、明日店に電話したるでっ』

『そんな言い方せんといてぇ』

『当たり前やろっ、普通やないやん

 で、ちゃんと怒ったんやろうなぁ、馬鹿にしてるのっ!って』


『え・・ 怒ってはいないけどちゃんと言うたで。

 Oさんのこと好きか嫌いかの以前の問題でアタシは既婚者と
 
 付き合う気は全くないからって』


『あ~、そういう言い方はダメやなぁ』

『え~、じゃどういう言い方ならいいのぉ』

『もっとバシッと言わな~!・・・ま、アンタなら言えんわな』


この後色々と話をしていた。


『クリスマス終わって落ち着いたって思ったら

 また新しい男が現れるんやもんなぁ~』


『新しい男って・・・アタシにその気がないんやしっ』


彼がTV電話に切り替えた。彼の顔が見える。


『こんな可愛い子が目の前に座っとったら

 そりゃ、惚れるわなぁ~~』


『いやらしい言い方せんといてぇ

 目の前におっても惚れてくれへん人もいてるんよ』



ジ~ッと私を見つめる彼。と、思ったら急に叫んだ。


『しずくぴょん、助けてぇ~助けて』

『何?何が起こったん?』

『しずくぴょん、早く助けてぇ~』


周りの風景が見える。真っ暗な広い駐車場?


『助けてはええけど、そこが何処が判らんよ~』


明るい建物が見える。さっぱり判らない。


『タッちゃぁん、判らんよ~~』

<コメダ珈琲> の看板が見えた。判ったっ!


『コメダや~!判ったっ!すぐ行くっ』

『え~~、どこのコメダか判るのぉ?』


そうだ・・ コメダってそこらじゅうにあるやん _| ̄|○


『もうっ、そうやっていつもアタシを弄ぶぅ~』

『そんなことないよ、しずくっ』


わざと格好つけていう彼、憎たらしい。


『そんなことあるわっ、助けてって言われたら助けに行きたくなるやん

 ・・・ めちゃ会いたくなるやん。その気もないくせにぃ』


『今からそっちに行くで待っとってっ、じゃぁねぇ』


電話を切られた。え・・ そっちに行くって・・・



22:50 彼がウチに着いた。


『さっきのどこのコメダ?』

『○○の。どっかの誰かさんに電話したら出ぇへんから

 くっそ~って思ってパチンコしたったっ。

 で、すごいメールが飛んできたで返事したのに返って来ぉへんもんなぁ』


『・・ごめん』

『あやまらんでいいんやよ、アンタにあやまられると俺が困るでっ』


ファミレスへと場所を移す。

彼がジ~ッと私の顔を見つめる。


『何?何ぃ?何かついてる?イヤ~ん、教えてよぉ』

『別に何もついとらんわっ、見たいで見とるんやろ~』

『ウソやぁ、タッちゃんが見るときって絶対何かおかしいときやもん

 教えてよ~!トイレ行って見てこかなぁ』


『・・アンタってほんっといい子やなぁ、別に何もついとらんわっ』


ファミレスを出てウチの前に停まった。

そして先ほどの話へと流れていった。


『キツイこと言ってまったし顔見て帰ろうと思っとったのに

 あ~、俺ってダメなヤツ・・・』


『ううん、アタシがアカンのやて。言わなよかった』

『それはダメっ、ヤキモチ妬くけど、ナイショにされるのはイヤ』


時間はもう0時半を過ぎていた。


『遅くなってまったな、もうお帰り』

『うん、ごめんね、ありがとう』


車を降りようとして止まった。


『・・ ねぇ』

『(^v^)もちろんギュッってしてからねっ』



彼が運転席から私を抱きしめた。


『もうっ』

『何でもう?よう判らんけどもうって言われたわ~(笑)』

『(笑) 気をつけてね』

『ウチ、目の前やで。タッちゃんこそ気ぃつけてっ』


走り去る車に手を振った。

部屋に入りすぐに彼にメールをした。


件名 アリガトウ

本文 毎日声聞けて、たくさん一緒にいられて

    たくさんダッコしてもらって、たくさんチュウしてもらってetc.

    幸せ過ぎて目眩がしそうです。ちょっと怖いです

    アリガトウ

    明日も気をつけて頑張ってね o(^▽^)o



シャワーを浴びて部屋に戻って髪を乾かす。

Check baby Check baby 1 2 3
<BENNIE K Puppy Love feat.GIPPER(NORA)>

え?こんな時間にメール?


件名 おやすみなさい

本文 いつも変な事いってスイマセン(..)

    ホントにダメダメだよね・・・口悪いし(>_<)

    いつも顔見てるのは・・・

    別に何もついてないし、ただみたいから見ているだけなので

    気分悪くさせるなら謝りますm(._.)m

    明日は雨だろうけど・・・ 自転車気をつけてね(^_-)-☆




ココロが暖かくなる。


アタシ、アナタのonly oneになれるといいな・・・







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351.クリスマスにもらった安心

2006-12-31 21:24:06 | 戦闘日誌
12/25(月)



早朝、彼を送り出してから彼に申し訳ないと

思いながらも夢の中に戻る。

そしていつもの時間に起きて出勤。


11:40

その他大勢着うたが鳴る。メールだ。

彼からのクリスマスグリカだった。


TO:しずくちゃん♪さん

タイトル:メリークリスマス(^0^)



メリークリスマス♪いい夢見れましたか('◇')?

サンタさん来てくれたかな?あったかマフラーありがとうm(._.)m

FROM たつし



ヽ(≧▽≦)/ キャー  嬉しいな♪

わざわざ仕事中にグリカ作ってくれるなんて。


ランチタイムに彼に返事を出した。


件名 アリガトウ

本文 グリカありがとう

    大好きなタッちゃんと一緒にいられて

    最高に幸せな夢が見れました。

    贅沢にお腹いっぱいだったし

    ちゃんとサンタさんも来てくれたよ

    アタシと同じ物貰えるとは思わなかったけど・・・

    ある意味、以心伝心(笑)

    眠いでしょ?お仕事辛くないかしら・・・?

    気をつけて頑張ってね。

    ホントにアリガトでした



----------------------- そして 夜 ----------------------


20:12

Check baby Check baby 1 2 3
<BENNIE K Puppy Love feat.GIPPER(NORA)>

電話がきた。


『はぁい、お疲れ様~』

『どっかの女が俺がクリスマスやで他の女と

 一緒にいるかもって疑っとるでさ~』


『(笑) そうそう、タッちゃんはモテモテやからねぇ』


TV電話に切り替えた。作業着姿の彼が見えた。

「どうだ~」とばかりに得意気な顔(笑)


『仕事しとるっちゅうねん』

『お疲れ様っ』

『じゃ、これから仕事だからまたねぇ』

『はぁい、気をつけてねぇ』


くすくす(@ ̄w ̄@) なんか、らぶり


22:03

Check baby Check baby 1 2 3
<BENNIE K Puppy Love feat.GIPPER(NORA)>

今度はTV電話が来た。


画面から見えるのは・・・ 社用車??暗くてよく判らない。


『もしもぉし、よく見えんよ~』


今度は車がよく見えた。会社らしき建物も見える。


『こんな時間でもまだ会社におるっちゅうねん』

『はいはい、お疲れ様。ってか、そこまで

 してくれんでもええのに(笑)』


『疑いは晴らさなアカンでっ』

『判らんでぇ、まだ10時やしこれから女んとこへ走るんかもしれんしっ』

『オマエなぁ~~~、誰もおらんっちゅうねん』

『(笑)うそうそ。遅くまでお疲れやねっ』

『あったりまえやろ~~ 

 それじゃ、まだ後片付けしなアカンでまたねぇ』


『はぁい、頑張ってねぇ』



本気で言ってた訳じゃないんだよ。

本気で他の人と過ごすのではって疑った訳じゃない。

「他の人とクリスマス過ごすんじゃないの~」

って言ったのは安心が欲しかったから。

「仕事だよ」って言葉が聞きたかったから。



クリスマスにもらった安心

タッちゃんありがとう






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350.おかしくて嬉しいクリスマスイヴ

2006-12-31 01:33:18 | 戦闘日誌
12/24(日)


目が覚めて携帯の時計を見る。時間はもう11時だった。


『おはよう』

『起きたん?おはよ』


起きてすぐに隣に好きな人がいるって幸せな目覚めだな・・

彼の腕の中は本当に暖かい。


そのまま昨日の延長戦。

昨日、彼は私だけをイカせて自分はイカなかった。


『タッちゃん、アタシ、タッちゃんがイカないのはイヤだよ』

『俺はしずくが気持ちよければ満足なのっ』


私だって同じ気持ちなんだよ・・・

今度はちゃんと二人でイこう。




そして身支度を終え部屋を出たのは14時過ぎ。

遅いブランチを近所のカフェでとり

クリスマスイヴということでケーキを買うために

彼が前にいた営業所の近くのケーキ屋さんに行った。


その後は飛騨牛の店へ。

しゃぶしゃぶを注文しようということに・・・

種類が、並、上、特上と3種類。

上と特上を比べてみようと両方注文。


『う~ん・・・ 違うっていえば違うけど・・』

『何か俺は上の方がおいしいような気がする』

『アタシも。別に上でいいやんってカンジやわ。

 並も頼んでたら並でいいやん。やったかもしれんね w』



安上がりな私たち(笑)


『お腹いっぱいだよぉぉ、ご馳走様ぁ』

『あ、そういえばっ、買い物行かんかったやん~!』

『ん?大丈夫。まだ買えるから。そこのミニスト寄って』

『コンビニかよ・・』


コンビニに入り、キョロキョロ。

あ、あった!私の欲しいものっ!

大きいのと小さいの二つ手に取る。



『タッちゃん、タッちゃん、これっ。買ってくださいっ』

『え~~、欲しいものってそれぇ?』

『うんっ、そーだよ』


実は今まで人から買ってもらったことがないのだ。

いい大人なのに恥ずかしくて欲しいなんて言えなかった。

大好きな彼からクリスマスイヴに買ってもらったお菓子のブーツ。

めっちゃ嬉しい ヽ(≧▽≦)/ 



サンタブーツを抱えてニコニコとコンビニを出る。


『アンタってほんっとに・・ いい子やなぁ』

『え??何で?アタシ、ホンマにこれ欲しかってん。

 初めて。これ買ってもらったのっ。

 めちゃ嬉しいわぁ、アリガトっ、タッちゃん』


『どういたしましてっ』



二人で部屋に戻り買ったケーキとシャンメリー(笑)で


メリークリスマス♪


2個ずつ買ったがお腹が一杯すぎて1個しか食べられなかった。


さっき買ってもらったサンタブーツを飾る。

大きいほうは私の。小さいほうは・・・ ミニタツの。

この間もらったお札の横に飾った。

ミニタツ、メリークリスマス♪



そして一度はひっこめたプレゼントを彼に渡す。
戦闘日誌・327.ゲームしてくっ参照)

ラッピングを開ける彼。


『お~っ』

『メイドインしずくでゴメンネ』

『マジで!?』

マフラーの網目を広げる彼。


『広げるな~!アラがばれる~』

『帽子と同じやな ww』
(今年のバレンタインに帽子を編んであげた)


彼がガサガサとカバンからロフトの包みを取り出した。


『はいっ』

『マジで?』


包みを開けると・・・

『ちょっとカブったけど ww』



白と赤と緑色のマフラー。


『アンタ、白と赤とバッタ色が好きやって言ったやん(笑)』

『ヾ(@゜▽゜@)ノあはは 確かに言った~~』

『これして風邪ひかんようにっ』


おかしくて嬉しくて・・・ ちょっと涙が出た。

そして、同じ物をプレゼントに選んだことも・・・

<風邪ひかないように> 同じこと考えてたんだね。




翌日は二人とも仕事。彼は早出出勤。

だけど当たり前のようにシャワーを浴びてベットへと入った。


今夜はただ抱き合ったまま眠りへと入っていった。



---------------------- よく朝 ----------------------


5:30

目覚ましのアラームが鳴った。


『タッちゃぁん、朝やで~おーきてっ』

『う~~ん・・・ おやすみぃ』

『おやすみはダァメッ』

『・・・おはよう』

『おはよっ』


そして少しだけ抱き合って彼は身支度。


『気をつけて頑張ってね、寒いから』

『うん、ありがとう。また電話する』

『はいっ、いってらっしゃいっ』


精一杯の笑顔で彼を送り出す。私が彼に出来る唯一のこと。


ベランダに出る。

振り向いて手を振る彼。

幸せだったクリスマスイヴ。ありがとう。



そしてベットに戻りまた眠りに落ちる私であった。








(← 349)     (351 →)


349.暖かくて甘くて切ない夜

2006-12-31 00:18:41 | 戦闘日誌
前回の続きです

------------------------------------------------------



19:49

Check baby Check baby 1 2 3
<BENNIE K Puppy Love feat.GIPPER(NORA)>

彼がウチに着いた。


『やぁ、しずくぴょん、何食べたい?』

『めっちゃお腹すいたから何でも食べたいっ』


着いた所は落ち着いた雰囲気の洋食屋さん。

明日はクリスマスイヴとあってメニューは

クリスマスディナーのみであった。

15分くらい待って席に案内された。


『まだクリスマスやないのに

 クリスマスディナーなんて贅沢してええのぉ?』


『明日だと混んでるからちょうどいいんじゃない?

 今日は洋食が食べたかったのっ』




こんな風にゆっくりと彼と食事するのってすごく久しぶりだな・・・

落ち着いた照明でロウソクの明かりがユラユラ。

時間がゆっくりと流れているように思える。


しかし早飯食いの私・・ 

お皿の上の食材はあっというまに吸い込んでしまう。

しかもお腹がすいていたので余計に(苦笑)


『早っ、もっとゆっくり食べろよ~

 ・・・そんなにお腹がすいてたのぉ?』


『( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ  ごめん、こういうの実は苦手やねん

 ゆっくり食事をする習慣がないからさぁ

 でもね、早飯食いは仕事が出来るんやってさ』


『それってウチの会社の人も言ってた気がする

 ま、いいけどさぁ』



それからはゆっくりと彼と食事を楽しんだ。

素敵な時間・・・

連れてきてくれてアリガトウ、タッちゃん。




そしてコンビニにより部屋へ帰宅。


いつものように床に座りTVをつける彼。

ゆっくりと食事をしていたのですでに時間は0時。


そして私はバスルームへ・・・

出てきたららやっぱり彼は床で寝てた w

起こしてバスルームへ行くように促す。

彼がシャワーを浴びている間、髪を乾かす。


いつものようにタオルを腰に巻いた彼が部屋に入ってきた。

いつものことなのにやっぱりドキドキ

彼の髪をドライヤーで乾かしてあげた。



そして、二人でベットに入った。


7月7日以来・・・

久しぶりに彼を私の中に感じた。

受け入れるとき少しだけ怖かった。何故かは判らない。


とっても暖かくて、甘くて・・ そして少し切ない夜。

抱き合ったまま眠りに落ちていった。







(← 348)     (350 →)


348.何色が好き?

2006-12-27 20:50:49 | 戦闘日誌
12/23(土)



朝、起きて洗濯をまわす。

そして今年最後の気合を入れた掃除。

普段あまりやらない冷蔵庫や家具の下や裏までピカピカ

部屋中舐め回してもいいくらいだ。

久しぶりの達成感。満足 <(`^´)>エッヘン。


夜には彼に会えることになっているが

昨日はしっかり約束をしていない。

夕方になるにつれ不安が現れはじめた。


18:50

電話をしてみるが留守電・・

18:55

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<BENNIE K Puppy Love feat.GIPPER(NORA)>

電話がきた。\(o ̄∇ ̄o)/


『もしもしぃ?』

『やぁ、しずくぴょん。

 ちょうど今電話しようと思っとった』


後ろが騒がしい。

『今どこぉ?』

『ロフトにいる。さっきまで献血してた』

『献血ぅ?ってこないだしたばっかとちゃうん?』

『成分献血はすぐに出来るんだよぉ』

『ふぅぅん、そうなんやぁ。

 ロフトなんかで何してるん?

 お腹すいたで~はよ来てぇ~』


『何色が好きだったっけぇ?』

『・・・どどめ色 w』

『赤、白が好きなのは知ってるけどぉ』

『えとねぇ、バッタ色っ ww

 赤は携帯の色。白はインテリアで好きなの。 

 って言うたやん、何もいらへんって。

 もう7時になるで、お腹すいたよぉぉ

 朝、ケーキの残り食べたっきりなの~』


『俺だって何も食べとらんから同じやわっ

 ねぇ、何色が好きなのぉ』


『そんな即席で選ぶ物はいりませんっww』

『もう2時間くらい悩んでるんだけど・・』

『あんな、欲しいものあるのっ。

 明日、一緒に買いに連れてって。それがいい』


『え~、そうなのぉ』

『うん、だからはよ迎えに来て』

『じゃ、7時半過ぎにはそっちに行けると思う』

『はぁい、気をつけて来てねぇ』



よかった♪ 彼に会えるんだ~♪ 

わぁいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪


私のために彼がプレゼントを選んでくれていたのは嬉しい。


クリスマスに欲しいもの。

実は一つだけあるのだ。



彼が来る時間までせいいっぱいオメカシをして待った。

ドキドキ~ 心臓が飛び出しそうだよ。







(← 347)     (349 →)


347.夜中にまるごとケーキ

2006-12-25 20:56:54 | 戦闘日誌
12/22(金)


毎年、会社の取引先からクリスマスケーキを買わされる。

毎年のことだが独り者にホールケーキはつらい・・・

しかも今年は休みの関係上、今日会社にまとめて届くのだ。



夜は今年最後のバイト。

昨日バイトが終わったらメールか電話してと言われた。


22:08

電話をしたが留守電。

まだ仕事か・・ と思ったらすぐに着メロが鳴った。


『もしもしぃ?』

『な~に~ぃ?』

『昨日、タッちゃんがバイト終わったら電話かメールしてこい

 って言うたんやんかぁ~、な~に~ぃってさ。

 もういい、失礼しましたっ』



ブチッ。こちらから電話を切った。

な~に~ぃ?って何よ、憎たらしい。

いつも彼がしていることを

そのままそっくりお返ししてやった。( ̄ ̄ー ̄)v


すぐに彼から電話がかかってきた。


『俺のマネせんでもいいやん』

『だって、な~に~ぃってイヤそうに言うからさ

 電話して悪かったわって思って切ったったっ』


『俺は今、走っとるんやわ~』

『は?何で??』

『ご飯屋さんが閉まるでっ、10時半までなんやわ』

『ご飯やさん?どこの?』

『来るぅ?』

『来るぅ?って・・・ ホンマにそんな気ないくせにっ』

『○○だよ、でもアンタが来る頃はもう終わってまうな

 俺が食べ終わってからならいいけどっ』


『じゃさ、ケーキ食べない?今日もらって来たの。

 会社から買わされたケーキっ。アタシの夕ご飯 w』


『今日~~!?』

『だって今日、明日くらいで食べないとまずくなるもん。

 そっちにお迎えに行ってあげるよっ』


『とりあえず食べ終わったら電話するわ』



その後時間は経過し・・・

お腹すいたわ~~!ウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン!

もう待ってられないっ。電話をするが留守電。



件名 もう

本文 ホントに電話に出ないなー。

    秘密の多い男は大変だね。

    もう待ってられない。

    お腹すいたからケーキ食べます。 じゃね。




そしてクリスマス用のホールチーズケーキを食べる。

切るのが面倒なのでそのまま丸ごとフォークでほじくって食べた。

なかなか贅沢だな w 味は・・・う~ん。 ま、こんなもんだな。

だが、お腹がすいているため半分近く食べてしまった。(⌒ロ⌒;)

こんな夜中にケーキ食べていいのか!?ま、いいか w



1:27

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メールがきた。


件名 ごめんm(._.)m

本文 ○○でサワー飲んだらヘロホロになってしまい・・・

    気持ち悪いまま部屋に帰って来てTELするつもりが・・・

    うとうと寝てしまいましたよ(T_T)

    秘密の多い男は大変だね
    ↑
    スリーサイズくらいです(^_^;)

    ケーキごめんなさい(○_○)



はぁ・・・ アホか・・・ 酒弱いくせに飲むなっちゅうに。

つーか本当にTELする気があればしてこれるもんだよ。

「つもり」はしてないのと同じこと。


件名 そんなモンやわ


件名 あぅ・・・

本文 ごめんなさい。サワーがおいしそうだつたんだ>


ん?なんか文章おかしいな・・ 酔っ払ってるのね、きっと(苦笑)



ま、いいや。贅沢にケーキ食べたし w

でも明日の約束って結局曖昧なままなんだよね・・・

どうなることやら ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~







(← 346)     (348 →)


346.サンタいらない

2006-12-23 00:00:40 | 戦闘日誌
12/21(木)


今日は朝からFA会議・・

っていうか、国債満期償還の翌日にこんな会議なんてやるなよな・・


朝一番のカリキュラムはコンプラの話。

しょっぱなから船を漕いでしまった。

真面目な人間の真面目な話はつまらない。


休憩時間に携帯を見ると彼からメールが来ていた。

あら、朝からメールなんて珍しいこと・・


8:27

件名 おはよ(^0^)

本文 しずくちゃんおはよ(^0^)

    昨日は帰るなり寝ちゃいました(^_^;)

    ごめんm(._.)m

    今日も一日頑張っていこうね0(^-^)0



件名 オハヨー

本文 >昨日は帰るなり寝ちゃいました(^_^;)

    ごめんm(._.)m

    うんにゃ、アタシも寝ちゃったから

    今日も一日頑張っていこうね0(^-^)0
    ↑
    あいっ。アタシは一日会議です。朝から船漕ぎました

    気をつけてお仕事してね



おかげで少し目が覚めたわ、アリガト、タッちゃん♡




昼からはJALの教育係の人がやってきて

コミュニケーションとマナーの話。

さすがに元国際線のアテンダントだっただけに

美人で賢そうで魅力的な人であった。

笑いも交え興味深く聞くことが出来た。

朝一の話とは大違いだ。


会議ということでバッチリ定時 ( ̄▽ ̄d)

店に電話を入れ帰宅すると告げる。

その後は歯医者・・・ 



歯医者から帰ってきてからはいつものように電子箱(パソコン)

今日は一日中椅子に座っていて疲れた・・・

もう早く寝てしまおう。ベットに入って夢うつつ。


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夢の中から戻される。


『もしもし・・・』

『もしかして寝てた?』

『んと、なんとなく寝てた』

『ごめん、ごめん。じゃぁねぇ』

『待って、待って。いいの。起きた』


この後はお互いの会社の話をした。


『土曜日、夜から来てねっ』

『まだ検討中』

『あ~~、イヴイヴやから誰かと約束しとるんやぁ~』

『オマエなぁ~、TV電話でも何でもしてこればいいやろっ

 色々と準備があるんやわ~』


『準備ぃ?何の?』

『色々と事情ってもんがあるやろ~』

『え~、いやん~。土曜に来るって言ってたやん~』

『出た~、わがまま女~~

 じゃ、25日は早出やけど24日の夜に泊まる』


『え~、23日の方がいいな。だって翌日休みやとゆっくりできるやん』

『オマエは不安なだけやろっ。ところでさ、何色が好き?』

『え・・・ どどめ色 w ってか絶対に何もいらんよっ。

 絶対に絶対に絶対にいらんっ』


『オマエなぁ~、俺がせっかく考えとるのに~』

『アタシはタッちゃんが一緒にいてくれたらそれでええの

 物は何にもいらへんからっ、マジでっ』


『俺じゃなくてサンタさんが持ってくるんやもんっ』

『アタシんとこにはサンタは来なくてええのっ』

『俺は来てもらいたいんやもんっ』

『タッちゃんとこには小さいサンタ来るで、一応。

 ってか、今どこ?走ってるん?』


『家におるよ』

『そうなんや』

『疑っとるやろ~』


彼がTV電話に切り替えた。

彼の顔のアップが見える。


『それ、何?布団・・・?』

『これコタツ布団』

『なるほど。だからそんな模様なんや』

『コタツ大好き』


この後はたわいのない会話で電話を切った。



彼が私にプレゼントをしようと考えていて

くれているのはすごく嬉しいのだ。

でも・・・ 彼から物をもらいたくない。

物は残る。それがイヤなのだ。

それにプレゼントでもらうような物で欲しいものなどない。

というより、彼が傍にいてくれるだけで

それだけで私には最高のクリスマスプレゼントなのだ。


ごめんね、タッちゃん。いらないなんて憎たらしいこと言って。

でも・・・ 本当に何もいらないんだよ、何も。






(← 345)     (347 →)


345.その気・ある・なし

2006-12-23 00:00:35 | 戦闘日誌
12/20(水)


朝、いつもの場所にバイクを停めて池を見ると

たくさんカモが浮いていた。かぁわいい♡

彼に見せようっと♪ 写真を撮った。


今日は国債の大量満期償還の日。

ペイオフで騒がれた影響からである。


朝から晩までバタバタと一日中走り回った。

月収の4倍ほどの収益をあげた( ̄ ̄ー ̄)v

帰りに外交のOさんに食事に誘われたがお断り。

とても食事どころじゃないよ・・・ 疲れた・・




家に帰ってから久々に自分からメールしてみた。

朝のカモ、見せなくっちゃ(^v^)


21:26

件名 お疲れ様

本文 朝撮った鴨の画像。可愛かったよー

    今日は久々に燃え尽きました。

    たくさん稼いで疲れたぁ

    褒められて嬉しかったけどプレッシャー・・・

    明日も頑張らないと。

    風邪ひいてない?寒いから気をつけてね。



(見難いけどカモが浮いてるの)



21:30

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<BENNIE K Puppy Love feat.GIPPER(NORA)>

電話が鳴った。


『もしもしぃ、お疲れ~』

『お疲れ~、俺も燃え尽きた~』

『ww お疲れさまっ』

『早出で朝の7時から働いて、さっきまで。

 電柱登りすぎて疲れた・・・』


『そうなん・・・?可哀想に。疲れたね』

『いつものことやで可哀想ではないんだよ~。今日給料日やった♪』

『わぁい♪わぁい♪ご馳走してぇ~、焼肉ぅぅ』

『・・・無駄遣いしちゃだめよ、とか言えば偉い女やなぁって思うのに・・』

『何でやねん、普通給料日やって聞いたらたかるやろ w』

『怖い、怖い』

『今帰ってるの?』

『コンビニに停まっとる』

『コンビニぃ?』

『お腹すいたでっ』

『お腹かぁ・・・ すいたなぁ』

『食べてないのっ?そんなに貧乏なの?』

『ww 確かに貧乏やけどさ。言ってたやん

 最近ダイエットのために昼間の弁当を半分残して

 店で夜食べてるの。それが夕ご飯 w』


『迎えに行こうかぁ?』

『マジで言ってる?遅くなるでぇ~』

『ま、いいや。じゃタツ君はコンビニで買い物するから

 またあとでねぇ~』


『はぁい。アタシも今からお風呂に入る』

『あらぁ、ヌードになるのぉ?』

『ヌードになるよ、お風呂やもんっ』

『立派な乳首出すわけねぇ』

『あ~~、またそんなことゆう~!舐めてって言うぞ』

『間違えた、本気で。立派な乳房って言おうとしたのにww』

『あほっ、乳房も立派やないしっ

ムカついた。やっぱし舐めてって言お~』


『しずくが誰かに舐められて感じて濡れてるとこ

 想像するだけで死にそう~~。妄想君~』


『アホかっ』

『ま、いいや。じゃ、また後でねぇ~ばいばい~』


まったく・・ もうっ。



シャワーを浴びて顔の手入れをする。


22:43

Check baby Check baby 1 2 3
<BENNIE K Puppy Love feat.GIPPER(NORA)>

電話がきた。


『お風呂はいったのぉ?』

『入ったよ、まだ髪ぬれてるけど』

『じゃぁねぇ、ばいばい~』

『ちょ、ちょっと待って~』

『髪乾かさんと風邪ひくで切ろうと思ってる

 俺のやさしい心遣いが解らんのかぁ』


『そんな簡単に風邪ひかんわっ。もう家に着いたん?』

『ご飯食べてきた。まだ寮まで20分くらいかかる』

『え?コンビニに寄ったんちゃうん?』

『お腹すいたでやっぱやめてご飯食べた。

 食べ過ぎて気持ち悪い。迎えにきてぇ~』


『いいよっ、ってか・・車どうするん?アカンやん』

『じゃ、いいっ』

『・・・タッちゃん、その気ないのにそうやって

 言うんやもんなぁ~ ホンマ、ずるいわぁ』


『その気あったらどうするぅ?』

『え・・・』

『ま、いいわ。帰るっ。帰ったらメールか電話するねぇ』

『うん、気ぃつけてねっ』



本気で迎えに来てなんて気なんてないくせに・・・

私の気持ち知ってて~ 意地悪っ!


でも、私も前みたいに『来て』『行く』って言わない。

前なら彼が『迎えに行こうか?』とか『迎えに来て』って

言ったら絶対に会おうとしたのにね・・ 何でだろうな・・




それから顔の手入れを済ませベットにはいって

試験のためにテキストを見ていたが段々と眠くなってきた。

いつもならこんな時間に眠くならないのに・・・

今日はそうとう疲れがきているらしい。

電話かメールするって言ってたけど待っていられないや。


件名 珍しく・・・

本文 もう沈没・・ おやすみなさい(v_v)zzz



あっというまに夢の中に吸い込まれていった。

明日は朝から一日FA会議。頑張らないと・・







(← 344)     (346 →)


344.ヤキモチ合戦

2006-12-22 00:00:03 | 戦闘日誌
12/19(火) 5:50


目覚ましの音が鳴った。外はまだ暗い。

こんな暗いのに起きて仕事に行くのか・・ 大変だな・・


トゥルルル~×4回 ガチャッ


『はぁい♪おはよぉ~~起きてぇ~』

『おはよう・・・』

『外、暗いね。寒そう、大変やね』

『暗いなぁ・・ 眠い・・』

『寝たらアカンよ~!起きてっ』

『起きるよ、俺さ、昨日すごい夢見たわ』

『どんな夢??』

『エッチしててイク寸前で起きた』

『誰とぉぉ~~!』

『・・・・・・ 月島さん・・』

『ホンマにぃぃ??』

『起きて、ヤベ~って思って見たけど無事やった

 ここんとこオナニーさえロクにしてないからな~』


『もうっ、朝から何ゆうてんのっ』

『かぁわいいぃ』

『あほっ、ちゃんと起きるんやよっ』

『はいっ、ありがとう』

『じゃ気をつけていってらっしゃいぃぃ』


もうっ・・・ (/// o ///) 朝っぱらから何て話してんのよっ。

でもエッチの相手が私でよかったと思ってしまう馬鹿な私・・・



------------------- そして 夜 ---------------------


22:24

世界中のクエスチョンマーク
(スガシカオ・午後のパレード)


ん?こんな時間に午後のパレード?誰だぁ?

ウィンドウを見ると彼からのプッシュトークだった。

プッシュトークは彼専用の着うたに設定してなかった。


ピロリ♪ピロリ♪

ん?何も聞こえないぞ・・・


『もしもしぃ、どうぞ』

ピロリ♪

『やぁ、しずくぴょん』

ピロリ♪

『何故にプッシュトーク?』

ピロリ♪


今月はプッシュトークがかけ放題らしい。
(本当かどうか知らないが・・)

調子にのって72回も会話を交わす私たち。

かけ放題じゃなかったらお互い360円かかってるんだよね ww


彼は会社から15分くらいのところに停まっているらしい。

翌日早出のために寮に帰るか会社で泊まるか悩んでいる。



彼が普通の電話でかけなおしてきた。



『なんか相手が無言だと話ししにくいねぇ~』

『トランシーバーやと思えばいいんやん』

『え~、トランシーバーで喋ったことないもん』


この後、いつもの<私がモテて大変>発言をする彼。


『そうそう、モテて大変っ』

『出た~、強気発言っ』

『タッちゃんが言わせるんやんっ』


この後売り言葉に買い言葉で過激な発言をする私。


『またそういうこと言って俺をあおる~~逆効果やぞ~!』

『逆効果って・・・ 別にあおっとる訳やないしっ

 タッちゃんが言わせるんやんかぁ』


『アタシは可愛いって思っとるくせにっ』

『そんな風に自信満々やったらこんなに苦労せぇへんわ

 タッちゃんだって自信満々やんっ』


『俺に自信があるわけないやろ~! 自分は大好きやけど』


この後、彼が仕事先でお客さんからうちの娘の婿に

ならないかとかよく言われるという話になった。


『よかったねっ、モテモテでっ』

『でも一人っ子でジジババいて実家が○○って

 言うとみんなそれ以上言わなくなるんだな~』


『アタシだってお客さんからお見合いの話

 たくさん持ちかけられるわ』


『さぁすがぁ~』

『もういいっ、こうなったら見合いしまくって

 お金持ちのおじさんの所に嫁に行ってやるぅ~』



ブチッ ツーツーツー

切られた・・・ かけなおすがすぐに留守電。

もうっ・・・ ほっておこう。


すぐにかかってきた。


『も~っ、だからぁ、切るのはやめてよぉ』

『ムカついたで切ったったっ』

『タッちゃんが悪いんやんっ』

『俺が悪いんや?』

『そうっ、タッちゃんが悪いのっ w』

『そうかぁ、俺が悪いんかぁ』

『w もうお互いこういう話はやめっ』

『あ~、せっかく落ち着いたけどそろそろ電池切れそう』

『またぁ?誰とそんなに毎日喋ってるん~』

『オマエもそのうちわかるわ~!

 SHは電池のもちが悪いんやわ~~

 ってことで途中で切れるとイヤやで会社か

 寮にたどり着いたらメールするでっ、じゃあねぇ』


『車ん中で寝たらアカンよ~!風邪ひくからっ!』



お互いにヤキモチ妬き合戦・・・ (苦笑)

何やってんだろ、アタシ達。


しばらくしても彼からのメールはなかった。

たぶんそのまま車の中で寝てしまったのだろう。

彼にメールをしてみた。


件名 結局

本文 車で寝てしまったの~~

    ダメぢゃないの~ 風邪ひかないでよ~
    
    さっきね、言い忘れたんだけど…

    クリスマスプレゼントはいらないから…

    絶対絶対絶対いらないから。

    催促してるわけじゃなくホントにいらないの。

    アタシにはタッちゃんが一緒にいてくれるだけで

    最高のプレゼントなの。ホントにそれで十分幸せ

    アタシのはたいしたプレゼントじゃないし

    お金もかかってないから

    (渡す前から言うなよってカンジだけど)

    イウ゛の夜はウチでのんびりシャブシャブにでもしよっかぁ

    めっちゃ楽しみにしてますっ




そう、彼と過ごせるならそれが私にとって最高のプレゼント。

それに・・ 彼から物をもらうのが嫌なのだ。


メールを打ち終えて夢の中に入っていった。



2:16

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<BENNIE K Puppy Love feat.GIPPER(NORA)>

メールの音で目が覚める。


件名 冷凍目覚め

本文 あまりの寒さに目覚め会社まで来ました。

    知らぬまに寝ていた・・・体がいたいよ(+_<)

    ごめんなさい。寝ているとこにすいません。

    おやすみなさい♪よい夢を



やっぱり車で寝てしまってたのね・・

この寒さで車なんかで寝て~!アホっ!


件名 も~~っ

本文 >あまりの寒さに目覚め会社まで着ました。

    風邪引くってば、それでひいても心配なんてしてあげないよっ

    知らぬまに寝ていた…体がいたいよ(+_<)
    ↑
    あんぽんちんっ

    ごめんなさい。寝ているとこにすいません。
    ↑
    タッちゃんからのメールならどんなときでも

    嬉しいからあやまらなくてよー。

    明日も気をつけて頑張ってね。



トイレに行って戻ってきた。寒っ、冷える・・・

またメールが来た。珍しい。


件名 ダメな自分・・・

本文 起こしてしまったね・・・

    ホントに寒くてたまらない・・・多分・・・ひくな・・・

    心配なんてしてあげないよっ
    ↑
    はぁ・・・あんぽんちんっな・・・僕

    タッちゃんからのメールならどんなときでも

    嬉しいからあやまらなくてよー。
    ↑
    謝りますm(._.)m

    明日も気をつけて頑張ってね。
    ↑
    ありがとう。しずくちゃんもねo(^-^)o

    起きていたの?



件名 ホントにっ・・・

本文 >起こしてしまったね…

    大丈夫っタッちゃんからのメールなら。

    ホントに寒くてたまらない…多分…ひくな…
    ↑
    クリスマスに風邪でキャンセルしたら

    他の女のトコに行ったなって思うからねっ

    あんぽんちんっな…僕
    ↑
    ホントっ

    謝りますm(._.)m
    ↑
    だからー、謝るなっちゅーのっ。

    しずくちゃんもねo(^-^)o
    ↑
    あいっ。明日は大きな仕事がたくさん

    だからテンションあげて頑張るわっ

    起きていたの?
    ↑
    寝てたよ。




本当にあんぽんちんっ・・・ 弱っちいくせに

風邪ひかないでよね、明日も元気で頑張って。

メールしてくれてありがとう。


   
 


(← 343)     (345 →)


343.行っちゃイヤだよ

2006-12-22 00:00:01 | 戦闘日誌
12/18(月) 


いつもどおり目を覚ます。

今日は彼を起こす約束はしていなかった。

彼の車に一緒に乗っていく先輩がいるから

朝、電話をかけてくるらしい。



7:36

Check baby Check baby 1 2 3
<BENNIE K Puppy Love feat.GIPPER(NORA)>

電話が鳴った。


『おはようっ』

『おはようございますっ』

『走ってるの?』

『もう会社に着いてる』

『はやっ!』

『昨日メールも何も送ってこんもんな~

 いつも言っとるやろ~!帰ったってメールしろって』


『え~、だってぇ、すぐに寝てまうやろなって思って

 メールしたら音鳴るからやかましいやん』


『30分くらいはウダウダしとったわ。心配するやろ~!

 無事に帰っててよかったわ』


『ごめん、ごめん~』

『じゃ、タツくんはこれから仕事だから』

『はぁい、気をつけて頑張ってねぇ~』


朝から無事確認電話(苦笑) 嬉しいな・・ (^v^)

悪かったなってのと嬉しかったのとで

久しぶりに昼間にデコメールしてみた。


件名 お疲れ様 (m_ _)m

本文 昨日はアリガトウ

    朝からくれて嬉しかった

    昨日メールしなくてゴメンネ

    今日はホントに寒いからお仕事気をつけてね。

    夜まで長丁場だけど頑張ってください。

    キャバクラなんて行っちゃイヤだよ。

    行ってもアタシには言わないよーにっ。




今日は忘年会だと言っていた彼。

2次会でキャバクラに行こうと誘われたらしい。

行くのかって聞いたら

<俺も男やからまったく行きたくないって訳では

ないけど、そんなのに金使うくらいならおいしいもの

食べておいしいカクテルでも飲んだほうがいい>


と言っていた。ホントかしらね・・・w



------------------ そして 夜 -------------------


22:07

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<BENNIE K Puppy Love feat.GIPPER(NORA)>

電話が鳴った。あれ?忘年会のはずじゃ・・・?


『もしもしぃ』

『もしもし~』

『忘年会とちゃうん?』

『もうとっくに終わって送らされて

 今帰ってきよるとこ』


『え?車?飲んでないん?』

『飲んでない。もちろんキャバクラも行ってないわ~

 メールで言わんでも直接言えばいいのになぁ』


『だってぇ、行くなとは言えへんしぃ・・ ダメ?』

『可愛いなぁって思ったけどっ。俺、会社の人に

 ○○まで送らされたんやぞ~』


『なにぃ~、○○まで来たなら帰り寄ってくれればええのにぃ』

『俺は疲れとるんや~!送ってったらあがってけって言われて

 奥さんにりんごむいてもらって食べながら話して

 挙句に泊まってけとか言われて逃げ出すの大変やったんやぞ~』


『いい人やん w』

『とりあえず寮に着いたで部屋に入ったらまたかけなおすわ~』


22:36

Check baby Check baby 1 2 3
<BENNIE K Puppy Love feat.GIPPER(NORA)>

ふたたび電話が鳴った。


『お疲れ~』

『ホントに疲れたわ~』


忘年会での愚痴を聞く。

その後任天堂DSの話になった。

動物の森というゲームがすごいらしい・・・

最近のゲーム事情からはかなり遠ざかってる私。

以前はゲーム大好きだったのにな、今はゲームに没頭する

気力というか・・ あまり興味がなくなってしまった。


TV電話に切り替えられた。


『ちょっとこれみてみ~』


任天堂DSのお料理のゲーム?を見せられた。

きっちりと手順を踏んで料理の仕方を教えてくれる。

もちろん先生が喋る。(ロボットみたいな声だけど)

最近のゲームって・・ すごいのね、びっくり。w(゜o゜)w


『おお~、すごいぃぃ、でもさ・・これって活用されてるん?』

『全然活用してない・・ でも何故か買っちゃったんだよねぇ』

『じゃ、活用してよ、ウチに作りに来て ww

 あ、でも台所が嵐のようになりそうやからやっぱええわ』



そして早出出勤の彼を5:50に起こす約束をして電話を切った。



7時に会社を出発するらしい。大変だな・・・

目覚ましを5:50にセットして・・っと。

朝はめいっぱい元気に起こしてあげよう。

彼が一日元気に頑張れるように・・・






(← 342)     (344 →)


342.色んな気持ち

2006-12-22 00:00:00 | 戦闘日誌
前回の続きです。

------------------------------------------------------



公園を離れ近くのラーメン屋に行った。

本当によく食べる人・・

と言っている私もよく食べる女(苦笑)


ラーメン屋を出て車を走らせる。

彼の寮の方向とは違う方へ向かっていた。

<どこに行くんだろ・・・?>


ず~っと昔朝までいた河川敷の駐車場に停めた。

この間、独りで私が歩いてきた場所だ(苦笑)
戦闘日誌・307.しずく凍死せず参照)



『はい、おいでっ』

『うん・・』


無言でしばらく抱き合っていた。

突然彼がクンクンと犬みたいに私の匂いを嗅ぐ。


『も~~っ、匂い嗅ぐな~!』

『犬やもん、ワンワンッ』

『臭いからイヤやっ』

『臭くないよ、いい匂い』

『それ、タッちゃん専用やもん。

 タッちゃんに会うときしかつけない。

 だって、タッちゃん前にその匂い

 好きやってゆうてたやんねっ』


『オマエはっ、可愛いなぁ・・・』


ギュ~~~ッと抱きしめられる。


『タッちゃんだっていい匂い』

『じゃ、俺もオマエとだけつけよっ

 こんなこと言うとまた怒られるかもしれんけど

 過去に付き合った女はそうやって言っても誰もつけんかったぞ』


『え~、そうなのぉ?そりゃアタシだって

 めっちゃ嫌いな匂いやったらつけへんよ。

 でも、嫌いじゃなかったしっ、プチサンボン。

 好きな人が好きな匂いならつけたいしっ』



ギュッと抱きしめられたままキスされる。


『さっきみたいにドキドキさせること言わないで』

『ん?さっきみたい?』

『他の人に乳首見てもらお、とか舐めて♪とかっ』

『何でドキドキ?理由が判らん。タッちゃんが

 アタシにヤキモチ妬く理由がないやん』


『・・・そうやな・・ アンタには何も言えんのやった。

 でも、何でか判らんけどヤキモチ妬いてまうんやわっ』


『ヘンなのっ』

『こないだのメールの男の話はとんとしないし

 何かと俺をドキドキさせるしっ、男心を心得てらっしゃることっ』


『別に話すことなんて何もないしっ。そんなつもりないもんっ

 そんな器用やないこと判ってるやろ?』



私のお腹の肉をつまむ・・・ (~_~メ


『も~~っ、つまむなぁぁ~

 痩せるから見てろ~!』


『痩せなくていいからっ』

『だって、醜い・・』

『全然醜くないし、抱き心地いい~』

『だって、タッちゃんが連れて歩いて

 恥ずかしくないようにしたいんやもんっ』


『もうっ、オマエは~~』


再びギュ~~ッと抱きしめられる。


『オマエはいつもそうやっていうけど俺はこんなやぞ~

 オマエが甘やかすからやろ~』


『何で?タッちゃんはそのままで十分かっちょいいよ

 世界一ハンサムっ』


『オマエ、目、おかしいからっ』

『タッちゃんがお洒落したいって思うならすればいいし

 アタシ、別にお洒落な男が好きな訳やないし

 アタシだってお洒落な女やないしっ』


『君は十分綺麗やよ、俺も最近太ってきたし何とかしなアカンな~』

『ジムに復帰しようかと思ってるの。

 こないだジム仲間も戻ってこいっていうし

 シェイプせんとこれ以上ヤバイ』


『またモテモテになるね~』

『何でモテモテやのん、全然やわ』

『俺もジムに行こうかなぁ』

『じゃ、一緒に行こ』

『無理、無理っ』

『何で?楽しいよ~』

『俺は極度のヤキモチ妬きやって言ったやろっ

 オマエが他の男と喋っとるの見たらムカつく

 それでオマエが気にして喋らなくなるのイヤやし

 だから一緒の所には行けないのっ

 オマエだって俺が他の女と仲良くしてたらイヤやろっ』


『んん~・・・どうやろぉ、その場になってみな判らん』


彼が私にヤキモチ。すごく嬉しい言葉だった。

思い切って・・ 聞いてしまおうっ。

聞くなら今しかないっ。


『あのね・・ タッちゃん、クリスマスって・・・』

『こないだプレゼント早いでもらえんって言ったやろ?』

『だって・・ しっかり約束してへんよ』

『別に何も予定はないよ』

『ホンマ?本命とか愛人とかたくさんいてるのに?(笑)』

『・・・・・ アンタねぇ・・もう誰もいませんっ

 だけど泊まらんぞ~!俺、25日早出なんやで~!』


『泊まらんでもいいよ、でもその前の日は?』

『前の日か前々日かどっちか仕事。今、判らん』

『ま、何でもいいや。じゃ約束ねっ』


クリスマスイヴの約束・・ しちゃった。

<もう誰もいません>

本当かどうか・・ 信じられない部分もあるけど

でも・・ 嬉しいな。一緒に過ごせるんだ。


そのまま2時くらいまで過ごし彼を寮まで送り届け帰宅した。



色んな気持ちが入り混じった一日だった。

悲しみと感激と嬉しさと・・・ いっぱい。



今日はもう何も考えずに眠ろう。







(← 341)     (343 →)


341.右側だけホカホカ

2006-12-21 00:00:01 | 戦闘日誌
前回の続きです。

------------------------------------------------------



イルミネーションの公園へと向かう前に

近くのショッピングタウンへ寄った。

暖かい飲み物を買うためだ。


飲み物を買うのが目的のはずがヤマダ電機へ入る。

彼は<Wii>のために大きいTVが欲しいらしい。

あほ・・・(苦笑)

私はお決まりのパソコン自作コーナーを物色。


彼を探し店内をウロウロ。たぶんあそこだな・・・

いた!やっぱり ww 

マッサージ器の所にちゃっかりと座っている彼。


『これすごいぞ~、気持ちいい~』

『はいはい、アタシちょっとコテみてくるね』


ストレートヘアの私。巻き髪に憧れる。

ちょっと巻いてみたいな・・ でもな・・ と以前から思ってた。

やっぱり今日も買えなかったのだけど w


店を出て公園へと向かった。

満車かと思ったら運よく空いていた。


『うわぁ、綺麗やねぇ~!』


公園の木が光の木になっていた。

ドラえもんやらピカチューやらの光のオブジェもたくさん。

当然ながら露店も並んでいた。


『甘酒、買お~♪ あ、アルコール大丈夫かなぁ?』

『酒かすくらい大丈夫やろ~』


じゃがバターも購入。よく食べる人 w


『よう食べるねぇ・・』

『こないだは何食べたっけぇ?』

『たこ焼きとドテ丼とおでんっ

 ところでこれは何ご飯?』


『おやつ』

『(笑)』


などといいながら私もチョコバナナにかじりつく(笑)


『それだけ食べれは大きくなれるわっ』

『大きくないもんっ、大きいのは気だけっ』

『お尻も乳首もデカイやろ~!』

『乳首ぃ~!ムカツクぅぅ

 ・・・ つか、アタシの乳首、大きい?』


『知らんわ、言ってみただけやわ~

 アンタに言うと真面目にとられるでイヤや』


『ムカついた。こうなったら他の人に見てもらお』

『銭湯とかで他の女と比べてみればいいやろ~』

『だって銭湯は女の人っていってもおばあちゃんとか

 ばっかやから判らんっ。男の人に見てもらお~♪』


『見せたら舐められるわっ』

『いいもんっ、そしたら舐めて♪っていう(笑)』

『ムカついた~!』


ダ~ッと走り出す彼。 

ε=ε=ε=(┌`)┘

も~っ・・ 面倒なので追いかけない w


歩いていくと彼が止まっていた。


『たまには走れよ~』

『走らんもんっ』

『はぐれるやろ~、はいっ』


腕を差し出す彼。


『め~ずらしぃぃ』

『もう二度としんっ』

『ウソウソっ』


彼の腕にしがみついた。



公園中が光に包まれて綺麗だった。

光の中を歩く二人。なんて素敵♪


外は寒いけど右側だけはホカホカだった。






(← 340)     (342 →)


340.ライブの誘い

2006-12-21 00:00:00 | 戦闘日誌
前回の続きです。

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車を走らせカフェに着いた。

古い蔵を改造してあるお洒落なレトロな感じのカフェである。

1階は陶芸教室と器のお店。2階がカフェ。

ここも昔の同僚と仕事帰りによく来た場所。


『タッちゃん、びっくりするでぇ』

『何が?』

『いるかなぁぁ~、いわお君』


引き戸を開けて店の中を見渡す。

いたっ!大きくなってる~!

ゾウガメの「いわお君」 扇風機型のヒーターの下にいた。


『お~~!すごいぃ』

『すごいやろ?いわお君っていうねんで

 なんか大きくなった気ぃするわ~。

 久しぶりやなぁ、いわお君、会えて嬉しいわ』



2階への階段を上がる。

木で出来ているためミシミシと音をたてる。

そこがなんとも味わい深くていい。


彼はタピオカ入りのアイスオーレの

ような飲み物とハニートースト。

私はキャラメルケーキにフレーバーラテのキャラメル。

キャラメルづくしの甘あま・・・ 


ふざけたり、面白おかしく色々な話をする彼。

私を元気付けるようにしているのがなんとなく解る。


彼の前ではいつも笑っていようって決めたじゃない。

私が彼に出来ることはいつも笑って元気でいること。


カフェでの何気ない時間が過ぎていく。

自然とココロが落ち着いていく。


会計を済ませ下へと降りた。


『ちょっとトイレに寄っていくわ』


彼がトイレに入ろうとすると店のご主人に声をかけられた。


『ライブ、どうですか?』

『あぁ、さっき気になってたんですよ~

 でも平日やもんなぁ~ 2月だし・・・』



サックスのライブのポスターが貼ってあった。

彼は自分でもサックスを持っている。

サックスが大好きなのである。


ご主人とサックス話に夢中な彼。

トイレに行くのすっかり忘れてる w

私は店の中にある器を見たり、作業をしている

従業員さんを見てボーッとしていた。


『お~いっ、聞いてねぇなぁ~』

『え!?』

『ライブ、一緒に行く?』


2月1日 18時半開演のライヴ。


『え~、タッちゃん、そんな時間に行けるのぉ!?』

『だって休みとるもんっ』

『休むのぉ~!?アタシは・・月初やし休めないけど

 会場近いし、たぶん大丈夫やと思うわ』


『じゃ、2枚くださいっ』


ライブのチケットを2枚購入。



車に乗り込み彼が言った。


『買うつもりなかったんやけどなぁ~(苦笑)

 行きたいけど2月やし雪降るし、どうしよ~って。

 でも休みとればいいやって思って(笑)』


『好きやもんね』

『大して行きたくないやろ?』

『そんなことないよ、アタシもこういうの好きやしっ』



ライブより何より彼が私を誘ってくれたことが嬉しかった。

2月1日。今から1ヶ月以上先。先の約束って嬉しい。



『お腹すいた?』

『(笑)すくわけないやろ~!今食べたばかりやん~』

『じゃ、○○公園に行ってみる?』

『え?』

『イルミネーションやってるやろ』

『あ・・ いいよ、行く。行きたい』


イルミネーションの会場へと向かった。





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339.供養

2006-12-20 00:10:17 | 戦闘日誌
前回の続きです。

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お寺へ入りお寺の人に予約してあることを告げると

本堂の脇の部屋に通されここで少し待つように言われた。

申込書に彼が住所、名前を書く。私は名前だけ。

命日と何故水子になったかの理由も。

10月21日、流産と書いた。


お寺の人に尋ねられる。

『住所の読み方ですが・・何てお読みするんでしょう?』

『○○町と読みます』

『どちらのおうちの水子さんにされますか?』

『え・・』

彼と顔を見合わせる。

『タッちゃんで・・いいよね』

『森田家の水子さんということでよろしいですか?』

『はいっ』


住所とかどちらの家のとか聞かれるものなのね・・

しっかりとした供養とかご祈祷とか今までしたことのない私だ。



準備が出来たらしく本堂に案内される。

座布団が二つ並べられていた。

お坊さんが色々と説明をしてくれた。


お経が始まってから焼香をする。

涙がこみ上げる。

一生懸命ミニタツの天国での幸せを祈った。

ミニタツは50年間ここのお寺で供養されることになった。


お地蔵様がはいったお札のようなものと、木で出来たお札

小さいお札、杓文字、お供物をいただいた。

大きなお札は彼が持って帰ることに

小さなお札と杓文字は私が持って帰ることになった。


木の札は外にあるお地蔵様のところに

立てて水をかけてお参りするように言われた。


赤ちゃんを抱っこしたやさしい顔のお地蔵様。

アタシのミニタツも抱っこしてもらえるんだな・・


お参りをすませて車の中に乗り込んだ。


『大丈夫?』

『うん・・・ 大丈夫やよ』

『悪いけどこれちょっと預かっておいて』

『何で?』

『俺の部屋、掃除しんと置き場所がないで』

『アタシが預かってると掃除しんでイヤっ

 側にあったらはよ掃除しよって思うやろ』


『そっか、そうやな』


いただいたお供物を二人で分けて食べる。


『これからどうする?』

『もう帰る』

『帰るの?ご飯は?また食べんつもりやろ~』

『食べるよ』

『ホントに帰るの?』

『・・うん』

『独りになりたい気分?』

『そういう訳やないけど・・』

『お茶くらいしていかん?』

『いいよ、じゃ近くにいいとこあるから行こう』



独りになりたいような、傍にいてほしいような・・

複雑な気持ちだった。

でも以前のような絶望的な悲しみの気持ちはなかった。

自分の中で、ココロの整理をつけて供養に望んだのだから・・・






(← 338)     (340 →)


338.予想的中

2006-12-20 00:08:11 | 戦闘日誌
12/17(日) 


携帯の目覚ましの音が鳴る前に目が覚めた。

ベットから出てパジャマのままでソファに座る。


のんびりと顔の手入れまでし時間をかけて人間に戻った。

時間が12時半を過ぎた。

予想通り昼を過ぎても電話はないな・・(苦笑)

それでも何故か不安はなかった。

彼は絶対に電話をくれる。どうしてかは判らないけど

そういう確信があったからである。


電子箱の電源を入れブログのコメントを読んでレスをしていた。


13:06

Check baby Check baby 1 2 3
<BENNIE K Puppy Love feat.GIPPER(NORA)>

電話が鳴った。


『もしもし』

『おはようございますっ』

『おはよう』

『遅くなってごめん、今起きた』

『そう』

『どうしよう?』

『じゃ、アタシがお迎えに行きましょうか?』

『いい?じゃ、お願いします』

『こちらはいつでもOKやよ』

『じゃ、顔あらってヒゲそって・・ 

 1時半くらいなら大丈夫だけど』


『じゃ、それくらいに』

『よろしくお願いします』

『はい、じゃ後でね、着いたら電話する』


1時半か・・ 彼が1時半って言うってことは

もう少し後にしてあげた方がいいな。


そのままコメントのレスを続け書き終えてから部屋を出た。


マラソンをしているらしいが道はまだ通行止めになってなかった。

彼の寮までスムーズに到着することができた。


13:46

彼に電話をするが、留守電。

もうっ、私から電話があることが判ってるんだから

ちゃんと電話に出れるようにしておけよ~!

もう一度かけたら繋がった。


『もしもし、着いたよ。すぐ外に停まってる』

『ごめん、ごめん。普通に来れた?』

『来れたよ。まだ通行止めじゃなかった。

 でも、もう微妙やったけど』


『じゃ、降りて行きますっ』


いつも私の運転が怖いという彼のために助手席に移動した。

CDを探してうつむいていると窓ガラスをコンコンと叩く彼。


彼:私を指差す。

私:彼を指差してから運転席を指差す。

彼:指で四角を作る。


窓ガラス越しにしゃべる。


『免許証、持って来てないの?』

『取ってくるわ』


部屋に取りに戻る彼。

免許証くらい運転しなくても身分証明書代わりに持ってればいいのに。

否、普通はどうだろう?持ち歩かないものなのか??


バックミラー越しに彼がこちらへ来るのが見えた。

カバンを持ったスーツ姿の彼。普段見慣れない彼は素敵。


後ろのドアを開けカバンを置いてから運転席に乗り込んだ。


『お待たせしましたっ』

『いいえっ』

『道、どうだろう?通れるかなぁ?』

『どうやろ、さっきはもう沿道に人が並んでて

 警察もたくさんいてたけど・・』


『ちょっと出てみるか』


やはり道は通行止め。ランナーが走っていた。

あちこち回り道をして回避することが出来た。


『タッちゃん、結局昨日電話して来ぉへんもんな~

 で、何も言わないんやもんなっ(苦笑)』


『改めてちゃんと謝ろうと思ったのにぃ』

『謝るつもりがあるならすぐに謝れよ~』

『すいませんでしたっ』

『なんてね。昨日の電話でアタシ何故か

 きっと来る気ねぇな~って判ってたから

 全然平気やったんやけどねっ(笑)』


『予想しとったんや』

『そう、予想的中~』

『・・・何も言えません、すいません』



そんな会話をしているうちに寺の近くまで来てしまった。

この近くで食事をしようと思っていたらしい・・・


『タッちゃん、甘いな~。この辺り日曜はほとんど休みやで』

『マジで!?甘かった・・・ ごめんなさい』


寺の近くは今の店に転勤する前にいた

ところなのでよく知っていた。

昔、お昼に会社を抜け出してたまに来ていた

焼きそば屋に行くことにした。

お寺の駐車場に車を停めさせてもらい店まで歩く。


懐かしい・・・ M美とよく2人でいったものだった。

普段はおばあさんが焼いているのだがたまに孫らしき人がいた。

その孫がとってもイケメンだったのだ。

その人を目当てで行っていたような私たち(笑)


店の中に入った。おばあさんが一人きり。

残念ながらイケメンの孫はいなかった _| ̄|○


大盛りと普通盛りの焼きそばをたいらげ

店を後にし、お寺へと戻った。






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