いつかオトしてやる!

最近久々に恋しました。相手はなかなか手ごわいです。戦闘開始!

82.信用

2006-08-31 22:49:27 | たわいのない話
誕生日にM君からもらったピンキーリング。
たわいのない話・81.しずく生誕記念日参照)

29日から起きている時はずっとつけてます。


効果が現れているのか・・・!?


ここのところ仕事だけは絶好調 \(◎o◎)/!


9月が期末ということで・・・ 

今週の頭からかなりのノルマを課せられております。

収益が自分の年収の倍。しかも外交だけに。

あり得ません 同僚の外交(O君)と怒り爆発です。

だけどアタシ達は兵隊・・ 従うしかありません。_| ̄|○



しかし毎日成果があがってるんです。

上手いコト行き過ぎて怖いくらいに・・・



M君、ご利益あるかも。ありがとう。

次は恋愛でご利益ちょうだいね ww




朝から夕方まで必死に走り回り喋りまくってます。

数字をとることも頑張ってはいますが

何よりお客さんに満足してもらえるように頑張っています。


「アナタを信用してお願いするわ」


今日、契約の際にお客さんからこの言葉をいただいた。


<信用>


辞書を引いてみました。

1 確かなものと信じて受け入れること。「相手の言葉を―する」

2 それまでの行為・業績などから、信頼できると判断すること。

  また、世間が与える、そのような評価。




すごく重い言葉です。でも嬉しい言葉です。

人から信じてもらえる。幸せなことです。



仕事のことにかかわらず

アタシを信じてくれる人すべてを裏切らないように

重さを噛み締めて頑張らないとね・・・





(← 81)     (83 →)

229.きつねさんからのグリカ

2006-08-30 00:45:06 | 戦闘日誌
8/29(火)


今日は私の誕生日。

すでに誕生日は嬉しくない年になってしまった。


会社から帰ってパソコンの電源を入れる。

ブログの誕生日記事にコメントがたくさん!

『おめでとう』

皆さんからの暖かい言葉。本当に嬉しかった。

リアル友からもメールが数通。

私はたくさんの人に支えられて幸せ者だ。

皆様、本当にありがとう。



砂粒ほどの期待を持っていた。

もしかして彼から連絡があるかもしれない・・・


ずっとパソコンの前に座っていた。

誕生日くらいおいしいモノでも食べに行けばいいのに・・・

どこにも動けない。動きたくない。


皆さんからのコメントを読んでいくたびに

ココロの強さが増えていく。



去年の誕生日の記事を読み返す。

思い出がよみがえる。切ない・・・

ふと四葉の鉢を見ると・・・ 復活した四葉が開いてる!?

やったぁ \(o ̄∇ ̄o)/

しかし・・・ よく見ると・・・

四葉ではなく三つ葉になっていた。

一枚欠けてしまった四葉。


信じられない。必ず四葉になるはずの球根なのに。


まるで私の未来を象徴しているかのように思った。

<やっぱりアタシは幸せにはなれへんのやろか・・・>

どうしようもない気持ちでココロが一杯になった。


彼に画像を添付してメールをした。


22:55


件名 去年を思い出してました

本文 アナタからもらった四葉
 
    さっき葉が開いているのに気付き

    復活したかと思ったら・・・

    欠けて復活

    一生忘れられない誕生日が終わろうとしています・・・




ふたたびパソコンの前に座り

今までの記事を一気に載せおえた。



23:58

メールが届いた。その他大勢用の着うた。

こんな時間に誰だろ・・・?

メールを開いた。


件名 きつねさんからのグリーティング


きつねさん・・・?誰だ?もしかして・・・

メアドが彼のものだった。カードを開く。


TO: しずくさんさん

タイトル:お誕生日おめでとう。



お誕生日おめでとう。

Mailするのも考えたけど・・・

お誕生日は一年に一度だから・・・

おめでとう♪

FROM:きつね




涙が頬をつたう・・・嬉しかった。

でも複雑だった。


<きつね> 

どうしてきつね?私を騙してたから?

そんな言い方って・・・ 彼の本心がよく判らない。


『あきらめろ』って言っておいて

こんなグリカを送ってくる。

これはアナタのやさしさ?

それだったら酷すぎるよ。こんなやさしさってない・・・


本当に私をあきらめさせるなら

こんなグリカ送ってよこさなければいい。



やっぱり一生忘れられない誕生日になってしまった。






(← 228)     (230 →)

228.ココロが痛い

2006-08-29 23:17:01 | 戦闘日誌
8/28(月) 


日付が変わったばっかりの28日。


考えるのは彼のことばかり・・

昼間の超大型爆弾の電話のことばかり。


彼と彼女は会って話をしたのだろうか・・・

二人はどうなったのだろう。


彼のココロの状態が気になる。大丈夫だろうか・・・

彼のココロの痛みを考える。アタシのココロも痛い。


意味がないことだと思いながらメールをした。


件名 夜中にゴメンナサイ

本文 アナタから言われたコトは前から予想はしてたので・・・

    ショックでないかと言われれば嘘にはなるけれど・・・

    それよりもアナタのココロとカラダが心配です。

    大丈夫なワケないだろうけど・・・

    大丈夫かと聞かないではいられなく・・・

    アタシでキツイ言い方してしまったし、気になって・・・

    夜中にしてゴメンナサイ(m_ _)m




そう、前から他に女の人がいるかも

しれないってことは予想してたこと。

でも<彼女>だとハッキリ彼の口から言われたのには

すごくショックだったけれど・・・


ずっと<彼女>と<愛人>を騙してきた彼。

私が見てきた彼はそれを平気でいられる人ではないと思う。

ずっとどうしようって思っていたはず。

心苦しかったはず。悩んだはず。


私はまだ大丈夫。耐えられる。

彼は・・・ 耐えられているのだろうか。

今頃どうしているのだろう。

もしかしてまだ彼女と話をしてるのか・・

それとも独りで泣いているかもしれない・・



彼のココロが痛いと私も痛い。

神様、少しでも軽くしてあげてください。






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227.超大型爆弾の投下

2006-08-29 23:16:01 | 戦闘日誌
前回の続きです。1時間以上の会話の中で

飛び飛びの記憶を拾って書いていますので

会話の前後が繋がっていないかもしれません。

ごめんなさい。



------------------- ここからが本編 ----------------------



『で、その子は何?』


聞きたくなかったけど聞いてしまった。


次に彼から出た言葉は耳を塞ぎたくなるほど

聞きたくない言葉であった。


『彼女だよ』


ドカ~~~ンッ!

ココロが吹っ飛んで跡形もなく消えそうであった。


『・・・彼女・・なの?』



<彼女>

私がずっとなりたかったもの。

彼女が・・ いたんだ・・・ だからか・・



『ずっと言おう言おうと思ってて・・

 言おうとしてると泣かれたりして言えなくて・・・』


『アタシ、彼女がいるんやったら最初に引いてたわ』

『みんな俺が中途半端やでダメなんやて

 最初にしずくに会って、ああこんな子もおるんやなって思って

 こんな子っていうのも何やけど、ひまわりみたいで

 いつも笑ってて・・・ でも2年前に知り合ってメールとか

 あんまり送らんかったやんなぁ。

 でもなんかよく会うようになってきて・・・

 最初はしずくに電話したりすると後ろから男の声とか

 聞こえたりしてたしやっぱ男おるんやんって

 本気じゃないんやなって思ってて

 あんまり信用してなくて、っていうか俺、誰でも

 あまり人を信用しないし・・・

 でも、そのうちしずくが本気なんだって判ってきて・・・』


『それは本当に友達だもん。やましいことなんてなかったし

 でもタッちゃん、アタシのこと好きだって言ったよ』


『それはその時本当にそう思ったから。好きっていうのも

 色々だよな・・ 女の人はそうとってしまうのかもしれんけど』


『それはそうやけど・・・』

『今から彼女に会って全部話して・・・別れてくるんや。

 もう戻らないし戻れんし・・彼女は何にも知らんから・・・ 

 別れましょう、はい。で済まんかもしれんけど・・』


『・・・・・・』


5年も前から付き合ってきた2歳年下の彼女。

しかも彼の言う通りだったら何年もSEXもなく

彼のことを思い続けてきたの?

何も言わずに?それなのに・・・

彼女が可哀想だと思ってしまった。

二人がどんな付き合いをしてきたかは判らないが

もし私が彼女だったらすべてを聞かされたらすごく悲しい。

彼を信じて信じてついて来たのだろうに・・・


だけど・・・ 私だって彼が大好きで・・・

他に女はいないって言われてたからずっと追いかけてきた。

彼女にはなかなかしてもらえなかったけど

それでも好きで好きで仕方なくて・・・


今になって「彼女」がいたなんて

そんなのってないよ。


別れてくるって・・・ どうしてそんなこと私に言うの?

そんなこと言われても私にはどうすることも出来ない。

ずっと前の状況なら「私が引くから別れなくていいよ」って

言えただろうけど、今は・・・ 言えない。


こんなことを聞かされても彼に怒りは感じない。

どうしてだろう、どうして・・・ 

怒りという感情を忘れてしまったのだろうかとさえ思う。




『最低やろ、俺』

『・・・最低とは・・・ 思わない。

 人間、そんな強い人いないし・・・』


『普通そう思うやろ~

 借金もあって女にもだらしないんやぞ』


『そやね、それって最低やね。

 でもアナタを最低とは思えない。

 だから、普通普通って・・・ 普通って何?

 そう思わないと普通じゃない?アタシは普通じゃない?』


『普通、責めるやろ』

『責めないよ、だって責めたらアナタのココロ

 少しでも軽くなるでしょ? だから責めない』


『怖いな・・・』

『そうやよ、アタシって怖い女なの』



そう、すごく悪いことをしてるって自分で解ってて

責められないのは責められるよりも辛い。

私ならそう思う。せめてもの私の仕返し。



彼が投下した爆弾は今までの爆弾とは比べ物にならない

超大型爆弾であった。



---------------- 本編はここまで -----------------


超大型爆弾が投下されたのに・・

私がこんなに冷静なのはどうしてなのか自分でも解りません。

こんなに冷静にパソコンの前で文章にしていられる。

これからどうなってしまうのか怖くて仕方がないくせに・・・


現在21:30。9時間半前の出来事です。







(← 226)     (228 →)

226.突然の電話

2006-08-29 23:13:43 | 戦闘日誌
こうして改めて文章にするとすべてを覚えていないもので・・・


ただ今の時間20:19。ほんの8時間しか経っていないのに

記憶が所々飛んでいます。

覚えている部分の会話だけで書いていますので

前後が繋がっていない会話で訳が判らないと

思いますが、ごめんなさい。







8/27(日)


昨日も眠ったのか眠っていないのか判らない夜を過ごした。

それなのに目は覚める。気分が悪い。空腹だと尚更。

お腹はすくのに食べ物を目の前にすると口が拒否をする。

ミニタツのためと無理をして食べるのだが・・・


ジッとしていても気が滅入るので掃除、洗濯をする。

一段落終えて次は何をしようかと考えていた。


11:56


Check baby Check baby 1 2 3
<BENNIE K Puppy Love feat.GIPPER(NORA)>


久しぶりに聞く着うた。ビクッとした。

メールではない、電話だ。


<うわ~~電話や~ どうしよう>


どうしようもこうしようも出るしかない。

日曜のこんな昼間に何だろう・・・


『もしもしぃ』

『もしもし』


後ろから車で走る音がする。


『車で走ってるの?大丈夫?』

『おお、大丈夫やよ』

『今何処にいるの?』

『○○やよ、当直明け』

『そっか・・・ お疲れ様』

『今日は何しとんの?』

『え・・・ 別に何も。掃除してた』

『そっか・・・』

『・・・・・・』

『・・・・・・』


しばらく沈黙が続く。電話での沈黙は辛い。

ε=( ̄。 ̄;)フゥ 時折ため息が出る。

彼は一体何の用でかけてきたのだろう。


『あの・・・ 用事はなぁに?』

『用事か・・・大丈夫かな・・・と思って』

『大丈夫な訳ないやん』

『そうやな・・・』


時折沈黙を交えながら会話をしていた。


『実はまだ言ってないことがあるんやわ』

『え・・何?』

『また今度会って言うわ』

『何やのん、そんなふうに言っといてメチャ気になるわ

 電話でいいから言って』


『ごめん、ごめん。そんなたいしたことじゃないから』

『たいしたことじゃないって・・・ いつもそういうよ』



『今さ、俺のことどう思う?』

『え・・・ どうって』

『ムカツクやろ?どう思うか言って』

『ムカツクって・・・ そういう気持ちは・・ ないかな』

『普通、ムカツクやろ~』

『え・・・ 普通ってどんなの?普通はそうなの?

 じゃ、アタシは普通やないの?』


『普通っていうか一般的にはそう思うやろ』

『むかついては・・・いない』


そう、怒りとかではない。

この気持ちを何と表現していいのだろう・・・

詞には出来ないが怒りという感情はない。


『そうなんや、やっぱしずくはいい人やな』

『え・・・ アタシいい人やないよ

 じゃ、逆に聞いてい?アタシのことムカツク?』


『ムカついてはいない』


もし彼が悪人であったなら私に怒りを感じてもおかしくはない。

やはり彼は悪人ではないのだ。

でも・・・ 「ムカついては」の「は」は気になる言葉だった。

じゃ、どう思っているのか・・・



『ね、言えてないこと言って』

『・・・・・・』

『女の子?前言ってた子?』

『5年くらい前から続いてた子で・・・

 最初は体の関係もあったんやけど

 ずっと何年かはないよ。それは誓って言える

 俺、前の彼女のことでトラウマみたいになってて

 自分からは求めれないようになってるし・・・』


『・・・うん・・・で、その子のこと好きなの?』


ズキン、ココロが痛む。


『好きっていうかずっとズルズルと続いてて・・・

 でも癒される部分もあって・・・

 俺、よくわからんのやわ、愛しとるのかとかって・・・

 この間連絡しなかったのはこの事もあって

 色々と考えてて・・・

 しずくのこともズルズルとしてるし・・・』


『その子は前に言ってた子と違うん?』
戦闘日誌・128.アタシの願い事 参照)


ズキズキ・・・ 痛みっぱなしだ。


『違う、前に言った子は本当にメールだけの子』

『いっぱいおんのやね、タッちゃん・・・

 で、その子は何?』



聞きたくなかったけど聞いてしまった。


次に彼から出た言葉は耳を塞ぎたくなるほど

聞きたくない言葉であった。

 




(← 225)     (227 →)

225.大馬鹿オンナ

2006-08-29 23:12:27 | 戦闘日誌
8/26(土)


前回、病院に行ってから約2週間が経った。

2週間後に来てくださいと言われていたので

病院に行ってきた。


超音波で見るミニタツは前回より大きくなっていた。

しかも白くチラチラと動く小さな点が・・・

心臓が動いている!?


当たり前ながら「生きているんだなぁ・・・」と実感。

なんとも言えない気分で思わず涙が出てしまう。

私ってやっぱりオンナなんだな・・・



夜中に彼にメールをした。


件名 一応ご報告

本文 今日、病院に行ってきました。

    二週間経って7㎜から1.5㎝と大きくなってました。

    心臓が動くのが見えました。

    生きてるんだなぁ…と当たり前ながら実感しました。




超音波の画像を添付して送った。

こんなメールしたらウザイだけだろうか・・・

でも、大きくなっている、生きているってことを知ってもらいたかった。



出来れば・・・ 二人でこの子を育てて行きたいよ。

「あきらめてください」って言われたのに・・・

それでもこう思ってしまう私は大馬鹿オンナ?


どうしても信じられない。

彼に想われている自信はなかったけれど

私達の間に何もなかったとは思いたくない。


まだハッキリとアナタがあきらめろって言った

理由を聞いていないんだもん。

私をこれ以上傷つけたくないのかもしれないけれど

ズッパリと傷つけられるくらいに言われないと

こてんぱんに伸されないと・・・

私、アナタをあきらめられないよ。

本当に大馬鹿オンナ・・・




月曜に会った以来、彼からの連絡はない。

早く最終決戦に持ち込まないといけないのに

連絡がなくてホッとしているような困るような・・・



もうこれ以上戦いたくない。






(← 224)     (226 →)

224.変わったこと・変わらないこと

2006-08-29 23:11:24 | 戦闘日誌
8/24(木)


いつも通りの生活。何も変わらない。

変わったところといえば・・・

つわりなのか二日酔いと車酔いのミックスされたような

なんとも言えない気分がずっと続いていること。

しかも病院に行ってからこの症状が出てきた。

なんという単純な身体・・・ というか気持ち。

自分でも笑ってしまう。

たぶんお腹にいるって実感したからであろう。

病は気から。少し間違ってはいるがその通りであろう。



もう一つ、変わったこと。

ジムに行けなくなったこと。

お風呂くらいはいいだろうがどうも行く気にならない。

ジムに行かなくなった代わりにパソコンの前に座る時間が長くなった。



でも・・・ 変わらないこと。


私は彼を愛している。


あんなに酷いことを言われたのに・・・

嫌いになれないのはどうしてだろう。

嫌いになれれば楽なのに。


やはり彼が一番なのだ。

彼からどんな酷いことを言われようが。

そしてお腹の子は二番・・・

なんて酷い母親。


友人のM美などに言わせれば私は「大」が

無限大につくくらいの大馬鹿であろう。

それでもそんな自分が少しスキになれたような気がする。

ここまで全力で人を愛することなど人生のうちでそうそうない。


私は彼との子供を望んだ訳ではない。

考えもしなかったかと言うと嘘にはなるが・・・

彼が傍にいたうえで望んだこと。

彼がいないのに望んではいなかった。


私の望みはたったひとつ。


彼の傍にいたい。


この望みはもう叶えてはもらえないのでしょうか?神様・・・







(← 223)     (225 →)

223.辛いけど辛くない

2006-08-29 23:10:21 | 戦闘日誌
8/23(水)


また朝がやって来た。いい天気だ。


昨日は本当にどうかしていた。

自分が辛いばっかりに逃げようとしていた。逃げられないのに。

一晩経って少し冷静さを取り戻してきていた。


彼は大丈夫だろうか・・・


件名 おはよう

本文 昨日はゴメンナサイ _| ̄|○

    アタシ、自分のコトばっかし考えてました。

    タッちゃんだってすごくツライのに・・・

    ダイジョブですか・・・?

    今日も暑いので気を付けてお仕事頑張ってください。




そう、辛いのは私だけではない。彼も辛いのだ。

辛い彼に助けを求めるのは無理というもの。

辛くても私にはミニタツがいる。彼よりは辛くない。



さあ、私は身体に気を付けて頑張らなくては。





(← 222)     (224 →)

222.助けて

2006-08-29 23:06:40 | 戦闘日誌
8/22(火)


いつも通りの朝。

外は太陽が出ていて朝っぱらから蝉が鳴いている。夏の朝。

なぁんにも変わらない・・・

昨日の出来事がなかったかのようだ。


会社に出勤した。

ひどく気分が悪い。

身体が普通じゃないからではないだろう

ココロが普通じゃないからだ。

周りに気付かれてはいけない。

いつもの倍以上テンションを上げた。


しかしムリヤリ上げたテンションは長くはもたない。

もうこれ以上何も出来ない・・・

気分が悪いからと会社を早退した。


部屋に帰る。帰りたくないが仕方がない。

私には行くところなど何処もない。


顔を洗いベットにゴロンと横になる。

身体は楽にはなるがココロは楽にはならない。


どうすることもできない。

ベットの上で手足を縛られて身動きがとれないみたいに。

苦しい、助けて。



件名 に帰りました

本文 何も出来ない。

    怖くて仕方ない。

    でもどうしようもない。

    気がどうかなりそう。

    助けて・・・

    ミニタツのおかげでアタシなんとか生きてます。




居たたまれなくなって彼にメールをしてしまった。

彼に助けを求めたところでどうしようと言うのだろう。

昨日あんな詞を言われた人に・・・


怖い、怖い、怖い。


アンタはもう独りじゃないんだよ。

こんな情けないオカンでどうするよ。


しっかりしろっ、しずくっ!







(← 221)     (223 →)

221.核心

2006-08-29 23:05:41 | 戦闘日誌
次の言葉を聞くのが怖かった。

この耳、聞こえなくなればいいのに…

でも聞かないわけにはいかない。



『・・・・・・』

『・・・・・・』


沈黙が続く。

彼が正座をしてこっちを向いた。

彼の目をジッと見つめた。彼も見つめ返す。


<その目の奥で何考えてる?アタシが考えてることと

 同じコト?だったら言わないで、お願い>



たぶん目で喋っていただろう。


『そんな目されたら言えへんな・・・』

『言って』

『もう遅いし、こんなこと言ってられへんけど

 明日、明日また来るから』


『何それ、訳わからんわ。

 今日言っても明日言っても同じやよ、言ってっ』



またしばらく沈黙が続く。

もうこの沈黙の時点で大体は判ってるよ、アナタのココロ。


『・・・・・・ じゃ言うわ』

『はいっ、どうぞっ』


いよいよなのか。

思わず耳を塞いでしまった。


『あ、ごめん、ちょっと待って』


ココロの中で自分を精一杯励ます。

<頑張れ、しずくっ!>


『ごめん、どうぞっ』

『いい年した男が言う事じゃないけど・・・

 あきらめてください』



彼が手をついて頭を下げる。


ズキュンッ


ココロを真っ芯から打ち抜かれたような痛みが走る。

目の前に銃を突きつけられていて

ココロの準備は出来ていたはずなのに・・・

痛い、ココロが痛い。


『あきらめてって・・・ 堕ろせってことやね?』

『・・・・・・』

『堕ろした後は?』

『もう会えへんな・・・』

『ふぅん、堕ろさせておいて、はい、さよならって訳ね。

 それで自分は何処かの誰かと結婚して幸せになる訳だ。

 それってあまりに酷くない?』


『そんな資格はない。でも酷いな・・・』


違う、こんなことが言いたいんじゃないのに

どうしてこんなイヤな言葉が口から出るのだろう。

イヤな女だ。イヤな女。


『どうして?』

『どうしてってか・・・』


沈黙が続く。


『じゃさ、イヤだっ。って言ったら・・・どうする?』

『イヤだ。か・・・』

『アタシね、ハッキリしてから色々考えたの。

 こないだの電話でアナタの気持ち大体判ったし・・・』


『・・・・・・』

『もうタッちゃんいらないっ』

『いらない・・・か・・・』

『アタシ独りで産んで育てるから。

 とりあえず仕事続けていけばなんとか食べていけるし

 母子寡婦とかで少し援助してもらえるし

 ただ会社に言うと飛ばされる可能性大だろうけど

 シングルマザーの銀行員なんてね・・・ 聞こえ悪いもんな

 貧乏でもどんなことしてもアタシはこの子を育てて行く。

 母にもあまり頼らずに自分で。

 産むまでは出来るだけ働いてお金貯めて、産んでからも

 短時間で稼げるバイトとかして、仕事選ばなかったら

 何でも出来るし、この子のためなら仕方ないし・・・』


『そんなことまで考えてたんや』

『そりゃ考えるよ、だって間違いなくここにいるんやもん

 アナタは男やからワカランかもしれんけど・・・
 
 アタシ、この子のためなら何でもする。

 アタシのすべてをかける。

 タッちゃんには迷惑かけないから

 って言ってもタッちゃんには不安やよね。

 何年か経って「アナタの子よ」って現れたりしたら最悪やし』


『・・・・・・』

『とりあえず今日はもう遅いし明日早いんでしょ?

 もういいよ、行って』



紙袋に今まで彼からもらったものを詰めた。

バナナくん、ひつじ親子、カップ、チョコの入れ物から

消しゴムまで・・・すべて。


『これ持ってって』

『これはキミのだよ』

『もういらないっ、持ってって』

『分かったわ、とりあえず今日は帰る。

 もう一度、よく考えるわ』



彼に押し付けた。壁にかけてあったプリクラもはずした。

この部屋で彼を思い出させるようなものは見たくなかった。

もらったものを返すなんて・・・ 

イヤな女だ。イヤだ。イヤだ。でもどうしようもない。

今はこう思えるのだがこの時は制御が効かなかった。


玄関で彼が振り返った。


『また連絡するから電話には出てよ。

 出たくないかもしれんけど』



彼が部屋を出て行った。

いつもなら窓を開けて彼をベランダから見送るのに・・・

もう見送れない。



彼が出て行ってからさっきまで彼がいた場所に座って

しばらくボ~ッとしていた。

これって夢?・・・・・・夢じゃないな(苦笑)



シャワーを浴びて髪を乾かしベットに横になる。

こんな時でもシャワーとか浴びれるんだもんな・・・

意外と冷静な自分がいた。たぶんミニタツのおかげ。



そのまま眠っているのか起きているのか判らない状態で

ベットの上をゴロゴロとしていた。


ミニタツのためにも眠らなくては・・・ 

私、独りじゃないんだから。





(← 220)     (222 →)

220.核心までの時間

2006-08-29 23:04:33 | 戦闘日誌
ファミレスを出て私の部屋で話をすることになった。

一緒に部屋に入る。


彼がミニソファをどけて床に体操座りをした。


『そこに座ればいいのに』

『ここでいいの』


彼の前に女の子座りをする私。

いつものスタイル…

部屋に二人でいるのは4月の明治村以来だ。



まずは先週の月曜からのいきさつを話す。

8月の二週目頭から生理が遅れているのが

気がかりであったがマサカあの1回でそんなことに

なっているとは考え難く、精神的なものと暑さで

疲れているのもあるのだろうと思っていた。

しかし1週間過ぎても来ない…

確かめるのが怖かった。


14日の月曜日、気分が悪かった。

さすがに確かめざるを得ない。しかし世間はお盆。

自分が休みでないためすっかり忘れていた。

アチコチに電話をして午前中だけ診察している病院を発見。

今日中に確かめないとはっきりとするのが3、4日後になってしまう。

仕事中にバイクで走っていった。


「オメデタですね」


普通ならすごく嬉しい言葉であろう。

嬉しいの半分、どうしようが半分、かなり複雑であった。


夕方、何とか彼と連絡をとろうとしたがとれず

夜中のメールを打った次第である。
戦闘日誌・211.どうしても参照)
戦闘日誌・212.神様のいたずら?参照)


『最初あのメールさ、解らなくって…
 
 俺が連絡しないから冗談なのかなって思ったりとか

 でも冗談でこんなメールしないよな~って思って…』


『うん…』

『自分のほっぺたバシバシ叩いて夢なのかって思ったり』

『うん…』

『でも何回叩いても夢じゃないなぁって…』

『・・・・・・』

『・・・・・・』


時折長い沈黙が続いたり、話が日常の話に飛んだりしていた。

お互い核心の話になるのを避けるように…


『何でずっと連絡くれへんかったの?』

『ホント忙しくて、もうそっとしといてって感じやったんやわ

 会社の人にもかまわれたりした時そう言ってた』


『そっか…』

『それとあんまりズルズルしとったら

 アカンなって思って考えたりもしてて…

 でもあのメールくる前はプールいつ行こうとか思ってて

 9月の中ごろまでやっとるで行こうってホントに思ってたんやよ

 でもあのメール見て… もうプール行けへんやんって思ったり…』


『せやね、もう行けへんね…』


『こんな話しとったらアカンのやって』

『そうやね…』

『・・・・・・』

『・・・・・・』


彼の頭を抱きしめた。


『だっこしてあげる』

『だっこしてあげるなんて珍しいな』

『たまにはいいかなって思って』

『あんまり人に甘えたことないし

 親にもさ、俺、早いうちに親元離れてるし』


『ホントは甘えん坊のくせに』

『甘えられることはあっても

 甘えることってほとんどないなぁ。

 確かに甘えたいな~って思うことはあるけど。

 …ちょっと引き出し開けてみた(笑)』



その引出し、どうしてもっと早く開けて

見せてくれなかったの…?

そしたら私達もっと違っていたかもしれないのに。


『ね、タッちゃん、だっこして』

『え~~、ダメやって』

『だっこしてっ』

『こんな時に反応するとイヤやろ~

 ってしんけどさ…』



彼のひざに乗っかった。


『重い?』

『ううん』

『そっか…』


彼の首に手を回して抱きしめる。

いつものように… 

暖かさはあるけど影を抱いているみたいだ。


『重くない?』

『重くないよ』

『二人分なんやけどね…』


言いたくないけど言ってしまった。

二人分の重さが彼の上に乗っている。

これ以上のたわいのない会話は今の私達に必要ない。

早く核心の会話をしなくてはいけない状況なのだ。



彼のココロの中は大体は理解っていた。

早く次の言葉を言って。


『タッちゃん言うこと考えてきてるやろ?』


次の言葉を聞くのが怖かった。

この耳、聞こえなくなればいいのに…






(← 219)     (221 →)

219.嵐の前の静けさ

2006-08-29 23:03:36 | 戦闘日誌
8/21(月)


仕事を終え帰宅した。落ち着かない…

<お仕事の状況はいかがですか?>と彼にお伺いのメールをした。

5分ほどして<仕事が終わったので今から向かう>と返事が来た。


彼が来る。いつもならルンルンでオメカシをして

準備万端で彼が来るのを今か今かと待ちかねているのに…

オメカシをする鏡の私は嬉しくない。


Check baby Check baby 1 2 3
<BENNIE K Puppy Love feat.GIPPER(NORA)>


『着きました』

『はい、すぐ降りて行きます』


ドアに鍵をかけ階段を降りる。

いつもとは違うドキドキのココロ…

入り口を出たところで止まり深呼吸をする。


<頑張れ、しずくっ>


ココロの中で自分にエールを送る。



彼の車に乗り込んだ。


『お久しぶりですっ』

『ホントにっ』

『ご飯どうする?』

『んと… あんまし食べれないからファミレスとかでいいよ

 ファミレスなら何でもあるし』



家の近くのファミレスに入った。

彼はカレーを私は温野菜サラダを注文した。


いつものような何気ない会話。

何事も起こっていないような…

あえてお互い核心につく話はしなかった。

場所が場所だけに話せないのもある。


このまま時が止まってしまえばいいのに。

嵐の前の静けさのような時間が過ぎて行った。






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218.向日葵のように

2006-08-29 23:02:36 | 戦闘日誌
8/21(月)


とうとう約束していた月曜日が来てしまった。

何もなければ会うことになっている。

いつもなら朝からドキドキワクワクなのに…


12:08


件名 今日もあついなかお疲れさま。

本文 朝方は雨が降っていましたけど…

    自転車だったのかな?

    今は曇りで、蒸し暑くしずくちゃんの

    仕事の恰好では、とても暑く毎日大変だね。

    いつも、Mailありがとう。





昼間にメールなんて珍しい。気を遣ってくれているのだろう。

しかも「向日葵」の画像つき。

以前、私が向日葵が好きだと言ってたのを

覚えてくれていたのだろうか…

私はよく人から花に例えると向日葵だと言われる。

色っぽくないが向日葵が好きだ。

太陽に向かって凛と顔を向け咲いている所が。


こんなメールをもらえるとやはり嬉しい。

すぐに返事をした。


件名 アリガトウ

本文 ただ今お昼です。

    >自転車だったのかな?

    はい自転車です。

    蒸し暑くしずくちゃんの仕事の恰好では、

    とても暑く毎日大変だね。
    ↑
    ムシムシでシンドイです。

    でも頑張らなくてわo(^^)o

    今日、連絡待ってるね。

    暑いので気を付けてお仕事頑張ってね。





あと数時間後には彼と会ってしまうのだろう。

怖い、怖くて仕方がない。

向日葵のように凛としなくては…

私に勇気をください。






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217.複雑な3日間

2006-08-29 23:01:30 | 戦闘日誌
「なめんなっ」のメールをしてからは彼の応答はなし。

当然だろう、返事のしようがない。



8/18(金)


今日は会社の3店舗合同の飲み会。

平社員ばかりで集まろうとの初の試みである。

気分も悪いし呑めないし参加したくないのだが

社会人として付き合いは大事である。仕方ない。

早めに退散させてもらったが…



8/19(土)


今日は同じ店の仲間でバーべキュー。

台風の影響を受けて時折強風が吹いて

紙皿や食材を抑えるのが大変だった。

当然のことながら呑めない。

肉も気持ち悪くて食べられない。

最悪だ。いつもならたらふく食べて呑むのに…

『具合でも悪いの?』と心配されてしまった。



8/20(日)


夕方からバイト。

正直、少しキツかったが稼がねばならない。

これからお金がたくさん必要になる。




彼から何の連絡もないのは不安ではあったが

本心はホッとしていた。

たぶん彼が私に言うことが判っているからであろう。

早く話しをしなくてはいけない気持ちと

このまま話しをしたくない気持ち…


複雑だったが、ずっと予定が入っていたため

あまり考える時間もなかった。

今の私にとっては嬉しい予定ではなかったが

よかったと言えるかもしれない。




彼と会う予定になっている月曜はもう明日だ。

明日にならなければいいのに…

彼に会うのが怖い。






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216.なめんなっ

2006-08-29 23:00:31 | 戦闘日誌
8/17(木)


今日も暑い・・ 

少し身体がシンドイがそんなことも言っていられない。

木陰で一息つきながら上を見上げる。

木漏れ日がキラキラと綺麗だった。

彼はちゃんと仕事に集中出来ているだろうか…

昨日の電話の彼の状態が気になる。

彼にメールをした。


件名 昨日の

本文 やっぱしするんじゃなかったわ。

    タッちゃんが予想どおりの態度だったから笑えた(苦笑)

    いや、でよかったのかも…

    昨日会ってたら間違いなく蹴りいれてたわ

    あのね、アタシは最初のの時点でパニクっては

    いたけどかなりの覚悟をしてしてんのよっ。

    なめんなっ。

    考えるなって言ってもムリかもしんないけど

    仕事中は集中して。

    まだタッちゃんに死なれたら困るからね。

    しっかりしろっ

    気を付けて×2お仕事頑張って。




そう、昨日の彼の態度はやっぱりショックだったけど

仕方のないこと。こういう時は女の方が強い。

私はすでにかなりの覚悟を決めている。


でもこのことが原因でもし彼の身に何かあったなら

私はすごく後悔してしまうだろう。

こんなメール打ってもあまり効果はないかもしれないが

私は彼に「気を付けて」を言わないではいられない。



木々の中から蝉の声が何十にも聞こえる。

蝉が私を応援してくれているような…


さて、私も頑張らなくっちゃ。





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