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~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

イタリアの巡礼路を辿る旅

2018年11月11日 | 日々の出来事・想うこと
7日ROME/FIUMICINO空港を発ち、ヘルシンキ乗り継ぎ、8日午前に成田着。
成田でR子と別れ、リムジンバスにて自宅最寄り駅へ。
自宅まで20分、最後の歩きをしたかったけど、トイレに行きたくてタクシー利用。背中のリュックの重さを結構気に入っていた。

荷物を置いてすべての雨戸を開け、2階の窓を開ける。43日間留守にしたので、素足で歩くとカビっぽい。一人暮らしってこういうことなんだ。冷蔵庫を開ける。色が変わったキャベツを捨て、食料の買い出し。
コスモスの花が揺れていた。柿や柚子の実が成る景色に日本の秋を感じる。
洗濯をし、リュックの中のこまごました物を片づけ、撮りためた録画を見ながら放心していた。

最初の夜は12時間以上寝たよ。
昨日は熱を出した孫を預かる。
さて、明日から日常が始まる。けど動けない。

私のは「巡礼」とは言えないかもしれないから、敢えて「巡礼路を辿る旅」です。
行程の計画のほとんどは、日本で私が考えました。膝痛の心配もあったので、1日15~24kmの歩きを目途に、交通機関も使って組み立てました。私はオルチャ渓谷を楽しみたかったので、特に前半は電車を使って距離を稼ぎました。巡礼に慣れているR子にはとても不満があったようです。もっと過酷に歩きたかったらしい。出発前の意思疎通が不足していました。

イタリアの田舎の景色は美しかった!特に朝靄に包まれた早朝の景色は忘れられません。
沢山の出会いと別れがありました。
オスピタレーロ(巡礼宿を管理している人)、巡礼者たち、親切にしてくださった人々。
名残り惜しかったり、心細くて別れたくなかったり。みんな通り過ぎて行く。それが生きるってことなんだなと思いました。
旅の間、心がセンシティブになっていました。普段は泣いたりしないのに、涙がこみ上げた事が幾度かありました。

イタリアでの出来事は「巡礼路日記」のカテゴリーを作って書く事にします。