190616_台湾東海岸から丸木舟で与那国に行く
2019年6月16日 産経新聞 p.26
太古の航海 丸木舟で再現
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いったい、数万年前の住民は、与那国へは、台湾の東海岸から行ったのだろうか、沖縄方面から行ったのだろうか?
台湾東海岸から与那国島までは200km。
一方、沖縄と宮古島の間は220km。(沖縄・与那国の間の最長の島のない区間)
台湾から行ったとしても沖縄から行ったとしても、最初は遭難だろう。
洋上に島が見えないのだから遭難という不慮の事故でしか、きっかけはない。
戻るときは、台湾へ戻るときの方が、距離は近い。
それから台湾には高い山があるので途中からその山が見えるはずだ。
しかし、戻るとき西風に流されると東側の海洋には島はなく、命を落とす。
沖縄の方向に戻る場合、この航路には、遠くから見える高い山のある島は無いが、北東に向かえば島嶼が多数あり、漂流した場合でも、これらの多くに島のいずれかにたどり着く可能性は高い。
私は、沖縄方向から行き来していたのではないかと思う。