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ゆうとたいへ

六十を過ぎて始めた自転車旅行、山登りをつづります

2019年6月13日 外貨建て保険で損をしたという苦情が増えている

2019-06-13 | 昼間のエッセー

190613_外貨建て保険で損をしたという苦情が増えている


2019年6月13日 産経新聞  p.1

 

外貨建て保険で損をしたという苦情が増えている

なぜ新聞はこういうことをみんなに知らせるのだろうか?


たとえば、競馬で損した人が増えているとか、減っているとか、

パチンコで損をした人が増えているとか、減っているとか、

報道するのだろうか。


外貨建て保険は、お金が増える場合もあり、減る場合もある。

外貨レートは変動するから、増えたり減ったりするのはあたりまえだ。


買う人は、いつも、自分だけはお金が増えるはずだと思って買う。

競馬もパチンコも、買う人はいつも自分だけは負けないと思って買う。


もし、その人が、そういう話は聞いていない、というのであれば、その人が愚かなだけだ。

おろかな人が増えたということを、わざわざ新聞でみんなに知らせる必要があるのだろうか。

それとも、おじさん・おばさんはおろかだから、おしえてあげるのは親切だ、と思っているのだろうか?



2019年6月13日 古田博司さんが役に立つことを教えてくれる

2019-06-13 | 昼間のエッセー

190613_古田博司さんが役に立つことを教えてくれる


2019年6月12日 産経新聞 p.7


演繹・帰納・推論


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演繹

 演繹とは、えらい学者の理論を信じて、そこから結論を導くやりかた。

 例としては、ソ連のボルシェビキが、19世紀のマルクス経済学を20世紀のソ連邦において実践した。

 しかし、ボルシェビキは、経済には需要・供給・流通の役割・技術革新があることを無視し、マルクス経済学を実践し、失敗した。

 またこうも言える。

 (間違った)社会科学(思想)は、(ソ連邦のように)社会の現象(将来)を変えることが出来る。但し、成功するか失敗するかは分からない。


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帰納法

 いろいろ集めてきて、そこから結論を引き出す。

 犬のテリア、ブルドッグ、アヌビス(古代エジプトの犬)の系統をたどり、「犬とは狼の家畜化」だ、と言ったりすること。

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推論

 (例)

 日本では、1970年代にはキムチを食べなかった。ところが、1980年代、キムチをよく食べるようになった。

 推論「焼き肉が広まり、それに適合するおかずとしてキムチが広まった」

 何故、こう推定したか。

 「日本人の味覚が変わった」という直感があったから。

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 演繹(偉い学者の説は正しいとし、これを前提にすること)はやめよう。

 それより直感が必要となる推論を実践しよう。

 このほうが普遍性のある科学になる。