memorandum

web clipping+

人々が知らされないイラクの現状

2010-08-29 | clipping
マスコミに載らない海外記事|人々が知らされないイラクの現状 2010年8月25日 (水)
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-034b.html


Adil E. Shamoo

2010年8月23日

"FPIF"

イラクでは、失業率が25から50パーセントで、議会は機能不全で、疫病がはびこり、精神障害がまん延し、スラムが無秩序に広がっている。無辜の民間人の殺害は日常茶飯事だ。アメリカ合州国は、イラクで一体何という大惨事をひき起こしてしまったのだろう。

国連の機関の一つ、国連人間居住計画が、最近「世界の都市の状況、2010-2011」と題する218ページの報告書を発行した。報告書には世界中の諸都市の現状に関する統計と、都市の人口動態が満載されている。報告書は、スラム住民というものを、以下の一つが欠けたまま、都心で暮らしている人々として定義している。寒暖から保護してくれる丈夫な建物、十分な生活空間、水道が十分に利用できること、下水設備が利用できること、そして、追い立てられる心配がないこと。

こうした統計で、ほとんど意図的に隠蔽されているのが、都会のイラク人に関する衝撃的な一つの事実だ。過去数十年間、アメリカが2003年にイラクを侵略する前、イラクでスラムに暮らす都会の人口比率は、ずっと20パーセント以下のあたりにあった。現在、この比率は、53パーセントにまで増大した。全国民1900万人のうち、1100万人が都市住民なのだ。過去十年間、多くの国々はスラム住人の数を減らす上で進歩した。だがイラクは、急速かつ危険なまでに、反対方向に進んでしまった。

2000年のアメリカ国勢調査によれば、アメリカ合州国の国民、2億8500万人の80パーセントが都会の住人だ。スラムで生活している人々の数は、5パーセントを遥かに下回る。イラクの統計をアメリカに置き換えれば、アメリカ合州国の国民のうち、1億2100万人がスラムで暮らしていることになる。

もしもアメリカ合州国の失業率が25-50パーセントで、1億2100万人の国民がスラムで暮らしていたとすれば、暴動が起き、軍隊が権力を掌握し、民主主義など消滅するだろう。それではなぜ、アメリカ合州国の国民は、イラクの現状を懸念せず、悲しもうとしないのだろう? それは、アメリカ合州国の国民大半が、イラクで何が起きたのか、そして今何がおきつつあるのかを知らないためだ。現行政権を含め、アメリカ政権は、見て見ないふりをし、侵略後のイラクでは生活が向上したという神話を永続させている。アメリカの大手マスコミが、こうした政府のメッセージを強化している。

新政権は、アメリカは何故イラクを侵略したのか、そして今アメリカはイラクで何をしているのかについて、アメリカ国民に真実を語ってくれくだろうと、私は強く期待していた。オバマ大統領は、過去に目を向けるのではなく、前進すると約束した。とはいえ、過去の検証をこうして否定することは、特に歴史学者にとっては問題であり、大統領は少なくとも、イラクの現状をアメリカ国民に知らせるべきだろう。それなくして、アメリカ政府が適切な政策を策定してくれると、我々がどうして期待ができよう?

イラクに関するより本格的な議会聴聞会があれば、侵略前に宣伝されていたイラクに関する神話や、アメリカ侵略がイラクにもたらした損害と破壊の大きさを、我々が学ぶことが可能だっただろう。都市における貧困の激増や都市スラムの拡大について、我々は知ることができていたろう。イラクの現状に関するそうした事実は、アメリカの迅速な撤退の影響や、イラクにおける、アメリカの道義的責任がどうあるべきかについて、アメリカ国民がもっと良く理解する助けになっていただろう。

Adil E. Shamooは、Foreign Policy In Focusの上席アナリストで、University of Maryland School of Medicineの教授。倫理と公共政策について書いている。ashamoo@umaryland.eduで連絡がとれる。

記事原文のurl:www.fpif.org/articles/what_you_will_not_hear_about_iraq

--------

素人は、コップの中の嵐、代表選挙に大政治家が立候補するか、しないかという、大手(大本営広報)新聞の大見出し記事より、地方の「新聞」琉球新報の小さな記事の方が気になる。

飛行経路の説明誤り 辺野古・普天間代替施設案

宗主国の勝手な要求、黙って服従していると、いつまでも無限にむしりとられる。

とはいえ:

いつでも、黙って服従し、無限に献上する政党でないと与党になれない。

いつでも、黙って服従し、無限に献上する政治家でないと首相になれない。

属国の悲しさ。代表選挙の候補に関心がないのは、そのせいだと思っている。宗主国にとって、反質的に不都合な政治家、始めから、完全に排除される。万一、偶然、権力を掌握しても、宗主国が把握している不利な情報を暴露されて、失脚させられる。あの宗主国の属国の傀儡首相の行く末、判をおしたように共通なものに思える。

黙々むしりとられるか、理不尽に爆弾を雨あられと落とされるか、しか選択肢はない

のだろうか?

65年間選択肢はないのだと名門?血統家系や暗記優秀な方々決めつけておられる。

繰り返すが、皆様が大政治家に熱を上げておられる理由、本気で本当にわからない。

そこで、ギュスターブ・ル・ボン著『群集心理』を思い出してしまう。

群集心理操縦の恐ろしさを描いた、暑い夏に最高のスリラー。

群衆は正しい論理で説得されるわけではない。

群集を動かすのは、ひたすら、断言・反覆・感染。

現代日本の描写。とうていフランスの古典とは思えない。

つまらなかったら、お代はお返ししたいくらいだ。

二国間にぴったりなことわざも、思い出した。

抱けばおんぶ

Give him an inch and he'll take a mile.が近いのだろうか?

しかし、もっとふさわしい、素晴らしいことわざがあるようだ。

おまえのものはおれのもの、おれのものはおれのもの

What's yours is mine, and what's mine is my own

これを世界に対して実行しているのが、宗主国。

それを「けなげに」支援しているのが、この属国。

===

マスコミに載らない海外記事|イラク独立国家の破壊: 作戦ほぼ完了 2010年8月20日 (金)
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-5360.html


エレーナ・プストヴォイトワ

2010年8月18日

Strategic Culture Foundation

イラクから撤退したアメリカ軍兵士が今後どこに行くのかについて疑問の余地はない。アフガニスタンが次の行き先であることは広く知られている。

その過程で、ワシントンは、平和に対する責任を、実証しようと務めてきた。アメリカ大統領は、イラクにおけるアメリカの任務は8月末までに“安全に”完了することが可能であると確信しており、アメリカは年末迄に撤退する予定だと、ロバート・ギブス・ホワイト・ハウス報道官は語っている。

アメリカは招待もされずにイラクに入り込んだのだが、国連の承認を求めたり、外国軍による占領が、事実上内戦をひき起こした、イラク国内に残される、イラク治安部隊と相談したりすることもせずに撤退を計画している。

イラク統合参謀本部のババカル・ゼバリ中将は、イラク軍が少なくとも今後十年はイラク国内を統制できる状況にないという事実について開けっぴろげで、アメリカ撤退は時期尚早だと語っている。7月、イラクでの死亡者数は、2008年以来、史上最高の人数だった。イラク人レジスタンスの活動の結果として、イラク国内で、100人以上が殺害された。

イラク戦争は、そう昔に始まったものではなく、2003年3月20日に開始されたイラク解放作戦の公式理由が、イラクは大量破壊兵器の備蓄を保有しているというCIAの嘘だったことは記憶に残っている。対イラクアメリカ攻撃の本当の目的は、埋蔵石油への支配権を得るためだったことは明白であり、大多数のヨーロッパの専門家達も認めている。

イラク占領に至る過程で、嘘こそが、ワシントンの主力兵器だった。

センター・フォー・アメリカン・レスポンシビリティーと、ファンド・フォー・インディペンデンス・イン・ジャーナリズムが行った研究は、2001年9月から2003年9月迄の間、アメリカ政権がイラクに関し、935件の真実ではない発言をしていることを示している。

嘘の数の多さでは、元アメリカ大統領ジョージ・ブッシュが断トツで合計260回、そのうち232回は大量破壊兵器の存在について、そして28回はイラクとアルカイダとのつながりについてだ。

元アメリカ国務長官コリン・パウエルは、イラクに関して254回も嘘をついた。2003年2月5日、国連安全保障理事会の会議で、彼はイラクで製造された炭疽菌の胞子が入ったとされるコンテナを示したが、まもなく、コンテナは捏造だったことが明らかになった。

国連安全保障理事会は、イラク侵略を祝福せず、アメリカは、国連憲章に違反してイラクに侵略した。攻撃は、世界中で厳しい批判を生み出した。

2003年、アメリカに反対する隊列には、フランス大統領ジャック・シラク、ドイツ首相ゲルハルト・シュレーダーや、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン等も加わっていた。大規模な大衆反戦集会が、世界中、特にアメリカ国内で開催されたものの、石油の匂いと、世界の中でもアメリカにとって手が届かなかった地域に、傀儡政権を作りたいという願望が、ワシントンの政治家たちにとって、他のあらゆる問題よりも上回っていた。

現時点で、この投機的事業のコストは良く知られている。ペンタゴンは、イラク戦争のために月55億ドルを費やしており、2010年だけでも、アメリカの納税者に660億ドルという膨大な負担をかける予定だ。コスト・オブ・ワー報告によれば、イラク戦争に注ぎ込まれた一兆ドルは、21,000,000 人の警官の一年分給与を支払ったり、19,000,000人の大学生、9年間分の授業料を払ったりするのに十分だという。それに加え、2010年8月9日の時点で、イラク国内で、4,417人のアメリカ軍兵士が死亡し、31,902人が負傷した....

イラクがこの戦争に対して支払ったコストはどれほどだろう?

イラク国民がこうむった死亡者数は不明のままであり、妥当な精度で、評価することすら不可能だ。存在している推計類には、何十万人もの違いがある。

オピニオン・リサーチ・ビジネスは、2007年8月までに、戦争で、733,158人から1,446,063人の間のイラク民間人の命が失われたと報じている。2008年1月、新たな証拠に基づいて、データは、946,000人から1,120,000人の間へと改訂された。

2008年末、マスコミが報じるデータのみを使用して、イラク・ボディー・カウントは、死亡者数を、89,612人から97,840人の間と推計した。イラク保健省は、2006中期以前で、104,000人から223,000人の間と推計している。上記数値に対し、アメリカ司令部は、2007年で終わる期間の戦闘中に死亡した19,000人超の人数を、控えめに加えている。

アメリカ国防長官や他の高官たちは、ラマダンのおかげで、8月31日迄に、イラクでの武力衝突が増加し、イラクにおける宗派対立が増加すると予測している。連立政権を形成するためのはずの政治党派間の闘争も、この問題に貢献しそうだ。イラク自身の治安部隊では状況を制御しきれまいということで、専門家たちは合意している。

オバマはアメリカ人にはイラクからの撤退を約束したが、イラク人には何も約束していない。8月31日以後、アメリカ軍は、イラク国内に6旅団を維持し、現在の144,000人ではなく、合計50,000人の兵士を駐留させる計画だ。安全保障支援や、イラク人警察官や兵士の訓練のような非戦闘任務には、それで十分なはずだといわれている。

総選挙後6ヶ月たっても連立政権が作れない中、イラクからの米軍撤退によって生じる真空状態にイラク人レジスタンスはつけこむまいと期待するのは無邪気に過ぎよう。

イラク内での武力紛争は増加しており、死亡者数は増加し、総員約400,000人のイラク軍と警察は、この状況に対し、さほど貢献できていないが、国民から彼等はアメリカの傀儡だと見なされているというのもその理由の一つだ。

イラクはいくつかの占領地帯に分割されている。 バグダッド、スンナ派トライアングル、北部諸州、西のアル・アンバル州(アメリカ支配下にある)、バグダッド南部のシーア派が住む地域(ポーランド、スペイン、イタリア、ウクライナと中米諸国からの兵士によって構成されている部隊の責任範囲にある地帯)、そしてバスラ周辺のイラク最南部(イギリスが責任を負う地帯) という具合で、事実上地帯同士の境界で、ばらばら状態にある。

イラク国内における、民間人対立という火を、そのまま燃え盛るにまかせたままに放置して、イラク国家を破壊することを狙った作戦が完了したとワシントンが結論するのはもっともなことではある。

記事原文のurl:http://en.fondsk.ru/article.php?id=3213

----------

代表的属国の二国、五万人という駐留兵士数だけは奇妙に似通っている。

「自衛隊が活動している地域が非戦闘地域だ」という属国首相の迷発言、属国マスコミは一切批判しなかった。

「イラクに残る軍隊が非戦闘部隊だ」という宗主国大統領の発言、宗主国マスコミも属国マスコミも決して批判しない。ひたすら垂れ流し。

「非戦闘部隊の軍隊」とは一体何を意味するのだろう?世の中に「戦闘しない軍隊」が存在するのだろうか。アメリカ語を話す人々にも素朴な疑問をもつ方々はいる。

What's the Difference Between Combat and Noncombat Troops?

要するに、大した違いはないだろう。

石油が支配できて、永久基地さえ維持できれば、後は野となれ山となれ。

これには身近に素晴らしい前例がある。

パスワード無しATMが無制限に利用できて、安価な永久基地が使える便利な国が。傀儡二大政党間の交代をしたので、相も変わらず従順な政権と従順な属国民。この国独自の神社やら宗教、異議など唱えず、宗主国にこそぬかずくもののようだ。

日本独立国家の破壊:作戦既に完了 というところか。宗主国笑いが止まらない。

捕虜収容所の壁新聞・放送であるマスコミによる、頓珍菅なニュースを見聞きしていると頭の中は熱中症状態。

民主党のコップの中の嵐、関心がもてない。まずいカレー・ライスと、まずいライス・カレーのどちらを選べといわれても、どちらも食べるわけにはゆくまい。

社民党では副委員長が辞表を提出。小選挙区制成立の論功褒賞で、議長が出たり、野首相が出たりした挙げ句、消滅した一連のできごとの再演。デジャブー

もはや下記記事にも驚かない。

知事選「第3の候補必要」 下地氏、普天間移設で

下地氏は同党としての対応方針は決まっていないとしつつ、仲井真、伊波両氏を念頭に「今、名前が挙がっている人になかなか期待が持てないのではないか」と指摘。

正気だろうか?本当に沖縄出身だろうか?基地反対派の足をひっぱる属国傀儡政党になかなか期待が持てないのは確実だ。

熱い中、普通の哺乳類は、ひたすら寝ころがっているのだそうだ。動き回っているのは人間だけ。それゆえ熱中症にもなるのだという話がテレビで流れた。動物園で寝ている猛獣や、鼻を巧みに使ってホースで水を浴びる象がうつった。たまにテレビもは良いことを言ってくれる。

テレビを見ず、新聞を読まず、ただ寝ころがるのが一番の熱中症予防かもしれない。