色の波動

８月１５日付・朝日新聞夕刊に美輪明宏さんのエッセイ「彩・美・風」が載っています。
彼の視点はいつも面白くて舌鋒鋭く明快です。今回は、「色の波動　あなどるなかれ」というタイトル。

色彩の勉強をしていなくても感覚的に分かるように説明しているのはさすが！
「喪服が万国共通で黒なのはなぜか」「生命感あふれる植物に黒や灰色がないのはなぜか」と黒やグレーのもつ意味を解き明かしてくれます。
確かに、黒は子供服には向かない色と言われ、美輪さんのご指摘からもそれは容易に想像できますね。将来に向けて活き活きと成長していく幼い子に黒や灰色は不適切ということでしょう。

美輪さんは色の与える影響を「波動」という言葉で表しています。
彼が髪を黄色(金髪？）に染めているのも風水の影響とか。金運アップの色とのことですが、効果はどうであれ、自分のラッキーカラーを知っておくのもよいことですね。

ラッキーカラーはもちろん、カラー診断のベストカラーでもあるのですが、それはあくまで身につける色。それとは別に周辺に置くと何となく元気になる、ゲンがいいと思える色を身近に配すのも効果的です。
ラッキーカラーの見つけ方は、風水以外にも各人の誕生日から探せます。
「九星本暦」というのがあって、九つの星にそれぞれ色があります。
例えば、一白水星、七赤金星、九紫火星など。自分の星の色を確認して、それが嫌いな色でなければぜひ小物やお部屋のインテリアなどに取り入れてみてください。
まさに、「色の波動」を感じるはず。

もちろん、何の根拠もなく単純に好きな色がラッキーカラー！という捉え方もあります。
ちなみに私のラッキーカラーは、イエロー。子供の頃から好きな色で、ちょとしたものでも黄色を選んでます。
手軽にできるバランスボールに凝っていますが、これも黄色。大きくて鮮やかな黄色のボールが転がっているとそれだけで元気が出ます。これが、苦手の黒じゃね……。

好きな色が黒の場合はどうするの？って？
うーん、それは黒は尊重しつつ他にもちょっと明るい色を探してみては？としか言えませんね。黒を全否定しているわけではありませんので。
美輪さんのエッセイでは、パステルカラー（薄く淡い色）は精神的に一番良い色と言われていると紹介されています。
強い黒とパステルは結構相性がいいので、これを差し色として活用してみてはいかがでしょうか。