一期一会 キミにききたい! 学校に行く意味の話 1/3
一期一会 キミにききたい! 学校に行く意味の話 2/3
一期一会 キミにききたい! 学校に行く意味の話 3/3
上に貼り付けている動画は、教育テレビで放送されていたものです。
学校が楽しくてしょうがない女性、学校が苦痛でしょうがない男性、
この対比が本当に面白かった。
2人とも、基本的には前向きな人物なので、どちらに対しても好感が持てた
まま最後まで観る事が出来ました。
私はこの2人を観ているうちに、村上春樹の小説の一文が思い出されました。
デビュー作『風の歌を聴け』の最後の方に、ニーチェの次のような言葉が
引用されます。
「昼の光に、夜の闇の深さがわかるものか。」
学校が大好きな感受性のこの女性は、そのまま素直にそれを出せば、教師にも親にも、気に入られ、可愛がられます。それはまるで「東京ディズニーランド」に行って、「ディズニー最高!」と喜んでいるのと、同じ次元です。
かたや学校を苦痛と受け取る感受性の男性は、そのまま素直にそれを出せば、教師にも親にも、不審がられ、怒りを買います。ただ「ディズニーランド面白くない」
と思ってる程度の事なのに。ディズニーのキャラクターにも、乗り物にも興味がない。人が多いところも苦痛だ。
それを素直に言っても、誰も納得しない。なんであの学校大好き少女のように
なれないの?と教師などから批判されます。彼女はディズニー・キャラに囲まれ
大はしゃぎ、乗り物にも歓喜の声を上げています。人がたくさんいるのも、お祭りみたいで最高!そんな彼女を教師たちも気に入っています。まさに相思相愛のしあわせな関係。
校則や、授業の意味や、教師やクラスメートとの人間関係に悩んだり、疑問に思う
彼は、自分なりの正義や理想と、現実とのギャップに苦しみますが、その何層にも何層にも重ねられていく、傷だらけの深層心理が報われる事はありません。
何も考えないで、大人が差し出したものを喜んでるあの女の子の、なんと
キラキラした学生生活か。
と、そんな事を考えていました。
あの不登校になったフリースクールの少年少女たち。自分のように、不登校には
ならなくても、学校の存在そのものを疑問視してる者たち。
そんな人間の、夜の闇の深さは、
あの女の子のような、太陽の光には、理解なんか出来るものか。
それを随所に感じた番組でした。
【学校大好きの女性と、その恩師にあたる高校の先生のお二人に
関して言えば、本当に心から誠実な、いい方たちだと思いました。
現在の教育システムを、まったく疑問に思っていないところは、
分かり合う事は皆無でしょうが、個々で意見が分かれるのは当然なので。】
一期一会 キミにききたい! 学校に行く意味の話 2/3
一期一会 キミにききたい! 学校に行く意味の話 3/3
上に貼り付けている動画は、教育テレビで放送されていたものです。
学校が楽しくてしょうがない女性、学校が苦痛でしょうがない男性、
この対比が本当に面白かった。
2人とも、基本的には前向きな人物なので、どちらに対しても好感が持てた
まま最後まで観る事が出来ました。
私はこの2人を観ているうちに、村上春樹の小説の一文が思い出されました。
デビュー作『風の歌を聴け』の最後の方に、ニーチェの次のような言葉が
引用されます。
「昼の光に、夜の闇の深さがわかるものか。」
学校が大好きな感受性のこの女性は、そのまま素直にそれを出せば、教師にも親にも、気に入られ、可愛がられます。それはまるで「東京ディズニーランド」に行って、「ディズニー最高!」と喜んでいるのと、同じ次元です。
かたや学校を苦痛と受け取る感受性の男性は、そのまま素直にそれを出せば、教師にも親にも、不審がられ、怒りを買います。ただ「ディズニーランド面白くない」
と思ってる程度の事なのに。ディズニーのキャラクターにも、乗り物にも興味がない。人が多いところも苦痛だ。
それを素直に言っても、誰も納得しない。なんであの学校大好き少女のように
なれないの?と教師などから批判されます。彼女はディズニー・キャラに囲まれ
大はしゃぎ、乗り物にも歓喜の声を上げています。人がたくさんいるのも、お祭りみたいで最高!そんな彼女を教師たちも気に入っています。まさに相思相愛のしあわせな関係。
校則や、授業の意味や、教師やクラスメートとの人間関係に悩んだり、疑問に思う
彼は、自分なりの正義や理想と、現実とのギャップに苦しみますが、その何層にも何層にも重ねられていく、傷だらけの深層心理が報われる事はありません。
何も考えないで、大人が差し出したものを喜んでるあの女の子の、なんと
キラキラした学生生活か。
と、そんな事を考えていました。
あの不登校になったフリースクールの少年少女たち。自分のように、不登校には
ならなくても、学校の存在そのものを疑問視してる者たち。
そんな人間の、夜の闇の深さは、
あの女の子のような、太陽の光には、理解なんか出来るものか。
それを随所に感じた番組でした。
【学校大好きの女性と、その恩師にあたる高校の先生のお二人に
関して言えば、本当に心から誠実な、いい方たちだと思いました。
現在の教育システムを、まったく疑問に思っていないところは、
分かり合う事は皆無でしょうが、個々で意見が分かれるのは当然なので。】