コドモの王国

文部科学省解体による教育自由化で、
効率のいい学習方法が日本中に広がる、
と思っているブログ。

約1カ月前のフランスを想う

2006年04月22日 | weblog
「解雇OK」に学生反発 フランスで全国規模デモ
2006年03月19日01時28分


若者向けの新たな雇用制度に反対して18日、パリ市内を学生や労働者たちがデモ行進した=AP

 若者向けの新たな雇用制度(CPE)をめぐり、フランスが揺れている。26歳未満を雇えば2年間は理由なく解雇できる仕組みで、企業の採用意欲を高めるのが狙い。だが、雇用の不安定化を嫌う大学生や高校生が反発、18日には労働組合なども巻き込んだ全国規模のデモで撤回を求めた。

 パリのモンパルナス駅に近い広場を18日、若者が埋めた。ナシオン広場までの約6キロを行進する。今月4度目となったデモで、学生団体や労組は全国で150万人の動員を見込んでいる。

 デモの先頭は高校生たちだ。顔に「CPEにノン」とペイントし、ロックの大音響に体を揺らせる。「政府は追いつめられているぞ。もう一押しだ」とリーダーが叫ぶと「ウォー」と歓声が上がった。

 国立84大学のうち、学生による封鎖・占拠は60大学に広がった。これに、1年後の大統領選をにらむ野党が加勢。メディアは、世界中で学生運動に火をつけ、当時のドゴール政権を揺るがせた68年の「パリ5月革命」と重ね見る。

(で、その後本当に撤回させた。それがいいか、わるいかは置いといて。
日本人が怒るべきときに、怒りをカタチにして見せてきたら、
少なくとも、60歳からもらえるはずの年金を引き上げられるなんて
ふざけた事はなかったのでは。賢い主婦が資産を増やすぐらいのことを、
そのレベル程度のことさえしてれば、いまごろ年金を45歳、40歳、
30代でも受給できてたのでは、そう考えると「怒ることは恥ずかしい」は
権力者には、本当に都合のいい精神構造なのでは、と想ってしまいます。)






聖誕 (2)

2006年04月18日 | weblog
彼女の胸の中にあった一本の旗が 国中を埋め尽くし
君臨してゐた陸の帝國は悲鳴を上げ始める
残酷な獅子の宮殿は廃墟へ変貌した
呪文は破れた 魔法は解けたのだ

名も無き少女は今や玉座に登りつめた
残虐を断つ 美神として
民衆の歓呼の声と天使の讃美歌を浴びながら
蒼空の下 彼女は大地に接吻し
神聖となりし世界に 海を出現させた

(本物のカリスマ性のある人物が現れて、
世の中を変える時はこういう感じかと
想像して書いた詩です。)



聖誕 (1)

2006年04月16日 | weblog
扇動者は独りの少女だった
陸の生き物には水の生き物の願ひは解るまい
私達は海が欲しいのだ とその者は言った

彼女は同胞の渇きを癒そうと 戦場に身を投じた
慈愛の内から湧き出る御声を信じ 生贄覚悟で突き進む
無数の傷を負ひながらも 凛とした立ち姿は
天上の薔薇だった 弱き者を匿ひ刃を怖れぬ花
その花に魅せられた者も多く
彼等も海といふものを見たいと願った



色んな14才

2006年04月10日 | weblog
教育が自由化したら、色んな
14才が誕生する。

小学生時代からヤンチャで、中学生に
なって暴れてたら義務教育じゃないから
停学になり、勉強は苦手なので、好きな
車関係のことを選択して学校で学んでいたら、
車やフォークリフトの免許を取得した。

倉庫業でアルバイトしてるが、フォークリフトを
乗れるようになって、時給が上がった。
周りからも褒められて、ちょといい気分だ。
いま欲しい資格は整備士で、17才までに
取得したいと夢見る14才。


色んな13才

2006年04月09日 | weblog
教育が自由化したら、色んな
13才が誕生する。

たとえば、今まで部活動にあてた時間で、
ホームヘルパーの資格を3,4ヶ月で
取得したり、そういう現場で土日の休日に
働いてみたり、いくらかのお金を稼いでみたり、とか。

おとなしくてクラスでは目立たない優しい子が、
そういう介護の事で、同級生からも一目置かれたり、
相談されたりと、そんなことが日常になってる13才の風景。


自由化

2006年04月09日 | weblog
教育が自由化したら・・・・。

義務教育は小学校までで、13才からは
大学のような単位制で、教習所のように
自分のペースで習得して、専門学校の
要素もあって、と。

ついてこようがこまいが、日本中で同じスピードで
授業をこなしている今の学校のやりかたがなくなれば、
いろんな13才、14才、15才、16才が生まれる
と思います。





鎮魂歌 (4)

2006年04月08日 | weblog
主よ 彼等を許し給へその為す事を知らねばと
十字架の上の御言を聞きて 神はやがて闇を破り
罪の縄目を解き給ふ
生贄にされたる御子たちは 希望の野に放たれた
幸なるかな永遠の救ひ 御名の栄へ我は歌わん



鎮魂歌 (3)

2006年04月07日 | weblog
創りあげたる世界の 残酷の責を取ることもせず
身に過ぎた力を手離すまいとする醜悪
聖歌隊の哀しい歌が 今日も国中に響いてゐる




鎮魂歌 (2)

2006年04月06日 | weblog
教育は毒盃
偏見といふ毒を吐き出したが 子供の体内は蝕まれた
屍骸の知識の量を競ひ 人の上下を決め始める
役人が王に成るための荒んだ争闘
しかし子供の本能は 異物と戦ひ拒絶をし
死にたくないと泣いてゐる
閉じ込められた牢獄の床は真赤に塗れて
童神の遺骸が 荒涼と並び続けてゐる






鎮魂歌 (1)

2006年04月05日 | weblog
教育は断頭台
半獣神である子供の 獣物じみた箇所を切断す
新時代を切り拓く神の御子である掌脚までも
踠く子供を押さえつけ 自らの判断を放棄した教師が
手引書通りに刃を落とす


2006年04月04日 | weblog
怒りの精神は受け継がれ
怒りの子供が生誕した
白い肌を細身の身体に張り付けて
子供達はひやりと身を置く
無数の毛孔の中に見えない握り拳が
力一杯刃を掴んでゐて





子供に勉強させたいのなら、働かせること

2006年04月03日 | weblog
働きはじめて、しばらくたつと、
かなりの確率で大人はこう言う、
「勉強しとけばよかった」と。

この言葉をどう解釈するかは
人によって違ってくると思いますが、
私はこう考えています。

まずこの言葉は、たくさんの知識を
吸収したいという知的欲求ではないこと。

この言葉は給料、バイト代など金銭を
手に入れるようになって、より金額が
高く、安定した収入方法を考えるように
なってから、発している金銭的欲求なこと。

だから13才ぐらいから、週20時間ぐらい
働かせればいいのに、と思います。

大学出て、働きはじめるのが23才。
そして日本人が精神的に成人するのが
27,8才と言われていますが、
10年早く働くことで、予防接種のように
社会に対する免疫をつくり、精神的に
成人するのも、17,8才ぐらいになる。

20歳の成人式に暴れる人間も減るでしょう。
今なら30才前で、ああしておけばと後悔してる
ことも、20歳前で思うので、学校に入りなおす
ことも、資格を取ることも可能でしょう。
就職しなおすのも、わけないでしょう。



理科の指導助手(読売新聞)より

2006年04月02日 | weblog
文部科学省は、理科の授業で実験や教材作りを手伝う指導助手を、2007年度から全国の小学校に配置することを決めた。

 地域の大学院生や退職した技術者・研究者が教員を支援し、理科教育をてこ入れする。初年度は、全国の小学校の約1割にあたる約2000校でスタートする。

 日本の子どもは理科への興味が低下しており、小学4年生を対象にした国際教育到達度評価学会(IEA)の03年調査では、「理科の勉強が楽しいと強く思う」と答えたのは45%。国際平均の55%を下回る。「理科の勉強に対する自信」は25か国・地域のうち、下から3番目。25か国・地域の平均点を500点とみなす到達度テストで、日本の平均点は前回調査の1995年から10点も下がった。

 理科離れの一因とされるのが、教員自身の理科嫌いだ。専科教員のいない小学校は特に深刻で、独立行政法人科学技術振興機構が小学校教員2470人を対象に実施した2005年調査では、「理科が苦手」という回答が62%にのぼり、効果的な授業にするための方策として35%が「助手の導入」を希望していた。

(2006年4月2日14時19分 読売新聞)

この記事を読んで思ったのは、理科の指導助手だけでなく、学級崩壊などで、
教員の統率力不足が問題になっているのだから、大量に退職する団塊の世代
の方のなかで、管理職についていた人に管理助手をしてもらえばいいのに、
という事です。
大学を出ただけで、数十人、数百人の生徒をまとめさせ、授業を進行させる
今のやりかたは、生徒にも教員にとっても無責任すぎると思います。



毎日新聞「読者の声」から

2006年04月02日 | weblog
◇いつでもやり直せるスウェーデンの教育

 私はスウェーデン人と結婚してスウェーデンに住んでいます。夫婦とも英語教師です。

 息子は今14歳で8年生ですが、6年生ごろまではサッカーとテレビ三昧で、休みの日に6時間もテレビを見て「頭が痛い」という始末で、ひどく叱り付けた思い出もあります。日本の小学6年生なら、週末も夏休みも塾に通って中学受験に備えるのに、この落差は何かと、スウェーデンのやり方に勝手に憤慨してきました。その息子も、昨年ごろから宿題が増え、勉強に対する真剣さが変わってきました。学校から貸してもらった教科書を持って、テストのために一生懸命勉強するのです。どうやって、あのサッカー少年を勉強に引き込めたのか、その方法が大変気になっています。

 スウェーデンでは、9年の義務教育が終わって、ギムナシウム(高校)に進まず働き始めた若者が、「学習したい」「新しい専門知識がほしい」「資格を取りたい」と思った時は、「KOMVUX」という成人コースでいつでも学び直すことができて、すばらしいと思っています。

 日本のように、一度落ちこぼれたら終わりというのとは違い、子育てが終わった主婦が看護婦を目指したり、教育は子供だけのものではないという視点はスウェーデンで教えてもらった気がします。学校に戻りたいという気持ちにさせる素地は、北欧ならではの学校のやり方にあると思います。(スウェーデン 主婦 30代)





いまごろ?

2006年04月01日 | weblog
いま文部科学省は、色々と新しい試みを
している。
例えば、小学校からの英語教育など。

そんな試みは、昭和30年代までに既に
やっているようなものだろう。
教育が自由化していれば。

そして今頃は色々なタイプの生徒に応じた
語学カリキュラムが出来上がっていたはずだ。
小さい頃から英語を学んだせいで、日本語なまりの
英語、英語なまりのオカシナ日本語、どちらの
国の人からもヨソモノにされてしまう子を
作らない方法、対策マニュアルなど。

家電メーカーなら、昭和30年代といえば
白黒テレビを新商品として発売してた頃。

教育の歩みの遅さに、言葉を失う。

競争しなくても潰れない人間たちの傲慢さにも。