kochikika ノート

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やっぱり「朝ズバッ!」は不適切だったという話

2007-08-07 23:17:52 | 時事雑記

番組制作体制に欠陥=TBS「朝ズバッ!」不二家報道で見解-BPO放送倫理委 (時事通信) - goo ニュース

NHKと民放でつくる第三者機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」の放送倫理検証委員会(委員長・川端和治弁護士)は6日、TBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」での不二家の不祥事に関する報道について、不適切な放送だったことを認定し、「番組制作体制そのものが内包する深刻な欠陥ととらえるべきだ」として、事実上の改善を求める「見解」をまとめた。

個人的には「朝ズバッ!」は嫌いではなかったのですね。
それはスポーツコーナーにおいて、他局より多く大相撲を取り上げてくれたり、何よりパラリンピックを大々的に取り上げたことに好感をおぼえたから。

このあたりは視聴率男を起用したが故の、思い切った(・・・ってたいしたことはないが)独自路線ということなのかなと前向きに捉えていたんですが、不二家の件はそういう人を起用したことのマイナスが出てしまったのかなと。

このBPOなる機関に、放送局の倫理の向上を求めることなど期待はできないものの、まあそれゆえに、ぬるい処分ながら、こうしてニュースに「みのもんた」「朝ズバッ!」「欠陥」「不適切」といった見出しが載るような見解が出たのは、一応よしとするしかないのかなと。訴えた郷原さんがどう思うかわかりませんけど。
(追記1:郷原さんは業腹なようです)

しかし当のみのもんたも夏休み中(だよね?)に見解を出すあたりが、何だかなと。
自分らが不祥事企業や疑惑の政治家を追及するときは、本人が納得いく説明しろと吊るし上げるくせにね。

当方、ネットを通じての社会運動みたいなものについては関わったことがありませんが、単純にメディアにガバナンス効かせる機関として、お役所じゃ統制に繋がって好ましくないし、株式市場じゃこれまた報道する側の腰が引けることもあるだろうし、かといってメディア間での相互監視なんてものが働いてるとも思えないし、やはり視聴する側が牽制効かせるのがいいんだろうなと。

みのさんらの断罪的なコメントについても「慎重な演出方法が考慮されるべきだった」と反省を求めた。

みのさん自身が明確な謝罪をしていないなど「内容も見苦しさとあいまいさがあり、番組の信頼を損なうものだった」と指摘した。

7日、代わりに曲穴氏が「この見解を真摯に受け止め云々・・・」みたいな談話を出して、みのもんたの「明確な謝罪」はまたもやスルーされる公算が強くなるわけですが、逆にいえば「逃げた」みのもんたの「再犯」の可能性も高くなるわけです。
(※6時10分から30分間見たけど、コメントなし)
(追記2:本人不在ながらみの氏自身による謝罪コメントがあったようです)

ここはひとつ、喉元を過ぎた頃の企業不祥事発覚時におけるみのもんたをヲチし、また何かやらかしたときは盛大に叩く、こういう姿勢が必要なのかなと。
ただ辛いのは、そういう姿勢を保とうとすると、結局彼の番組を見ることになってしまうという。
無視される状況であれば、そっちの方がよいのかもしれませんやね。



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