kochikika ノート

旧「こちら某中堅企業企画室」。リーマン話、時事の話、パリーグ話など。ぼちぼちやってます。

BSアニメ夜話『あしたのジョー』を観ながらの話

2007-03-30 23:57:26 | 読・観・聴
今、BSで「あしたのジョー」の一挙放送&ジョー世代の“識者”によるBSお得意の夜話やってます。

当方、世代的にはジョーは(デビルマンやベルばらなどと同じく)夕方再放送世代なんですが、当方もいろいろ思うところはあるものの、減量した岡田氏や『逆境ナイン』の島本氏のコメントは、その解釈の自己深堀りにおいて、凄いですよね。

昨日、原作(作画)のちばてつや氏が、アニメのディレクターである出崎統氏の思い入れに対し、「そこまで考えてなかったなあ」みたいなリアクションしてたように、優れた創造物ってのはしばしば創った人の思い入れを超えるんですよね、受け取る側が。(でもときどき作り手の方が深読みを要求することがあって油断ならないのだけど)

岡田氏や島本氏の解釈を作り手が意識していたとは思わないのですが、こういう風に尾ひれをつけて解釈される作品が出来たのは、やはり凄いことです。

ありゃー、いまマンモス西が鼻からうどん出してる。

こういう回は、年齢重ねた後に見ると辛いですよ。

むかしの漫画は、今ほど打ち切り基準がシビアでは無かったのだろうから、こういう、本筋からすればかったるい場面が描かれたのですよね。

でもそれが深みを与えてると。陳腐な見方ながら当方がジョーを語るならそう思ったりします。


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