コブリのひげをひっぱりながら…

ある日 上肢局所性ジストニア と診断され
 とうとう愚痴り相手の猫もいなくなった
  元小動物臨床獣医師の独り言

事の顛末

2014年06月20日 | 日記
 
土曜日ですからね…

皆様 ワールドカップを 御観戦のことと存じます

ワタシは…



なんだか とっても 体が欲するのです

毎朝 飲んでんなぁ…






自分が診察を受ける際の ワタシ的 ・ 医者選びの方法は

「仕事場から近からず 自宅から遠からず」…

仕事場に近い病院の待合で 知った顔に出会ったら

なーんとなく 気まずいでしょ?

まして それが 「肛門科」 だったりしたら…

(ちなみに 仕事場は貸テナント 痔主じゃありません)

だから 仕事場からは近からず

かといって 自宅から遠いのも 億劫なので 遠からず…

ネットで よく見かける 「口コミ」 とかは 全く気にしない

ラーメン屋と同じで 食べて見なけりゃ 自分の好みとは限らないから。




さて 今回の耳鼻科…

会計が済んで 病院を出て 歩いて歩いて 考えてた

つけ麺屋で昼飯中の惨事が起こるまで ずーっと考えてた

なにが ワタシと合わなかったんだろう…

きっと 次の機会はないだろう

腹立たしいのとは違うし なにが ダメなんだろう…

問診票にも書いたが

ドクターに

・この鼻血は中高生の頃に頻発し 近所の耳鼻科で粘膜表面に太めの血管があって
 
 それが切れて出血する と言われ 治療もしたが 良くならなかった

・煙草を吸いだしたせいか 20代からは 滅多に起こらなかったが

 今回 ひょんなことで それをひっかいたのか 再発した

・この1週間で4回おこったので このまま待ってていいか

 それとも 何か治療をしたほうがいいか知りたくて来院した

と 説明した






診察椅子 というのだろうか

えらく 座り心地の悪い椅子に座らされ

まず 耳鏡で 耳の中を覗かれた…

主訴は 鼻出血である 耳出血ではない

耳を覗いた理由は 最後までDr.から語られることはなかった

その後は 例の鼻の穴をおっぴろげる ペンチみたいなやつで

覗かれ放題 され放題…

耳鼻科で鼻血だから ある意味 仕方がない…

仕方がないのだが…



Dr. あなた 鼻をこすりすぎなんじゃないの?

ワタシ そりゃ痒いときには搔きますが鼻血が出るほどは…

Dr. あー コレコレ! あなたにも見えるから ほら手鏡もって…

(手鏡を私に握らせてくれましたが 眼鏡をしていないので見えません)

Dr. じゃあ眼鏡かけてかまわないんだから…

   コレね 鼻くそじゃないのよ かさぶたなの!
 
   あなた コレを取っちゃうから出血するの! わかる??

(中高生の頃 さんざん苦労した鼻血だから そのくらいわかってる

  どんなにムズムズしても 触っちゃいけないことぐらい何十回と経験してる)

そのあとは 何をするのか の 何の説明もなく

鼻の中に 霧吹きのような装置で

薬か何かを ジャージャー突っ込まれ

綿棒かなにかも 突っ込まれ

Dr.の額に付けたライトがまぶしいのと 何されてるか見えるのが怖いのとで

じーっと 目を閉じて我慢していたら

なんと 鼻から突っ込まれた内視鏡がワタシの声門を映し出していて

Dr. 鼻で呼吸して!

   血圧が高いと出やすくなるし止まりにくいのよ
 
   ●●ちゃーん 血圧計ってちょだい~

看護士さん?? 「156の98です」

Dr. ほら血圧が高いでしょ 何か言われないの??

ワタシ (質問内容が理解できず) 何かって 誰からなにと言われるのでしょうか?
 
Dr. 薬飲んだほうがいいとか 言われないの?

ワタシ 年に一度の区の検診では 高いですね 以外に言われたことはありません

Dr. (鼻で) ふーん・・・

    出血してそうなところが 2か所あるのよね~

    出血しているときに来てくれたら どこから出血してるか分かるのにね~

ワタシ そ、それは いくらなんでも 無理だと思うんですが…

Dr. 電気で焼くかなぁ… でも血圧が高いと 逆に出血するのよねぇ~

ワタシ そのまま様子をみるのと 電気で焼くのと どちらがいいんですか?

Dr. どっちでも大丈夫よ~

ワタシ じゃあ 何もしないでいたいです

Dr. 鼻血が出たら ティッシュを詰め込んだら駄目よ!
 
   鼻血は 鼻をつまむのよ こうやって左右からしっかり!

   っと

   ガシッ!! と音がするほど強力に

   赤の他人からは 初めてと思われるほどの強さで

   がっしりと 鼻をつままれました…
   
   記憶を遡って こんなに強くしっかりと鼻をつままれたのは

   いつが最後か 覚えていません…

   いくら医者でも そこまで患者の鼻をつまむのはいかがなものか

   また そんなに強くつまんだら 鼻血が出ちゃうかもしれないし…




ワタシの側から感じた おおまかな 様子… 




思い至ったのは…

耳鼻科医が 「必要」 と考える検査をするのに

患者が細かい説明を聴く必要がないんだろうな

内科で 聴診器をあてて 色々な音を聞くのが当たり前のように

耳鼻科では 鼻の中をジャージャー洗浄して

 何も言わずに内視鏡を突っ込んで観察するのが当たり前で

 それをしなければ 前に進めないんだろう

だから 女々しく 事 細やかに重箱の隅をつつくような説明をせず

 雄々しく どんどん 必要なことはやって

 ズバズバ結論を得て ガンガン治療してゆくのが当たり前なんだ 

そこ そこが ワタシには相容れないところだな…

まず検査の目的を話して欲しい

次に検査の方法/手順を聞かせて欲しい

都度々々の声掛けをしてほしい

内科で採血するときに

「ちょっとチクッとしますよ」 の声掛けがあるでしょ?

甘えじゃなくて 「気」 をとるタイミングだったりしてるわけだし

何も説明されずに我慢だけを強いられている自分はモノじゃない!

それで

終いにゃ こすりすぎだの かさぶた取り だの 血圧だの 出てる時に来いだの

悪い原因は すべてワタシの所為?

叱られているように感じるのは そこ?


で 気づいた

インフォームドコンセント などという格好の良い言葉以前の

モノじゃなくて ヒトである患者との信用関係を構築するための作業が 

雄々しく 潔く 一切ない…

患者は 頭を固定され

のけぞることもできないように細工された 診察椅子で じっとしとけ!

どうも そういうことらしい…

こちとら 一応 江戸っ子よ せんせーよ オイラ合点がいかねぇよ






って

自分でも 同じ、いや、もっと非道いことを してるかもしれない













コメント
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