今回の小松家族旅行では、
片山津温泉と
粟津温泉の宿に宿泊しました。
それ以外には、日帰り湯として
美川温泉と
中宮温泉と
山代温泉に入りました
また長くなりそうなので、片山津温泉と粟津温泉は
宿編で温泉についても書こうと思います

なのでここでは日帰り湯のみご紹介〜
まず
美川温泉
正直、温泉としては全然有名じゃないと思いますが、ここ今回の日帰り湯の中で一番インパクトのあるお湯でした

場所は、ウルトラマンスタジアムのある手取フィッシュランドの最寄り駅の美川駅近く(といっても徒歩15分以上かかりますが)。
くま一家はフィッシュランドからタクシーでここまで行きました

2,000円以上かかったので、ここも寄りたいという方には完全にレンタカーで1日過ごすことをおすすめします。
確認してませんが、恐らく駐車場があったと思います。
なぜこの温泉に来たかったかというと…

この温泉の名前が安産の湯という名前だったから!
安産と書いて やすまる と読みます。
きっとくまが妊娠中じゃなくて、ここの名前が安産じゃなかったら来なかったであろう温泉

しかも行く予定のあるフィッシュランド最寄りの美川駅から近い!
…なんだか運命を感じ、温泉ガイドマップ本で偶然この施設の紹介を発見したときに
絶対行く!!とくま夫に宣言してしまいました。
しかもしかも源泉かけ流しだし

大人440円だし

わーいわーい
フィッシュランドを夕方になる前に後にし、ここに着きました。

ん?普通のビル

タクシーのおじさんも、ここにわざわざタクシーで来る観光客を乗せたことがなかったのか「温泉ですか?温泉あったかなぁ…」と自信なさげに車を走らせ、「え、ここでいいんですか」と降ろしてくれました
くま一家が建物の写真を撮っていると犬を散歩中の人が写真を撮ってくれました

優しい
早速中へ。
右手に食堂兼休憩室、左手にお風呂。券売機でチケットを買って、番台のおばちゃんに渡して男湯と女湯に別れました

今回、いこはくまと一緒に入りました

ここのお湯はナトリウム泉でありきたりなのですが、お湯の色が珍しくて
ブラックコーヒー色
くま夫婦はこんな濃い色、東京の蒲田温泉しか入ったことがありません。蒲田温泉よりは薄いかな?とくま夫は言ってました。
蒲田温泉もですが、湯温が高い!!いこはほとんど入れませんでした…。蒲田もナトリウム泉らしいし、石川と東京で同じ泉質の湯が沸いてるのかも

日本の温泉は不思議です

この時間帯はどうやら地元の人が多かったようで、お互いが顔見知りの高齢の方ばかりでした。いこは脱衣所でいろんなおばあちゃんに声を掛けられて恥ずかしそうにしてて、着替えてすぐ休憩所に出て行きました

お風呂から出たとこに、食堂と一緒ではない休憩所もあります。

大きなテレビがあったのでここでボーッと休みました

オセロで遊ぶ親子

さすがだったのが、休憩所にぽつんとあった本のコーナー。パンフレットやガイドブックに紛れて、こんな本が!!

妊すぐ

妊婦さん向けの雑誌が置いてある日帰り湯はそうそうないと思います

やっぱり名前が安産だから妊婦のお客さんが多いのかな?
源泉かけ流しで、あっついまんまのお湯が溜められてるから長湯はできませんが、寄ってよかったと思いました

浴槽が三段になってるから一番下の浴槽はすこーし温度がマシでしたよ
とても小さい施設ですが、ちゃんとHPありました。すごーくほっこりするHP
美川温泉 安産の湯
お次は
中宮温泉
ここは白山白川郷ホワイトロードに行く途中に寄りました。本当はホワイトロード上にある、親谷の湯という露天風呂に入りたかった。

が、この親谷の湯は2013年6月から自噴が止まっているとのことで入れませんでした

ここ、滝を見ながら温泉に浸かれるというとてもレアな場所なので入りたかったのですが

しかし混浴なのは別に気にしないにしても、浸かってたら観光客がわらわらいるのが見えるとか、脱衣所がないという情報も目にしてたのでちとハードルが高い温泉でもありました。そしてここ、ホワイトロードから温泉までの道のりがハード

妊婦のくまにはどう考えてもしんどそうだったので、パスしてよかったかも。
露天風呂はだめだけど足湯の利用はできるそうで、くま一家がここの入り口前に来た時足湯してきたであろうグループが戻ってきてたのですが、みんなゼエハア

倒れそうな勢いでした。
さてさて朗報なのか悲報なのか…
親谷の湯、今年の7月8日から復活したとのこと!!白山白川郷ホワイトロードのHPに書かれていました
くまたちが行ったのは6月25日…。あと2週間遅ければ入れたかもしれないのか〜!やっぱり悔しいです
いつかリベンジ
脱線してしまいましたが、そんな訳で親谷の湯を諦めてどこか他の日帰り湯を探してたくま夫婦。
偶然見つけた中宮温泉に行こう!となり、中宮温泉の湧く日帰り温泉OKな旅館の中からエイヤッとにしやま旅館を選びました
にしやま旅館
大人550円。昼過ぎに訪問しましたが、この日はくま一家以外に誰も日帰り客はいませんでした。
\秘湯!ゴイゴイスー!/

ノーマークで適当に入ったのに、実はここが
日本秘湯を守る会に指定された秘湯だということがわかりテンション上がりました
玄関からすでに重厚さが違います。

秘湯をパック詰めして地方に発送しているよう。玄関にたくさん積んでありました。
旅館というか民宿?というようなこじんまりと古い感じはありますが、歴史がすごかったです。
明治2年に湯治宿としてオープン。効能の書かれた、めちゃ古そうな飾られていました

受付の隣の囲炉裏や、過去の台帳もまるでちょっとした民芸館。

ロビーと呼ばれる部分には大きな囲炉裏が。そしてたくさんの動物の毛皮や剥製が

雪深いこの温泉は、11月には閉湯して4月ごろまでは冬ごもりなのだそう

どれだけ積もるんだろう
お風呂への期待が膨らみます

今回はいこはくま夫と入浴。
男湯はロビーのすぐ隣、女湯は2階でした。

脱衣所、浴室ともにめちゃめちゃいい雰囲気で、特に浴室の感じがくまの好みどんぴしゃで

本当は写真を載せたいとこですが、浴室なので遠慮します

内装は全て木材、浴槽も木でできてて、桶や椅子も全部木。そこにオレンジ色の柔らかい照明が湯気でもうもうした室内を照らしてて、もうとにかく雰囲気良すぎでした

お湯はというと、ここもめっちゃ熱かったです

浴槽が二段になっているのですが、なぜか上段のほうが温度が低かったような気がしたのでそちらにいました。色は少し黄色で濁ってました

ここは源泉を飲めるようにコップが置いてあり、胃腸にいいという効能があるので冷まして飲みました

塩っぱいような酸っぱいような、金属くさい不思議な味

少し硫黄の匂いがするような気もしたけどナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉だから気のせいかな
男湯は玄関からも近いので、外から丸見えだったそうです

でもこちらもまた浴槽の感じも違ってとても雰囲気良かったそうです
日本秘湯を守る会に所属している温泉はこれまで、秋田?岩手?どこかで1つ入ったことがありましたが、そこも雪深い旅館の温泉でした。

にしやま旅館の脱衣所には、秘湯を守る会の会長の言葉が貼ってあって、なかなか心を打ちました

そうそう!秘湯シャンプー、リンスってのも置いてありましたよ。

そんなに大きくない温泉郷だけど、療養番付

では西の前頭に選ばれてました

別府家族旅行で行った鉄輪、鳥取旅行で寄った三朝が選ばれてて嬉しかった〜

秘湯マニアじゃないけど、他にも守る会に入ってるお湯に入りたいな、と思いました
最後になりましたが
山代温泉
ここは加賀市にある超有名温泉郷。
山代温泉、山中温泉はすごく有名で、お互いが近いのでどちらに行こうか迷いましたが、山代温泉にいい日帰り温泉施設があったのでこちらに。
山代温泉 古総湯

山代温泉には総湯と古総湯があり、2つは隣り合ってます。両方入り口を見たけど、総湯は午前中にも関わらず地元のお年寄りがどんどん集まって来てたので、おそらく健康ランド的な感じになってるんだろうと予想して古総湯を選びました

こちらが総湯。
なぜか古総湯のほうが建物の木が新しそう

番台の方がいなかったので勝手に券売機でチケット買って勝手に入浴

大人440円。

浴室の戸を開けると、いきなり床に掘られた浴槽があってびびりました。えーと…脱衣所は?
なんと脱衣所は浴室の一角。脱衣所と浴室は衝立一枚で区切られてました

すのこの上で服を脱いで、すぐお風呂に入れます。
服を脱いでる途中に女性の番台さんが登場して、ゴメンゴメン!と謝られました

いこがいるから源泉止めとくわ!他にお客さんおらんから泳いでいいよと言われ、源泉どんだけ熱いねんと思って入ると、ほんまに熱かったです

なんだ?!石川の温泉は熱いとこばっかりなんかな

当然、いこは熱がってあまり入らず

最後のほうになると少し冷めてきてちょうどよくなって入ったけど

お湯はとろっと優しい感じで無色無臭でした

男湯もくま夫以外お客さんがいなかったらしく、女湯と男湯が戸1枚で区切られてたのでしゃべったりして、まるで家族湯のように過ごしました
この温泉の最大の特徴は浴室のステンドグラス。天気のいい午後に行ったので、カラフルなガラスが輝いてとても美しかったです


床やタイルも九谷焼で、明治時代の総湯を忠実に再現しているとのことでした

洗い場はなくて浴槽に浸かるだけですが、くま一家はそれでよかったのでとても満足しました
2階の休憩室は、男湯からの階段と女湯からの階段、2つのアプローチがありますが1つの休憩所に繋がってます。

お茶や水が置いてあって自由に飲め、畳、長机、があります。テレビがあれば三種の神器だったけど、ここに限ってはテレビなくていいかも

窓から眺める温泉街の風景も素晴らしいし、吹き抜ける風がとても気持ちよくてテレビなんていりません

ここも浴室と同じステンドグラスがはめられています

1つの休憩所が2つに分かれてるので、他のお客さんがいても別々の場所で思い切りゴロゴロできて、なんとなく気まずい感じにはなりませんでした。

ピカピカで、涼しくて、人も少なくて、番台さんは1階だから放っといてくれるので、もう2時間くらい過ごせそう…

とくま夫婦は根が生えそうでしたが、この日はレンタカーを返して大阪に帰らないといけない日だったので泣く泣く後にしました

正直、超有名温泉郷なだけにあまり期待してなかったのですが、こんなに人が少なくて雰囲気のいい日帰り温泉に入れてラッキーでした
以上が今回の旅行での日帰り温泉の紹介でした

こんなにいろんな種類のお湯に出会えると思ってなかったので、ちょっとびっくり&幸せ

やっぱり温泉旅行はいいなぁ、国内旅行は温泉付きに限るなとしみじみ思ったくまでした
さて次は!
宿編ですー

今回はいつものビジネスホテルとかじゃなくて温泉付きのホテルですよ〜!
乞うご期待です