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「日本・冬の絶景③」~口語短歌と写真で綴る世界文化紀行

2023-01-31 07:49:30 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「日本・冬の絶景③」~口語短歌と写真で綴る世界文化紀行
四季がある日本には、冬にしか出会えない感動的な冬景色、「冬の絶景」があります。雪化粧した「白川郷」や「銀山温泉」の幻想的な佇まい、雪吊りが施された「兼六園」の風情ある美しさ。「樹氷」や「流氷」などダイナミックな冬の大自然。その土地で暮らす人々のぬくもりを感じる冬まつりなどの風景も心を打ちます。そんな「冬の絶景」に、この冬あなたも会いに行ってみませんか?

茨城県「袋田の滝・氷瀑」
口語短歌
「氷瀑は時を止めたか凍りつき 荘厳にして神秘な世界」



日本三大名瀑のひとつ「袋田の滝」。ダイナミックさと、多くの文人墨客も讃えた四季折々の美しさから、茨城県屈指の観光名所として人気があります。冬の寒さが厳しく、その条件によっては滝が真っ白に凍結し「氷瀑」となります。時を止めたかのように凍りついた滝は荘厳かつ神秘的。まさに冬にしか見られない「絶景」です。

埼玉県「三十槌・氷柱」
口語短歌
「石清水つららが凍り芸術は 幻想的な雰囲気怖し」



「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」は、知る人ぞ知る奥秩父の「冬の絶景」。寒さが厳しくなるにつれて岩清水が凍り創られる「氷の芸術」です。秩父市大滝地区の「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場」や「槌打キャンプ場」などで見ることができ、その見頃は1月上旬~2月下旬。おすすめは夜のライトアップ。幻想的な雰囲気を味わうことができます。

栃木県「湯西川温泉・かまくら祭」
口語短歌
「かまくらは夜にろうそく映えてこそ 幻想的な景色広がる」



湯西川温泉の冬の風物詩「湯西川温泉 かまくら祭」。日本夜景遺産「歴史文化夜景遺産」認定イベントです。日中はソリやかまくらなどの雪遊びを、夜は沢口河川敷にロウソクでライトアップされた数百個のミニかまくらがずらりと並び、幻想的な景色が広がります。写真映えも抜群で撮影を楽しむ人も。

北海道「小樽運河」
口語短歌
「雪化粧小樽運河のガス灯は 異国情緒にあふれる夜景」



北海道有数の観光地・小樽の名所「小樽運河」。レンガや石造りの倉庫、ガス灯が運河沿いに並ぶ異国情緒あふれる街並みは、いつ訪れても観光客の目を楽しませてくれます。毎年2月に開催される「小樽雪あかりの路」ではメイン会場のひとつになっており、スノーキャンドルが雪化粧した「小樽運河」を優しい光で照らします。

参照
ttps://travel.rakuten.co.jp/mytrip/amazing/winter-scenery

「日本・冬の絶景②」~口語短歌と写真で綴る世界文化紀行

2023-01-30 07:33:32 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「日本・冬の絶景②」~口語短歌と写真で綴る世界文化紀行
四季がある日本には、冬にしか出会えない感動的な冬景色、「冬の絶景」があります。雪化粧した「白川郷」や「銀山温泉」の幻想的な佇まい、雪吊りが施された「兼六園」の風情ある美しさ。「樹氷」や「流氷」などダイナミックな冬の大自然。その土地で暮らす人々のぬくもりを感じる冬まつりなどの風景も心を打ちます。そんな「冬の絶景」に、この冬あなたも会いに行ってみませんか?

北海道「オホーツクの流氷」
口語短歌
「流氷が海を一面埋め尽くし 比類なきもの圧巻の景色」



大自然が生み出す壮大な冬の絶景「流氷」。毎年2月中旬~3月上旬頃、日本では北海道の網走市や紋別市などのオホーツク海沿岸で見られます。はるか遠く、ロシアのアムール川から流れ着いた「流氷」が海を覆い尽くす様は圧巻の一言。「おーろら」や「ガリンコ号II」などの観光砕氷船に乗れば、間近で「流氷」を見ることができます。

北海道千歳「支笏湖氷濤まつり」
口語短歌
「さまざまな氷のオブジェ立ち並び 支笏湖ブルー幻想的に」



北海道・千歳市にある支笏湖は約32000年前の火山活動によって生じたカルデラ湖。この湖で開催される「千歳・支笏湖氷濤まつり」は、北海道を代表する冬の祭典です。支笏湖の湖水をスプリンクラーで吹き付けて凍らせた大小多数の氷のオブジェが立ち並び、昼間は支笏湖ブルーと呼ばれるナチュラルブルーに、夜にはさまざまな色合いにライトアップ。幻想的な世界が広がります。氷のすべり台や苔の洞門のオブジェは特に人気です。

秋田県「横手の雪まつり・かまくら」
口語短歌
「かまくらは寒さの中にぬくもりが 冬の絶景今に伝える」



秋田県横手市の「かまくら」は、およそ450年の伝統を誇る水神様をまつる小正月行事。例年2月に開催され、祭り期間中は市内にかまくらが80基ほど設けられ、中をのぞくと子供たちが「入ってたんせ」と甘酒・お餅でおもてなしをしてくれます。また、数多くのミニかまくらも作られ、その点灯風景は感動的。寒さの中にもぬくもりを感じる東北の「冬の絶景」に心があたたまります。

蔵王「樹氷」
口語短歌
「樹氷原眼下に広がるその姿 スノーモンスター圧巻の景色」



モコモコとしたその姿から「スノーモンスター」とも呼ばれる「樹氷」。宮城県と山形県の県境にある蔵王連峰は、独特な気象条件により、1月~3月上旬にかけて世界有数の大きさを誇る「樹氷」を見ることができます。おすすめは山形県側にある「蔵王ロープウェイ」に乗り、上から見る眺め。眼下に広がる樹氷原と白銀の山々は圧巻です。

参照
ttps://travel.rakuten.co.jp/mytrip/amazing/winter-scenery

「世界で最も美しい雪景色を見られる場所」~口語短歌と写真で綴る世界文化紀行

2023-01-29 07:18:55 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「世界で最も美しい雪景色を見られる場所」~口語短歌と写真で綴る世界文化紀行
なぜか無性に旅に出たくなる冬。ずっしりと積もった雪の上を踏みしめながら歩く、壮麗な雪山でスキーを滑る、一日中冒険を楽しんだあと素敵なホテルで体を温める‥‥といったアクティビティが楽しめる、冬こそ本来の魅力を発揮するスポットをご紹介します。

カナダ「ホイッスラー」
口語短歌
「充実のアクティビティを満喫し リゾートタウンの醍醐味味わう」



絶対に雪が積もっていなければイヤ! というあなたにはここがおすすめです。上の画像はバンクーバーから約32キロ離れた場所に位置するリゾートタウンのホイッスラー。北米で最大のスキー可能エリアを誇るホイッスラーでは2つの山が約3,237平方ヘクタールの敷地を占めてます。なにしろ、2010年の冬季オリンピックの開催地となったほど、スノーアクティビティが充実しています。

フィンランド「ラップランド」
口語短歌
「トナカイのラップランドはロマンチック おとぎの国のフィンランドこそ」



ラップランドを語らずして、このコーナーを完成することはできません。北極圏の奥深い場所に位置する、フィンランドのおとぎ話さながらのラップランドは、家族旅行にもロマンチックな旅行にも理想的です。何キロにも及ぶ雪に覆われた森、暖炉の火が赤々と燃えるログキャビンでおこもり、数多くのトナカイを想像してみてください。

トルコ「カッパドキア」
口語短歌
「謎めいたカッパドキアは別世界 幻想的な神々しさも」



トルコと聞くと、きっと輝く太陽の光、紺碧の海、暑い夏の日といったイメージが頭に思い浮かぶ人が多いはずです。だからといって、冬の季節を見逃すのはもったいない、中央部のアナトリアの歴史的地域に位置するカッパドキアは幻想的で謎めいた場所だけれど、雪に覆われたその姿は神々しいほどです。ハチの巣状の丘や独特な建築を見渡せば、別世界にいるような錯覚を覚えるはずです。

スロベニア「ブレッド」
口語短歌
「お姫様住む伝説のブレッド城 雪景色見る格別の美も」



冬のスロベニアの美しさは格別。ブレッド湖でスケートを楽しんだあとは、ブレッド城までハイキングで向かい、雪景色を目に焼き付けてください。しかも、スキーもとことん堪能できます。

参照
https://www.elle.com/jp/decor/decor-interior-design/g30636709/winter-snow-destinations-19-0105-r/

「君のいない幸せなんて」オリジナル作詞活動

2023-01-28 07:14:30 | オリジナルな作詞活動
「君のいない幸せなんて」オリジナル作詞活動

参照https://yahoo.jp/b513nd

人生で初めて「黄昏」を迎えています。この道を通った人でないと分からないことをしみじみ味わっています。今年の8月共に私が76歳嫁さんが79歳を迎えます。

嫁さんは特別の入院歴もなく、身体も元気で、歯も8020運動を絵に描いたようにしっかりしていて身体的には大丈夫ですが、あれだけ元気に活動していた彼女が1時間前の記憶がなくなったり、日一日と過去の記憶が薄れて行くのを見ると寂しいし辛いです。

この歌はそうした記憶が弱くなって行く嫁さんに、まだ元気なうちにどうしても贈りたいと思い作りました。そしてこれからも元気に楽しい日々を送って貰いたいと思います。

今回はYTの「じいじ」に作曲をお願いしました。彼には「カサブランカ」「「蛍狩り」「僕の素敵な君はファイヤーレディ」等作曲をして頂いていていつもお世話になっています。私は彼のギターの演奏技術、作曲の創造性、歌手として声の甘さ・優しさ等が大好きで、私を魅了し続けています。

この曲は2023年1月25日に出来上がって来ました。新曲ホヤホヤです。今回も優しくて素敵な曲を提供して下さいました。改めてじいじには感謝申し上げます。

それではお聞きください。


「君のいない幸せなんて」オリジナルソング ギター弾き語り by じいじ 作詞はケンちゃん


「君のいない幸せなんて」
作詞kencyan 作曲じいじ 演奏じいじ

君のいない幸せなんて
僕には意味がない
君のいない人生なんて
僕にはありえない
このいのちすべて捧げて君を愛す
だから僕を一人にしないでくれ
いつも僕の傍にいてほしい

君のいない愛なんて
僕には意味がない
君と歩く人生以外
僕にはありえない
このいのちすべて捧げて君を守る
だから僕を一人にしないでくれ
いつも僕の傍にいてほしい

だから僕を一人にしないでくれ
いつも僕の傍にいてほしい

じいじチャンネル
https://www.youtube.com/@user-qj8my2fx3j/featured


「日本・冬の絶景①」~口語短歌と写真で綴る世界文化紀行

2023-01-27 07:31:21 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「日本・冬の絶景①」~口語短歌と写真で綴る世界文化紀行
四季がある日本には、冬にしか出会えない感動的な冬景色、「冬の絶景」があります。雪化粧した「白川郷」や「銀山温泉」の幻想的な佇まい、雪吊りが施された「兼六園」の風情ある美しさ。「樹氷」や「流氷」などダイナミックな冬の大自然。その土地で暮らす人々のぬくもりを感じる冬まつりなどの風景も心を打ちます。そんな「冬の絶景」に、この冬あなたも会いに行ってみませんか?

岐阜県「白川郷」
口語短歌
「夜の闇灯りに浮かぶ集落は 幻想的なおとぎの国も」



世界遺産に登録されている岐阜県の「白川郷」は、自然に囲まれた素朴で美しい合掌造りの集落。豪雪地帯にあるため、冬の間は一面の銀世界となります。例年行われている夜のライトアップでは、静かに降り積もる雪の中、夜の闇に家々が浮かび上がりとても幻想的。まるで日本の昔話の一場面のような「冬の絶景」に出会えます。

石川県「兼六園の雪吊り」
口語短歌
「兼六園樹木を守る雪吊りは 風情溢れる一幅の絵画」



いわずと知れた日本三名園のひとつ、石川県金沢市の特別名勝「兼六園」。雪深い地域にあるこの名園では、毎年11月1日より、樹木を守る目的で「雪吊り」が施されます。そこに雪が降り積もると、風情があり日本画のように美しく、毎冬訪れる人々を魅了します。

石川県「白米千枚田(しろよねせんまいだ)」
口語短歌
「千枚田日本の棚田絶景で 冬彩るもあぜのきらめき」



「白米千枚田(しろよねせんまいだ)」は石川県輪島市白米町にある棚田。日本の棚田百選、国指定文化財名勝に指定されており、その景色は「日本の原風景」と称され、フォトジェニックな絶景スポットとして人気があります。稲刈りが終わると、棚田のあぜに25,000個のソーラーLEDが設置され、日没とともに点灯するイルミネーションイベント「あぜのきらめき」が冬を彩ります。

京都「貴船神社の積雪日限定ライトアップ」
口語短歌
「静寂な雪と貴船のライトこそ  夢の世界も息のむ景色」



冬は厳しい寒さから参拝者も少なく、静寂に包まれる京都府・貴船町の「貴船神社」。1月・2月の土曜日の積雪日にのみ開催される「貴船神社」の積雪日限定ライトアップは、雪がなければ行わないという条件がそろったときにだけ見られる特別なイベントです。雪と貴船とライトアップのコラボレーションはどこを見ても幻想的。息を飲む美しさがそこにあります。開催が決まるのは当日の15時。公式HPや公式twitter、facebookにて告知されます。貴重なタイミングをお見逃しなくです。

参照
ttps://travel.rakuten.co.jp/mytrip/amazing/winter-scenery

「世界で最も美しい雪景色を見られる場所①」~口語短歌と写真で綴る世界文化紀行

2023-01-26 07:24:37 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「世界で最も美しい雪景色を見られる場所①」~口語短歌と写真で綴る世界文化紀行
なぜか無性に旅に出たくなる冬。ずっしりと積もった雪の上を踏みしめながら歩く、壮麗な雪山でスキーを滑る、一日中冒険を楽しんだあと素敵なホテルで体を温める‥‥といったアクティビティが楽しめる、冬こそ本来の魅力を発揮するスポットをご紹介します。

アメリカ・カリフォルニア州「ヨセミテ国立公園」
口語短歌
「眩いほど白い山肌そびえ立ち 絶景楽しみ我を忘れる」



ヨセミテ国立公園では一年を通じて絶景が楽しめますが、冬以上に幻想的な風景を堪能できる時期はありません。眩いほど白い山肌に高くそびえ立つ花こう岩の断崖や巨大なアメリカスギが段々に連なっており、日中に楽しめるアクティビティは数多くあります。バッジャーパースでスキーやスノーボードをしたり、バレーループトレイルでハイキングを楽しんだりするのもおすすめ、そんな体験はずっと思い出に残るはずです。

ブルガリア「リラ山脈」
口語短歌
「絶景は山に太陽囲まれて 心奪われ神秘な世界」



落ち着いた雰囲気が漂うリラは観光におすすめの街だけれど、冬に目指すべきはブルガリアとバルカン半島で最も高いリラ山脈。上の画像は高さ3,000メートル弱のムサラ山の山頂から撮影されたもの。ムサラ山で最も人気の高いスポットはリラ山脈の北西部。ここではリラの7つの湖や有名なリラ修道院を見渡すことができる。

スコットランド「ハイランド」
口語短歌
「素晴らしいアクティビティに心寄せ 理想的にも冬のリゾート」



スコットランドにおいて降雪は予想不可能ではあるけれど、冬には素晴らしい旅を楽しむことができる。ほかの時期と比べて観光客が少なくなることは確かだけれど、出発前に希望のアクティビティがすべて体験できるかどうか確認を。冬のハイキングを楽しみたければ、この地域はまさに理想的。絶景を記録するためのカメラを忘れずに。

プラハ「チェコ共和国」
口語短歌
「雪が舞うプラハの冬は夢の国 幻想的な雰囲気味わう」



ホリデーシーズンムードをとことん楽しみたいのであれば、プラハが一押し。降雪は予想不可能だけれど、この街に漂う冬の時期ならではの雰囲気は格別。スパイスの効いたホットワインやトゥルデルニーク(砂糖をまぶした焼き菓子)を片手に満喫したい。

参照
https://www.elle.com/jp/decor/decor-interior-design/g30636709/winter-snow-destinations-19-0105-r/

「日本の名城100選モデル④」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」

2023-01-25 07:20:48 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「日本の名城100選モデル④」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」
~天守の分類(現存天守、復元天守、復興天守、模擬天守)~現存天守は比較的有名なのでわかりやすいですが、その他のお城を訪問する際に、そのお城が復元天守なのか、復興天守なのか、あるいは模擬天守なのかを調べておくのも楽しいと思います。お城めぐりをはじめると復興天守や模擬天守を「偽物」と感じてしまうこともあるかと思います。しかし現代の城下町にとってはその天守が本物で、地域になじんでいるのも事実です。また天守は鉄筋コンクリートで再建されていても櫓や門は当時のまま現存しているということもありますので、天守以外の建築遺構についても調べていくといいです。

「現存天守」12城
まず、現存天守です。これは日本に12城しかありません。江戸時代以前から残っているお城です。約400年以上当時のままの姿で天守が残っているお城です。
現存12天守は弘前城、松本城、丸岡城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城、備中松山城、丸亀城、松山城、宇和島城、高知城、の12城です。

復元天守(14城)
木造復元天守(5城)
木造で忠実に復したもの。実質上の天守とされていた三重櫓、天守やそれに類似する象徴的なものとして認識されていた事実のある建築も含みます。
白河小峰城三重櫓(福島県白河市 1991年)掛川城天守(静岡県掛川市 1994年)白石城大櫓(宮城県白石市 1995年)新発田城三階櫓(新潟県新発田市 2004年)大洲城天守(愛媛県大洲市 2004年)


福島県白河市「白河小峰城」三重櫓
口語短歌
「天守こそ御三階櫓は木造で 総石垣の名城刻む」



白河小峰城は日本100名城のひとつで、東北では珍しい総石垣造りの城です。盛岡城、会津若松城とともに東北三名城のひとつにも数えられています。天守相当の御三階櫓は戊辰戦争の際に焼失しましたが、1991年(平成3年)に復元されました。この御三階櫓は数少ない木造復元天守のひとつで、JR白河駅のホームからもよく見えます。

静岡県掛川市「掛川城」天守
口語短歌
「一豊の居城と知られお城には 家康への厚い信頼も」



掛川城は山内一豊の居城として知られています。「関ケ原の戦い」の際に一豊が徳川家康に掛川城の提供を申し出た逸話は司馬遼太郎の『功名が辻』にも登場します。明治以降は、廃城令によってほとんどの建物が撤去されましたが、1994年(平成6年)に天守が再建されました。この天守は日本初の木造復元天守です。重要文化財にも指定されている二の丸御殿は二条城などと並んで全国でも数少ない完存御殿建築遺構です。

宮城県白石市「白石城」大櫓
口語短歌 
「春霞桜に浮かぶ大櫓は 木造復元往時を偲ぶ」



白石城は蒲生氏郷が会津若松城の支城として築いた城ですが、伊達政宗の右腕であった片倉小十郎景綱の居城として知られています。一国一城令が敷かれる中、特例として認められた数少ない城のひとつです。「大櫓」と呼称された天守に相当する三階櫓は明治初頭の廃城令によって壊されましたが、1995年(平成7年)に当時の姿をほぼ忠実に復元されました。戦後の木造復元天守としては高さ、広さとも日本最大級を誇ります。

新潟県新発田市「新発田城」三階櫓
口語短歌
「三匹のシャチホコ載せられ三階櫓 城郭建築特徴的も」



新発田城は新潟県内では唯一、江戸時代当時の城郭建築が現存する城跡です。実質的な天守とされる御三階櫓(三重櫓)は特徴的な構造で、丁字型の屋根になっており、棟上には3匹のシャチホコが載せられている新発田城だけに見られる大変珍しいものです。この三重櫓は1874年(明治7年)に破却されましたが、2004年(平成16年)に辰巳櫓とあわせて復元されました。積雪対策として用いられる海鼠壁も見ることができます。

愛媛県大洲市「大洲城」天守
口語短歌
「戦国の名馳せた武将建築の 栄華とロマン今に伝える」



大洲城を近世城郭として整備したのは藤堂高虎です。藤堂高虎は宇和島城とほぼ同時進行で大洲城を普請しました。その後、1609年(慶長14年)には淡路の洲本から脇坂安治が入城し、このふたりの時代に天守をはじめとする建造物が造営されています。また脇坂安治の時代に従来の「大津」から現在の「大洲」に城名が変更されたといわれています(異説あり)。2004年(平成16年)に主に市民による寄付によって完成した木造復元天守は、戦後初の当時の工法を用いて復元されたものです。

参照
https://blog.kojodan.jp/entry/2019/02/25/191515

「ヨーロッパの名城100選④」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」

2023-01-24 07:38:12 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「ヨーロッパの名城100選④」~口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」
「日本100名城」が平成18年に選定されたのに続き、平成22年に「ヨーロッパ100名城」が選定されました。近年ヨーロッパを訪問する日本人が増えるにしたがい、城郭を見学する機会も多くなりました。しかし華麗な宮殿は脚光を浴びますが、古代から発展した城郭都市や堅固な中世城郭は見逃されがちです。この選定を機にヨーロッパを代表する歴史的文化財としての名城を訪問することで、各国の歴史、建築文化に触れていただきたいと思います。

イタリア「カステル・デル・モンテ」
口語短歌
「皇帝の造詣表す黄金比 八角形で美しい城」



丘の上に立つ美しい城で、皇帝フリードリヒ2世の造詣を表す黄金比を用いた八角形を多用しています。八角形の中庭の周りに八角形の塔を8つ配したカステル・デル・モンテ(デルモンテ城)の堂々とした姿は、その形から「丘の上の王冠」とも称されます。皇帝フリードリヒ2世は、イスラム文化への造詣も深く、カステル・デル・モンテ(デルモンテ城)はイスラムと北ヨーロッパ建築が見事に調和された特徴を持っています。また、城の位置も、当時のキリスト教の拠点であるシャルトルとイスラム教の中心メッカの2点を結ぶ直線上に立地しています。このカステル・デル・モンテ(デルモンテ城)は1ユーロセントの裏面にも刻まれています。

ナポリ「カステル・ヌォーヴォ」


ナポリを代表する城のひとつであるカルテルヌオーヴォ(マスキオ・アンジョイーノ)は1279年にナポリを治めたシャルル・アンジューの手により王宮として建てられたお城です。"新しい城"という意味を持つこの城は、以前からナポリに存在していた卵城、カプアーナ城と区別するためにこの名がつけられました。城を建設したシャルルアンジューですが、実際には彼は城に住むことなくこの世を去り、息子のシャルル2世より王宮としてつかわれ始めました。当初の城はシンプルで質素なものであったと言われ、現在のような姿になったのは1442年アラゴン家がナポリに到来した後に行われた大規模な改修によるものです。城には特徴的な5つの塔があります。

ヴェローナ「カステルヴェッキオ」
口語短歌
「堀と河水に囲まれた要塞は 古城の貫録今に伝える」



カステルが英語で言うキャッスル、つまり城を意味し、ヴェッキオが古いという意味なので、カステルヴェッキオは古城を意味するようです。敷地は、お城らしく、掘(現在は水が無い)とヴェローナの町を大きく流れる河に囲まれています。その敷地の中に、ロの字の建物が中庭を囲む構成です。交通量の多い道路から、堀を越える橋を渡り、門をくぐり、中庭に出ます。メイン建物の外観に挿入されている要素からも、それを感じることができます。点在された彫刻があちこち向いています。立ち止まったり振りかえったりしながら進んでいくように計画されていて、中庭側に設けられた窓からの光が彫刻を照らし、陰影を作り出しています。

イタリア「サンタンジェロ城」
口語短歌
「天使像頂上にそびえ城砦は 一望できる絶景スポット」



聖天使城という意味の名前の城砦。14世紀以降は牢獄や避難所としても使われていました。サンタンジェロ(聖天使)の名称の由来は、590年にローマでペストが大流行したときに遡ります。教皇グレゴリウス1世がこの城の頂上で剣を鞘に収める大天使ミカエルを見て、ペスト流行の終焉を宣言したという言い伝えから名づけられたとか。その言い伝えを表し、現在も天使像が頂上にそびえています。城の頂上はバチカンのサン・ピエトロ大聖堂を望む絶景スポット。美しい彫刻が左右に建ち並ぶサンタンジェロ橋はもちろん、ヴェネツィア広場やパンテオンの屋根を望むローマ中心街を一望できます。

参照
http://jokaku.jp/europ-100/

「世界のパワースポット②」~口語短歌と写真で綴る世界文化紀行

2023-01-23 07:46:39 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「世界のパワースポット②」~口語短歌と写真で綴る世界文化紀行
一度は訪れたい、世界のパワースポットです。「天空の鏡」と呼ばれる大人気スポット「ウユニ塩湖」(ボリビア)、「ルルドの泉」(フランス)、「マカプウ・ヒーリングプール」(オアフ島)、「ミルフォードサウンド」(ニュージーランド)、「富の泉」(シンガポール)と、人気パワースポットが名を連ね、心身ともにリフレッシュできるパワースポットが上位にランクインする結果となりました。特に注目すべきパワースポットは「ルルドの泉」(フランス)です。同じフランスの「モンサンミッシェル」(フランス)は定番のパワースポットとして人気が高いですが、今回は「ルルドの泉」(フランス)が「モンサンミッシェル」(フランス)よりもはるかに差をつけてランクインしています。

シンガポール「富の泉」
口語短歌
「風水に基ずく設計富の泉 願いが叶う人気の秘密」



「富の泉」は、シンガポール最大のショッピングモール「サンテック・シティ・モール」前にある、世界最大級の噴水です。シンガポールでは、生活の中に風水が根付いており、風水を意識して建てられた建物をまわる風水ツアーがあるほど。風水に基づいて設計された富の泉は、開運スポットの一つとして旅行客にも人気の高い場所となっています。富の泉では、右手で噴水の水に触れながら時計回りに3周すると、願いが叶う、お金持ちになれる、といわれています。気軽に訪れることができる場所にあるので、ツアーの合間に試してみてはいかがでしょうか。また、富の泉は、昼と夜で別の顔をもっており、夜のライトアップによるショータイムも旅行客に人気が高い理由の一つ。世界最大級の噴水が織りなす水と光のショーはとても美しく、一見する価値ありです。


ストックホルム「スコーグスシェルコゴーデン」
口語短歌
「森の墓埋葬された魂は 広大な敷地で天国に」



1915年に新墓地建設のために行われた国際コンペで、スウェーデンの建築家、エリック・グンナル・アスプルンドとパートナーのシーグド・レーベンツ設計案が選出されます。これが美しい近代墓地の世界遺産「スクーグシュルコゴーデン」です。コンペの時に彼らが設計したのは、立体的な形の礼拝堂や森の火葬場、周囲の森林とバランスよく造られた墓地でした。1994年に「スクーグシュルコゴーデン」として世界遺産に登録。この「スクーグシュルコゴーデン=森の墓」との意味を持ち、広大な森の中に10万基以上のお墓が建てられています。素晴らしい近代墓地の「スクーグシュルコゴーデン」の魅力を体感してください。


ヨルダン「ぺトラ」
口語短歌
「強力なパワー感じるぺトラ遺跡 ご利益期待注目スポット」



ヨルダンの山岳地に位置するぺトラ遺跡は、主神ドゥシャラの聖域として崇敬されていた古代都市です。 周囲は砂岩の岩山に囲まれており、岩盤を掘り込んで築かれた霊廟や、王家の墓、神殿などが残っています。 エド・ディル僧院の前には大きな庭があり、かつてここでは盛大な儀式が行われていたと考えられています。現代でもその歴史深さと共に、神聖なる空気は健在。強力なパワースポットの一つとして世界中の人に注目されているそうです。訪れるだけでパワーを受け取ることができ、何かしらのご利益が期待できそうです。


バリ島「タナ・ロット寺院」
口語短歌
「憧れの夕陽絶景で寺院こそ 涙が滲み心震える」



バリ・ヒンドゥー教のタナロット寺院は、バリ島でも随一の観光名所です。寺院は岩島の上に建てられており、潮が満ちるとまるで海に浮かんでいるように見えます。夕日の名所としても有名で、インド洋に沈む夕日と浮かび上がるタナロット寺院の姿はまさに絶景!バリ島内には寺院が無数にありますが、その中でも夕日の名所として有名なのがPura Tanah Lot(タナロット寺院)です。大きな岩の上に建てられたタナロット寺院からは、波に打たれてもびくともしない力強さを感じられます。


参照
https://about.tabikobo.com/news/press/2014/12/141218/

「世界のパワースポット①」~口語短歌と写真で綴る世界文化紀行

2023-01-22 07:39:23 | 写真と短歌で綴る「世界文化紀行」
「世界のパワースポット①」~口語短歌と写真で綴る世界文化紀行
一度は訪れたい、世界のパワースポットです。「天空の鏡」と呼ばれる大人気スポット「ウユニ塩湖」(ボリビア)、「ルルドの泉」(フランス)、「マカプウ・ヒーリングプール」(オアフ島)、「ミルフォードサウンド」(ニュージーランド)、「富の泉」(シンガポール)と、人気パワースポットが名を連ね、心身ともにリフレッシュできるパワースポットが上位にランクインする結果となりました。特に注目すべきパワースポットは「ルルドの泉」(フランス)です。同じフランスの「モンサンミッシェル」(フランス)は定番のパワースポットとして人気が高いですが、今回は「ルルドの泉」(フランス)が「モンサンミッシェル」(フランス)よりもはるかに差をつけてランクインしています。

ウユニ塩湖・ボリビア
「天空の鏡」
口語短歌
「天と地の境なく映す湖は 何を語るか神秘な世界」


ボリビア南西部、アンデス山脈の高原に広がる塩原「ウユニ塩湖」。雨季には湖面が淀みなく空を映すことから、ウユニ塩湖は「天空の鏡」とも称されており、ボリビアの中でも多くの旅行者が訪れる観光スポットになっています。この地で雨がよく降るのは年明けから2~3か月。湖に薄く水が張り、風が強くなく、晴れている、これらの条件を満たすと湖面に澄み切った「天空の鏡」が現れます。空に浮かんでいた雲はいつのまにか湖面にとらえられ、空の青さもはっきりと映す湖では天と地の境界線がありません。はるか遠くにうっすらと見えるアンデスの山々、時折塩湖を横切る4WDや塩原を探検する旅行者たち、湖上の全てがまるで空に浮かんでいるような神秘的な光景は雨季のウユニ塩湖ツアーでしか見ることができません。



フランス「ルルドの泉」
口語短歌
「泉こそ奇跡が起こり湧き出る 聖母マリアは生きとし生きる」



フランス南西部、ピレネー山脈の麓に位置する小さな村「ルルド」。19世紀半ば、この地で聖母マリアを目撃した少女ベルナデットが触れた岩から泉が湧いたと伝えられ、その泉は「ルルドの泉」と呼ばれています。その後、この泉の水によって不治と思われた病気が治癒する奇跡が次々と起こり、「奇跡の水が湧き出る泉」として、聖母マリアの出現とともにルルドは有名になり、世界有数の巡礼地になりました。ピレネー山脈のなだらかな緑の谷間、ポー川が淀みなく流れるルルドの清らかさは、奇跡を求める巡礼者だけでなく旅行者の間でも癒しのパワースポットとして注目されています。ルルドでは聖母マリアが現れたとされる洞窟を訪れ、洞窟の岩から湧き出る泉の水で心と体を清めましょう。ツアー客もルルドの泉の水を汲むことができ、小さな瓶に入ったものは旅行の記念や大切な人への贈り物にも良いかもしれません。


オアフ島「アカプウ・ヒーリングプール」
口語短歌
「古代から伝わる場所は感情が 海に流され心が浄化」



「マカプウ・ヒーリングプール」は、古代ハワイアンたちが心身の浄化を求めてやってきた場所だといわれています。古代からハワイアンたちは「ホ・オポノポノ」という浄化を伝統的に行ってきました。ホ・オポノポノとは、曲がったもの、歪んだもの、バランスを崩してしまったものを正常な状態に戻すこと。ハワイアンたちは、マカプウ・ヒーリングプールを訪れ、ネガティブな感情を海に解き放つことによって心身を浄化し、精神と肉体のバランスを取り戻していたそうです。マカプウ・ヒーリングプールは心身の浄化をしてくれるパワースポットとして旅行客に大人気のスポット。ネガティブな感情が海に洗い流され、心が浄化できると伝えられることから、悩み解消のご利益もあるといわれています。


ニュージランド「ミルフォードサウンド」
口語短歌
「フィヨルド滝の水しぶき虹かかり 自然の絶景見る者魅了」



ニュージーランド南島の世界自然遺産地域に位置するフィヨルド、ミルフォードサウンド。太古の氷河が作り出した複雑な地形に重なるようにそびえる2000m級の山々や、絶壁の氷河から流れ落ちる滝の絶景が旅行者を魅了し、ミルフォードサウンドはニュージーランドきっての景勝地になっています。ツアーはサザンアルプスの景観が美しいワカティプ湖畔の街クイーンズタウンからスタート。旅行者で賑わう市街を抜けて、緑豊かな渓谷をしばらく進むとフィヨルドランド国立公園のミルフォードサウンドに到着します。ミルフォードサウンドでは、フィヨルドの見どころを巡るクルーズツアーが旅行者に人気です。クルージングの中でも注目していただきたいのが「スターリン滝」。ミルフォードサウンドにそそぐ滝の中でもひと際大きいこの滝で水しぶきを浴びると10歳若返ると言い伝えられています。水しぶきには大きな虹がかかることもあり、自然が作り出した絶景には地球のエネルギーを感じずにはいられません。


参照
https://about.tabikobo.com/news/press/2014/12/141218/