![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/f7/5bc382f62ccf9b89c4a13bedb392aaea.jpg)
最近,雨やらなんやらで走れませんでした。
ところが,本日は陽が射してました。
そこで,ちょっくら自転車に乗ってみました。
今日のコースです。いつもの二見で折り返しました。
この折り返し地点の近くには,眼鏡橋があります。
それが上の写真の新免(しんめん)眼鏡橋です。
この橋が架けられたのは,天保5(1834)年~嘉永6(1853)年だと思われます。
今から150年以上前のものが,まだまだ現役で使われているんですね。
すごいですね~~!!
橋のそばには立て札があって,そこには橋のデータが以下のように書かれています。
長さ 14.4m
幅 3.8m
高さ 4.6m
嘉永6(1853)年頃
ところが,自分の個人的データには,違う数字が並んでいます。
長さ:14.0m
径間:11.6m
幅:3.6m
拱矢:3.5m
拱矢比:3.3
拱環厚:0.50m
天保5~10(1834~1839)年
石工:岩永三五郎
このデータの大元は「石橋は生きている(山口祐造 著)」です。
データには,難しい言葉が並んでいます。
ちょっと説明しますね。
長さと幅は,橋の路面部分の長さと幅です。という説明は要りませんかね。
高さは,水面から路面までをいいます。
ちょっと難しいのが径間と拱矢(きょうし,慣用読みで「こうし」)です。
橋のアーチの形がちょうど半円の場合,径間は直径になり拱矢は半径になります。
下の図を参照してください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/05/e9a38abee4de3791cb8164b8ea3f1d2d.png)
拱矢比は,径間と拱矢の比率(拱矢比=径間÷拱矢)です。
完全な円ですとこの値は2になります。
楕円であったりアーチが円の一部の場合は,この値が変わります。
当然,この値が大きくなればなるほど作るのに難しい技術が必要になります。
あと,川の左右で橋台(基礎)の高さが違う場合があります。
この場合,径間や拱矢はけっこう計測者によって値が違ってくるんです。
決まった測り方と云うのが確立されていないんでしょうね。
あと余談ですが,橋の立て札には絵が描かれています。
下の絵です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/b0/7a63e58fc43048aa5ac80bc4cdc6bbb6.jpg)
正直言って,このような橋を架けるのは難しいでしょうね。
また架けてもすぐ壊れると思います。
石がアーチ状になっていないからです。
立て札を作ったとき,だれもチェックしなかったんでしょうかね。
![いつでも里親募集中](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/d6/ace551fc046aeb95100b383b0a4a7b1f.jpg)
ところが,本日は陽が射してました。
そこで,ちょっくら自転車に乗ってみました。
今日のコースです。いつもの二見で折り返しました。
この折り返し地点の近くには,眼鏡橋があります。
それが上の写真の新免(しんめん)眼鏡橋です。
この橋が架けられたのは,天保5(1834)年~嘉永6(1853)年だと思われます。
今から150年以上前のものが,まだまだ現役で使われているんですね。
すごいですね~~!!
橋のそばには立て札があって,そこには橋のデータが以下のように書かれています。
長さ 14.4m
幅 3.8m
高さ 4.6m
嘉永6(1853)年頃
ところが,自分の個人的データには,違う数字が並んでいます。
長さ:14.0m
径間:11.6m
幅:3.6m
拱矢:3.5m
拱矢比:3.3
拱環厚:0.50m
天保5~10(1834~1839)年
石工:岩永三五郎
このデータの大元は「石橋は生きている(山口祐造 著)」です。
データには,難しい言葉が並んでいます。
ちょっと説明しますね。
長さと幅は,橋の路面部分の長さと幅です。という説明は要りませんかね。
高さは,水面から路面までをいいます。
ちょっと難しいのが径間と拱矢(きょうし,慣用読みで「こうし」)です。
橋のアーチの形がちょうど半円の場合,径間は直径になり拱矢は半径になります。
下の図を参照してください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/05/e9a38abee4de3791cb8164b8ea3f1d2d.png)
拱矢比は,径間と拱矢の比率(拱矢比=径間÷拱矢)です。
完全な円ですとこの値は2になります。
楕円であったりアーチが円の一部の場合は,この値が変わります。
当然,この値が大きくなればなるほど作るのに難しい技術が必要になります。
あと,川の左右で橋台(基礎)の高さが違う場合があります。
この場合,径間や拱矢はけっこう計測者によって値が違ってくるんです。
決まった測り方と云うのが確立されていないんでしょうね。
あと余談ですが,橋の立て札には絵が描かれています。
下の絵です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/b0/7a63e58fc43048aa5ac80bc4cdc6bbb6.jpg)
正直言って,このような橋を架けるのは難しいでしょうね。
また架けてもすぐ壊れると思います。
石がアーチ状になっていないからです。
立て札を作ったとき,だれもチェックしなかったんでしょうかね。
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今年もよろしくお願いします。
今、土木学会誌を読んでいましたが、
石の橋が特集で載っていました。
熊本の石工についても書かれています。
記事に上の絵が載っていたら面白かったのにと感じた次第です。
土木学会誌は読んでおりませんが,熊本の石工(たぶん種山石工のこと?)については,誤った話も多くあります。
山口祐造さんや今西祐行さんの功罪の罪の部分だと思っております。