コンクリートの一体化

これは，某場所（特に名を秘す）のコンクリートの壁です。
コンクリートが一体となっていないところが，二ヶ所あります。
青い矢印と，赤い矢印のところです。

青い矢印のとことは水平になっており，施工継手であることが分かります。
コンクリートはどこまでも一回で仕上げられないので，どこかで施工を止めます。
ここが，その止めた位置（施工継手）なのです。
施工継手ができるのしかたないですけど，ちょっと打ち継ぎの処理が悪いですね。

赤い線のところはコールドジョイントと言って，下のコンクリートが固まりかけてから上のコンクリートを打設したものです。
施工上のミスですね。例えばコンクリートを運ぶミキサー車の配車時間を間違えたとか・・・

さらに悪いのが，この線が斜めになっていることです。
一ヶ所から流し込んだのが，一目瞭然です。
コンクリートって水平になるように打ち上がっていくのが原則です。
水平になるように，コンクリートを入れる場所を変えていかないといけないのです。

もう少し書きたいのですが，今日はこのへんで勘弁しときます（笑）。
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