さっかんの小部屋

個人的な日々のできごとです。ご笑覧あれ。

さもしい浪人・網乾左母二郎(あぼし・さもじろう)

2008年01月30日 | Weblog
私は会社に通うのに,取手始発の電車に乗ってます。
取手を始発にしている電車は上野行き快速もあるのですが,私が乗るのは千代田線直通の各駅停車です。

この電車に一時間以上も揺られています。
この時間に本を読んだり試験勉強をしたり,なかなか有意義にすごしています。
という目標を持っていましたが...(笑)。

この電車,取手を出るときに座っている人は,シートの半分ぐらいです。
こんな具合です。


それが,天王台,我孫子と過ぎるうちにだんだんうまってきます。
北柏あたりになると,座れる席が非常に少なくなります。

こうなると,「網乾左母二郎」さんがでてきます。

今朝の左母二郎さん,自分の隣りが空いていたため,私にぶつかるように席を確保してました。
で,思わず(心の中で)「さもしい浪人・網乾左母二郎」とつぶやいてしまいましたとさ(笑)。

■網乾左母二郎とは
滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」にでてくる歌舞音曲に通じた色男です。
左母二郎は「寂しい」という意味の「さ文字」からの命名と思われます。

でも,NHKの新八犬伝では「さもしい浪人」という枕詞がついていました。
それがすり込まれている私は,さもしい人を見ると「網乾左母二郎」名がでてくるのです(笑)。

北柏の「網乾左母二郎」さんは,電車のドアが開くとダッシュをします。
そして空いている席をめがけて一直線で走りこむのです。

その席が,自分のドアから遠く他のドアに近くても関係なしです。
他の人が座ろうとするまで走るのをやめません。

ほんま,さもしい...








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一番上は,濱路(はまじ)の袖を引く左母二郎の図です。
「八犬傳銘々誌畧」の中の図です

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1 コメント

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さも次郎から(笑) (Unknown)
2019-02-16 02:19:23
電車の乗り方がそっくりな人っているんですね!
しかも
自分と目線が同じにも驚きました。
若干の違いは
こちらのさも次郎は座ってる乗客メンバーを把握していて
下車する人の前で待機し立つと同時に座るていう早業は見事というか
その時に
さもしい浪人さも次郎と思ってしまいます(笑)

何だか心根がガサつく見えますね!
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