ここを通ったのが朝6時半ごろ
誰も居ない山の道。
こんなところで寝てるなんて
そう思いながら通り過ぎた。
しかし気になってまた戻る。
もしかして殺されて捨てられた?
生きてたってこの暑さじゃ
もう駄目かも…。
救急車だ。でもここは何処じゃ。
私じゃどうにもならんわ。
そうだ、近くの貸し畑に誰かいるかも……
お~い! 人が死んでるよ~
小声で叫びながら走った。
知らせた場所に
ひとり二人と集まって生死を確認する人
救急車に電話をする人。
どうやら息をしているとのこと
安心した私は写真を撮り、
深呼吸して静かにその場を去った。
事によっては
第一発見者として事情聴取?
おー、やだやだ!