オーストリアのホテルを朝5:30頃出て、東京に朝10:00に到着。
当然時差があるのでこの間17,8時間かかっています。
ちょうど1週間前に成田からのフライトでしたが、出発前は基本的に
「東京」最高!の人間でした。でも、もうどうでもよいです「東京」。
単純ですが、世の中まだ知らないことが沢山ありますよ。
今回の旅は、視察を兼ねており、現地で合流する人数もそれなりの数です。
更に影には、かなりダークな部分があり、今後も見え隠れする可能性はか
なりありますが、これが勤勉と言われた日本企業のシクズかと思うと・・・。
幸い、私の使命は、その集団に加担することではなく、現地の施設を調査
し直感的なレベルで意見を述べると言う、かなり特殊な業務だったため
マイペースで仕事をすることが出来ました。
ウィーンでは、少々早めにホテルを出て、目的の美術館へ向かったところ
信号待ちの後ろから聞きなれた日本語が。女の子の二人連れがとぼとぼと
後ろからついてくる。そして、正面ゲートまで来ると大型バスが横付けさ
れ降りてくるのは日本人。
現地の街や施設を回り、文化の違いを十分堪能しましたが、近年の観光
地化の立役者は、やはり外国人観光客の存在が大きくガイドも当然のよ
うに日本語が用意されていました。
それが、財源の一つとして考えられるようになったのは、この数年のこ
とらしく、確かに急ごしらえな展示も幾つかあります。
街を歩いていると圧倒されるのが、建築物の古さと過剰なまでのレリーフ群。
この辺は、日本の文化や感覚では受け入れがたいものがあるでしょう。
建物の上には、ガーゴイル?や彫像郡が並び、文化的な建築物には物語
りになぞらえた彫刻やレリーフと至る所にそれはあります。
それが、権威や力の象徴であったり、家を表すものとして受け継がれ
伝統や文化として今に残っているのでしょう。
海外に行くと世界観が変わると、よく言われてきましたが、それも納得な
感じはします。ただ、もう少し若い頃に行っていたらどうだろうと思うと
あまり変わらなかったようにも思っています。
多分、この歳になって、色々なモノや目的が出てきたので受け取り方や解釈
は、相当違っているのではないかと思います。
今回の視察は、かなり特殊な立場で参加しましたが、それなりに吸収するこ
とが多く、参加を強く希望された理由もわかりました。
個人的には、世界観が変わったと言うより、いっその事オーストリアに渡り
向こうから何かを発信する方が、クリアで精度の高いものが出来るのではな
いかと思いました。
「日本」もういいかな・・・。