30分だけ、妊婦さんになってみました。
とはいえ、私は男なので種明かしをすると、
新宿区から貸して頂いた「妊婦体験ジャケット」を着てみました。
重さにして約8キロ、妊娠8ヶ月から臨月程度の状況になって、
「腹筋を使わないように」ということを心掛けるのです。
この2つの事からだけで、日常の世界が激変しました。
まずは“普通に起き上がる”ということがでません。

もう住み始めて4年になりますので真っ暗闇でも歩ける階段です。
妊婦さんであれば、慣れている階段ではあっても、
絶対に転ばないように注意しなければなりません。

注意深く階段を確認して下りようと思っても、
大きくなったお腹が邪魔して、自分の足も、直近の階段も見ることが出来ません。

今さらかもしれませんが、高齢者、身障者のためのトイレが、
妊婦さんの助けにもなることに気がつきました。

こんな体験を、2~3歳児のお母さんたちを交えて、
地元の学生さんたちを中心に共に学ぶ機会を持ちました。
まずは参加者同士の打ち解け合い。
お母さんたちは子連れなので、子供のこと、教育のことなどが話題に。

図書コーナーでは子守役のお兄ちゃんも。

わずか30分の妊婦ジャケット着用時間ではありましたが、
「布団の上げ下ろし・横たわり・寝返り」
「お風呂体験(カラ風呂)」
「階段の上がり下り・荷物を持っての上がり下り」
「靴を履く・靴下を履く・爪を切る・物をひろう」
など体験メニューがありました。





体験の後は、お母さんたちの体験談や、介助の仕方のアドバイスを聞きつつ振り返り、
そして、牛込保健センターの保健師さんから30分にわたるご講話。
人間の身体的なヒトとしての完成を迎えるのは出生時ではなくて、
実は二十歳前後まで時間をかけてゆっくりと育つのだそうです。
ちょうど、高校生から大学生の頃が身体的には完成形に至る大切な時期で、
この際の不摂生や、飲酒喫煙はダメージが非常に大きいとのこと。
規則正しい生活、きちんとした食習慣、自分の体を大切にした暮らし方、
そういうことの大切さを教えていただきました。

今回の企画には、早稲田大学等の学生さんが中心となって一緒に企画・運営をし、
そこには、地元のお母さん方にも加わっていただいて進めたものです。
数えてみますと、20名を超える人たち…
いえいえ、子供を含めると30名にもなる方たちが関わって下さいました。
お寺ではしばしば「他人のため」「思いやりの心で」「ともに」などのメッセージを発信しますが、
根本的なところでは、「想像力」があるかないか、という問題であるように思います。
お寺という場で、多くの人が学び、考え、相手を思う切っ掛けを掴んで頂ければ何よりです。
とはいえ、私は男なので種明かしをすると、
新宿区から貸して頂いた「妊婦体験ジャケット」を着てみました。
重さにして約8キロ、妊娠8ヶ月から臨月程度の状況になって、
「腹筋を使わないように」ということを心掛けるのです。
この2つの事からだけで、日常の世界が激変しました。
まずは“普通に起き上がる”ということがでません。

もう住み始めて4年になりますので真っ暗闇でも歩ける階段です。
妊婦さんであれば、慣れている階段ではあっても、
絶対に転ばないように注意しなければなりません。

注意深く階段を確認して下りようと思っても、
大きくなったお腹が邪魔して、自分の足も、直近の階段も見ることが出来ません。

今さらかもしれませんが、高齢者、身障者のためのトイレが、
妊婦さんの助けにもなることに気がつきました。

こんな体験を、2~3歳児のお母さんたちを交えて、
地元の学生さんたちを中心に共に学ぶ機会を持ちました。
まずは参加者同士の打ち解け合い。
お母さんたちは子連れなので、子供のこと、教育のことなどが話題に。

図書コーナーでは子守役のお兄ちゃんも。

わずか30分の妊婦ジャケット着用時間ではありましたが、
「布団の上げ下ろし・横たわり・寝返り」
「お風呂体験(カラ風呂)」
「階段の上がり下り・荷物を持っての上がり下り」
「靴を履く・靴下を履く・爪を切る・物をひろう」
など体験メニューがありました。





体験の後は、お母さんたちの体験談や、介助の仕方のアドバイスを聞きつつ振り返り、
そして、牛込保健センターの保健師さんから30分にわたるご講話。
人間の身体的なヒトとしての完成を迎えるのは出生時ではなくて、
実は二十歳前後まで時間をかけてゆっくりと育つのだそうです。
ちょうど、高校生から大学生の頃が身体的には完成形に至る大切な時期で、
この際の不摂生や、飲酒喫煙はダメージが非常に大きいとのこと。
規則正しい生活、きちんとした食習慣、自分の体を大切にした暮らし方、
そういうことの大切さを教えていただきました。

今回の企画には、早稲田大学等の学生さんが中心となって一緒に企画・運営をし、
そこには、地元のお母さん方にも加わっていただいて進めたものです。
数えてみますと、20名を超える人たち…
いえいえ、子供を含めると30名にもなる方たちが関わって下さいました。
お寺ではしばしば「他人のため」「思いやりの心で」「ともに」などのメッセージを発信しますが、
根本的なところでは、「想像力」があるかないか、という問題であるように思います。
お寺という場で、多くの人が学び、考え、相手を思う切っ掛けを掴んで頂ければ何よりです。