月乃和熊(ツキノワグマ)のささやき

歴史好きオヤジが細々と大震災、水害、雪害の復興花火や図書館の蔵書の支援を続けていまふ。

零式艦上戦闘機(54) 零戦の好敵手F6Fヘルキャット

2014-08-16 12:00:00 | 航空機・船舶(軍艦・機)
---------------------------------
零式艦上戦闘機(54) 零戦の好敵手F6Fヘルキャット 

グラマンF6Fヘルキャット(Grumman F6F Hellcat)は、太平洋戦争後半のアメリカ海軍の主力艦上戦闘機だ。

<F6Fのカタログスペック>
エンジン:P&W R-2800-10/10W 2000馬力
全福:13.06m
***折りたたみ時:4.93***
全長:10.22m
機体自重:4065kg
全備重量:5545kg
最高速度:605km/h
航続距離:2100km
兵装:12.7mm機銃×6(携行弾数1銃あたり400発)
爆弾:1.36トン
*後期型
11.75インチロケット弾×2
もしくは5インチロケット弾×6

生産数12771機
*P&W=プラット・アンド・ホイットニー社

アメリカ海軍は、当初F4Uコルセアを主力戦闘機として期待していたが、艦上機としての開発が進まなかったため、1943年1月にF6Fの配備を開始して以来、空母航空団の艦上戦闘機のすべてをF6Fヘルキャットに統一することに決めた。

大戦の中期から投入されているにも関わらず、昭和15年(1940)9月にデビューした零戦の生産機数(約10430)より、2000機以上も多い。

F4Fワイルドキャットとよく似ているが、機体は一回り大きく、自重は1400kgも重く、主翼が低翼になった。
燃料タンクも胴体内タンクと両翼のタンクで900リットル、さらに増槽タンク500リットルを携行できた。
さらに、2000馬力の大出力エンジンを有し、零戦よりも明らかに優速を誇った。

しかし自重が重かったせいで、着艦時に脚が折れるなどの事故が続発するが、大量に建造された護衛空母で次々と補充され、数でも日本軍を圧倒した。

F4Fに比べて機体が大型化したのも関わらず、旋回性能も悪くはなく、大出力エンジンを駆って後ろに取り付かれ、6挺もの12.7mm機銃に狙われると、F6Fの翼が真っ赤になって、まるでスダレのように薬莢が落ちていったというから、零戦もかなり苦戦を強いられた。

アメリカ側の記録では、F6Fが撃墜した日本軍機は、5156機に上るという。

後期型では、レーダーを搭載した機体も登場し、爆装、雷装が可能で、夜間防空、夜間偵察などなど、まさに万能戦闘機として活躍し、太平洋方面での制空権の確保に大きく貢献したのでありました。

関連 零式艦上戦闘機(11) 多勢に無勢 2013-10-19
関連 零式艦上戦闘機(52) 零戦の好敵手F4Fワイルドキャット 2014-08-02
零式艦上戦闘機(55) 連合国各国に供給されたP-40 2014-08-23  につづく~
前の記事 零式艦上戦闘機(53) 零戦の好敵手F4Uコルセア 2014-08-09

零戦52型の雄姿フォトアルバムをご覧あれ!!


<関連記事>
零式艦上戦闘機リンク集 2013-09-14
 零式艦上戦闘機のお話や、「所沢航空公園」、「零戦来日」の記事はリンク集を見てね♪

---------------------------------
気が向いたらポチッとな    blogram投票ボタン
blogram会員にはユリノキちゃんからココポイポイントプレゼントがあるかも
---------------------------------
3.11東日本大震災 忘れない!風化させない!!

 忘れない!たすけあおうNippon!飲んで食べて東日本を応援!

たすけあおうNippon!福島県を応援!
飲んで食べて宮城県を応援!
食べて飲んで岩手県を応援!

クリックで救える命がある。
一日一回ポチッとクリックをお願いいたします


<月乃和熊(ツキノワグマ)のリンク集>
零式艦上戦闘機リンク集・・・・・・・・・・・・・熈代勝覧(きだいしょうらん)リンク集
【乃木希典大将】シリーズリンク集・・・・・・・JRで行く南紀・伊勢の旅2013リンク集
国立東京博物館リンク集 2013-11-01・・・・・京都どすえ~!リンク集 
早春の箱根総集編 2014-06-25



最新の画像もっと見る

コメントを投稿