月乃和熊(ツキノワグマ)のささやき

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零式艦上戦闘機(4) 52型丙

2013-08-31 12:00:00 | 航空機・船舶(軍艦・機)
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零式艦上戦闘機(4) 52型丙 

戦局のますますの悪化で、搭乗員の不足を補うために昭和19年(1944)、火力を重視した52型丙が完成した。

それまで機首に装備していた7.7mm(2丁)を廃止し、13mm機銃1丁を搭載。
機首に取り付けられた13mm機銃は、7.7mm機銃よりも長いため操縦席に突き出した。

さらに主翼内の20mm機銃の外側に13mm機銃を1丁づつ備え、火力は13mm機銃×3、20mm機銃×2に強化された。


そして遅ればせながらも、翼タンクの自動消火装置の他に、翼の外壁を厚くし、操縦席の後ろに防弾鋼板を装備し、ようやく防弾装備を強化した。

しかし防弾装備を施した分、装備重量は3,150kgと、約400kgも増加したため、最高速度は541km/hに低下した。

傑作機であるがゆえに、次々と改良が加えられた零戦。
機体の設計を担った三菱重工の技術者は、改良に追われ必然的に後継機の開発が遅れていった。

しかも、エンジン開発の劣勢はついにアメリカに追い付かず、ゆえにゼロ戦は終戦まで主力戦闘機であり続けるのでありました。

<関連>
零式艦上戦闘機(72) 防弾ガラス 2014-12-20
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零式艦上戦闘機(103) 五二型丙模型

零式艦上戦闘機(5) 捩じり下げ  2013-09-07  につづく~
前の記事 零式艦上戦闘機(3) 52型 2013-08-24

零戦52型の雄姿フォトアルバムをご覧あれ!!


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