9月定例県議会が始まり、論戦が繰り広げられている。今年の千葉県予算は、当初から168億円の財源不足の中からスタートしたが、新たに地方交付税が見込みより100億円も減額された。その為、財源不足は200億円達し、県財政の厳しさが増大している。これは、地方分権が取り上げられているが、掛け声だけで国から地方に適切に財源と権限が移譲されない結果でもある。一方で国は、三位一体改革を振りかざし、自らの財政再建を . . . 本文を読む
自民党新総裁に、予定通り福田氏が選任された。敗れた麻生幹事長も、党内の予想を上回る197票を獲得して「あと三票あればきりが良かった」とテレビの会見で笑みを浮かべた。 両院議員総会が放映される中で麻生氏は、当初は陣営幹部とにこやかに話すなどリラックスした様子を見せていたが、開票が始まると緊張からか一転して厳しい表情であった。自らの得票を聞いてもその表情は崩れなかったが、壇上で新総裁に選任 . . . 本文を読む
自民党総裁選は、事実上福田政権できまったようだ。同党内では早くも次の焦点、党と内閣人事が取り沙汰されている。マスコミ報道や友人の同党議員の話を要約すると、重要ポストに次のような名前が飛び交っている。〈幹事長〉額賀福志郎財務相と二階総務会長。額賀氏は、第一派閥の町村派から総裁が出ることで、第二派閥津島派からということだ。また、額賀氏は参院で「院政」を敷き、選挙に精通している青木幹雄前議員会長の弟子で . . . 本文を読む
芝居の幕が上がって、舞台を注目していたらすぐ幕が下りてしまった。告示と同時に事実上、圧勝が決まってしまった。「福田政権」誕生劇である。普通なら観客は「カネ返せ」の場面だが、国会議員の各派閥は納得のようだ。そのため、地方の党員の反発の声が出てきているが、福田氏の圧勝は揺らがない。 福田元官房長官の圧勝の背景には、(1)ライバル麻生元幹事長の「フライング」、戦略の失敗が . . . 本文を読む
【共に格差是正強調】 自民党総裁選は、立ち会い演説会や街頭演説会が始まり、立候補している福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長が政権運営の考え方などを同党議員や街頭で聴衆に訴えた。党本部で行われた演説会では、選挙戦を優位に進めている福田氏は手堅いスピーチでまとめた。一方、劣勢の麻生氏は、地方と都市の格差是正に向けた「機会の平等」など6つの方針を打ち出し、より踏み込んだ内容のスピーチを行い、巻き返し . . . 本文を読む
リーダーの引き際は、本当に難しい。小泉首相の下で幹事長、官房長官に就任、若さと清新を保ちさっそう登場した姿が思い浮かぶ。先の参議院選の大敗では、世論も、自民党内でも責任を取り辞任すべきの声が高かったが、一切無視してきた。その安倍さんの辞任劇は、健康に問題があったとしても無責任で、お粗末としか言い様が無い。どうやら国民は、リーダーの資質に欠けた「精神的にひ弱」な人物に最高権力をゆだねていたようだ。参 . . . 本文を読む
台風9号が関東地方に上陸して各地に甚大な被害をもたらした。「災害は忘れた頃にやってくる」と云われるが、忘れられそうになっていたのが1971(昭和46)年9月7日未明、当時の小見川町で、集中豪雨によるがけ崩れが発生したことである。〈NHKテルビ地方ネットワーク〉による 「語り継ぐ災害史ー小見川がけ崩れ災害」が放映された。県下全域で56人が犠牲になった36年前の悲惨な災害の恐ろしさを子供たちの記憶に . . . 本文を読む
県道、成田.栗源.鹿島港線は、地域の基幹道路として30年以上前から整備計画が打ち出されたが、遅々として拡幅工事が行われてきた。この路線は、成田.潮来間を結ぶ東関東高速道路が開通してから、目立たない存在であるが現在、通行車両は2万台を越え、成田空港と鹿島コンビナートむすぶ重要路線である。同路線の通過地点に、前斎藤豊栗源町長が設置した道の駅があり店内は、いつ立ち寄ってもお客が入っている。駐車場も狭く感 . . . 本文を読む
県道、成田.小見川.鹿島港線は、日本の空の表玄関成田国際空港と、横浜に代わる貿易港を持つ、鹿島コンビナートを結ぶ重要な路線である。この道路は、地域経済発展に欠かせないばかりか、市民生活の中でも大きな役割を果たしているのだ。 現に利根川に架かる、小見川大橋の通行車両が、1日2万2千台を突破しているのがその証左でもある。 同路線の整備に着手したのは、1975(昭和50)年代で、元小見川町会 . . . 本文を読む