伊藤和男 ブログ

千葉県議会議員(香取市選挙区)伊藤和男です。

40.9度のシグナル

2007年08月22日 03時58分38秒 | Weblog
東京消防庁は、7月から昨日までに熱中症により救急車で病院に搬送された患者は1072人に上ると発表した。これは、気象庁が観測データーを取り始めてから最高の人数だと云う。東京消防庁の過去の記録では、700数十人が搬送された記録はある。今年の暑さは異常で見逃す訳にはいかないようだ。温暖化現象は明らかに、着実に進んでいる。 「地球温暖化防止条約京都議定書」以降、各国は二酸化炭素の削減を世界的に論議して数値目標を割り振り、対策に動き出した。 一方で、中国の変化と発展は、予想以上の早さで工業化が進み、バブル経済を生み出している。この発展に比例して、化石燃料の需要も増加して、工業地帯では排煙公害が発生している。発展と豊さの中で自動車台数も増え、道路整備も追いつかない状況下にある。最近は北京五輪に向けて、自動車の走行規制をしている。中国だけでも温暖化の要因は増大してこのままでは、世界的規模での二酸化炭素削減計画も水泡に帰すことになりかねない。 温暖化対策で、京都
議定書の批准を拒んできた米国も、地球の変化については敏感に反応して環境対策に重い腰を上げた。 今年の異常とも言える猛暑も、熱中症も、世界の人々が便利さを享受するだけで、自然界の秩序維持を怠った事への警鐘の一つと云える。地球というビニールハウス内の温度は、今日も上昇への時を刻んでいる。 日本にも【温暖化を加速させた知事】がいた! 次回につづく