いつもの姫路の友人からこんなもんあるよと写真付きでケータイメールが届きました。それが日清食品カップめんの新製品。「まねきのえきそば姫路おでん風しょうが醤油仕立て」です。
日清食品のサイトを見ると、近畿一円で売られているようです。めったに用事のないコンビニに恐る恐る入ってみると、ありました。ちゃんと棚に並んでいました。
カップのふたを眺めてみると、驚きやら笑いやらが3点。
・この製品が「姫路おでん協同組合推奨」であること。
・「※おでんは入っていません。」と断り書きかあること。
・そして、姫路おでんキャラクターの「しょうちゃん」が「おいしいよ!」と言っていること。
確かにご当地物としてJR姫路駅の「えきそば」があり、「姫路おでん」なるものがあります。カップめんを作ったのは日清食品ですから、三者のコラボレーションということですね。同じ友人が「まねきのえきそば」がカップめんになったとメールで教えてくれたのが去年のことだったでしょうか。巨大な日清食品も小技を使うものだなと思います。
ふたを開けると、粉末のだしの袋と、天ぷらが入った透明の袋、しょうが醤油の入った小袋とが入っています。ご指示の通りに作って待つこと4分。ふたを開けてみます。この時点ではまだしょうが醤油は入れていません。ちょっとおつゆをすすってみる。これだって薄味で結構美味い。あやうい記憶ですが、ノーマル「えきそば」のカップめんよりも薄味のように思います。そして、しょうが醤油を入れる。少し粘度のある液体です。うん、確かに薄味の中にしょうがの味と香りがほんのり。これもちょっと変わってはいますが、またいい味です。
ふたの裏には次のように、姫路おでんの宣伝と思われる文字が並んでいます。
姫路おでんとは
姫路ではおでんを生姜醤油で食べます。姫路のおでんを大きく分類すると、関東煮(かんとうだき)と呼ばれる濃く甘い味付けのおでんと、専門店で提供される薄味のおでんの2種類が存在しますが、しょうが醤油で食べるおでんを「姫路おでん」と呼びます。
●美味しい生姜醤油の作り方
濃口醤油に土生姜をすったものをお好みの量入れて下さい。醤油はそのままでも結構ですが、、みりんを少量加えたり、日本酒を少し入れ、ひと煮立ちさせてから使われる方もいらっしゃいます。また、お店によっては内緒の配合もあるようですので、是非様々な「姫路おでん」をお楽しみ下さい。
姫路おでん店リスト
http://himejioden.jp/shop.html
わかったようなわからないような説明です。「姫路おでん」は薄味なのか濃い味なのかがわからない。それに、「しょうが」の表記に漢字とかなが混在しています。日清さんとしたことがと指摘すべきなのか、姫路おでん協同組合を責めるべきなのか、それとも「えきそば」を出しているまねきさんの責任なのか、コラボレーションというのは難しいものですね。
でも、この説明でわかったことがひとつ。このカップめんについている生姜醤油は、醤油におろし生姜を入れただけではなくて、煮詰めてあるのだろうということ。それでペーストくらいに粘度があったわけです。一口に生姜醤油といってもなかなか深いものです。
ついしん
上の疑問のひとつは「姫路おでん」のWEbサイトで解けました。このように書かれていました。
姫路には関東煮(かんとうだき)と呼ばれる濃く甘い味付けのおでんと、専門店で提供される薄味のおでんの2種が存在しますが、生姜醤油で食べるおでんはすべて「姫路おでん」です。
・・・ふと思った、姫路駅の明石焼きを駅そばのだしで食す!やってみよ~。
明石焼きを駅そばのだしで食べるというわけですね。やってみたら、感想をまた書き込んでください。
私の予想。駅そばのだしの主張が強い。その分、明石焼きがかすむ。どうです?