ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

宮川中華そば

2010-10-21 07:04:42 | 食べもの
 高山市に立ち寄ったのは10月10日のこと。ご存知でしょうか、秋の高山祭りの2日目に当たります。私は人の多いときに人の多いところへ行くのが苦手です。
 初めて高山市を訪れたのは高校の修学旅行でした。高山祭りという祭りがあって不思議なことに春と秋の二回お祭りがあるのだという記憶は今も残っていて、高山を通過するのが10日だと決まった時に、「高山祭りの期間ではなかったかな」と思いました。こういうどうでもいいことはよ く記憶に残っているのに大切なことはすぐに忘れる。困ったものです。
 ですから、開田高原から361号線を通り高山入りしたのはほぼ夕刻でした。 それでも宮川あたりは祭りのに賑わいもあり、車両通行禁止区間もあったようです。祭りを見てみたいという興味よりも人の多いところは苦手という意識のほうが強いので、せっかくのチャンスも知らん顔で通り過ぎたようなものです。高山駅近くに高山郵便局があります。信号待ちで止まった時に気づいたのですが、郵便局利用者用の駐車場が道路沿いにあって、止まっているすべての車のナンバーが県外のものでした。そしてそれらのクルマのリアウインドウにはことごとく、 郵便局長名でのお叱りの文面。そんなにしてでも遠いところからやってきて見たい祭りなんでしょうね。きっと自分は相当損な性分なんだなと思いました。

 通過するだけならグズクズ言わなくても黙って通り過ぎればいいのにと思うでしょ。でも今回高山に寄っておきたかったのです。私が初めてこの町を訪れたのが 高校の修学旅行だと書きました。10代ですね。次が友達と二人でクルマでやってきた20代。この時は飛騨民俗村へ行ったはずです。3度目が30代。まだ 長男が1歳くらいだったと思います。やはり、飛騨民俗村へ入りましたが園内(村内?)の砂利道でベビーカーを押すのが辛かった思い出があります。そして今年が40代の最後の年。一年前の上高地の記事でも記しましたが、こういうどうでもいいことにこだわる性分でもあります。
 前置きばかり長くなりま したが、そういうわけで、夕方の高山市内。晩御飯を食べなければと思いながら高山バイパスを走っていました。夜の高山を走っていて気づいたことは、暗くなるととたんに通行量が減ること。今日は高山祭りの2日目。それに土曜日なのにバイパスあたりは閑散としていて片側2車線の道路が寂しそうです。歩いている人もほとんど見かけません。これが夜の10時なら納得もしますが、7時になるかならないかの時間帯なのですよ。高山の人はみんな早寝早起きなのかもしれません。

 そんな中、目についたのが宮川中華そば。下調べもしていませんのでこの店がどんな店かわからないのですが、とりあえず入ってみました。お店の外観や店内のつくりを見ていると、中華そば屋さんというより、喫茶店のようなつくりに見えます。もともとは喫茶店だった店舗かも知れません。それに、看板に照明もあるけれど、色合いも地味。店舗のライトアップがされ ているわけでもないので「ラーメンを食べたい」と思いながら走っている人がいたとしても通り過ぎてしまうかという感じです。せいぜい10台が入るくらいの駐車場。椅子の数も小上がりを含めても30席くらいでしょうか。そんなに大きな店ではないように思えます。
 何を食べればいいのかもわからないので、メニューの一番初めに書かれている塩中華そばを大(800円)で頼みました。客席数に比べてお店のスタッフが多いように見えます。カウンターの中で ラーメンを作っている兄ィが二人。注文を取ったりラーメンを運ぶお姉さんが二人。さらに、奥には餃子を焼いたりチャーハンを作ったりするのであろう、店主とおぼしき年配の男性が一人。お土産としてお持ち帰りもできるようです。私の目の前にある発送用の箱に書かれているのは、5食3000円で送料は別に何百円か。結構高いと思いますよ(楽天でも扱っているらしい)。


 さて、塩中華そばが出てきました。透明なスープであっさりと上品。煮干とか鰹節を使っているのでしょうか。麺は細い。チャー シューはあぶってありました。中華そばを食べているのか和食を食べているのか考えてしまうほどにコクがあって、あっさりとしています。なかなかどうして、地味な店のつくりと対比するようにおいしい中華そばでした。若干オーバーな表現かも知れませんが、この中華そばを食べるだけで高山市へやってきた値打ちはあるかも知れません。帰ってきて検索をかけてみると結構名のあるお店のようです。地元の人が足しげく通うようで、だとすると派手に宣伝をする必要もないのかもしれませんね。偶然にもいいお店に会えました。
  ひとつだけ疑問があるのです。テーブルに置かれていた一味粉、あれは何に使うのだろう。お店の人に聞けないまま帰ったのでした。

お店のサイトはみつかりませんでした。この方のblogがお店の様子をよく伝えていると思います。


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2 コメント

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中華そば (ini)
2010-10-24 09:54:30
きすけぐみさん、こんにちは。

高山、行ったことないんですよ。
ぜひ一度訪れてみたいです。

土曜日の夜でも観光客で賑わっているところは別にして田舎では地元の人は夜は出歩かないんでしょうね。

写真の塩中華そば、見るからにあっさりして美味しそう!
子供の頃、ラーメンより中華そばばかり食べていたので、中華そばの響きの方が食べたくなります。
それからいまさらですが、上高地の記事の写真とてもキレイですね。感動ものです(^^)
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高山の夜は早い? (きすけぐみ)
2010-10-25 22:11:46
iniさま、いつもありがとうございます。

この記事の写真はケータイで撮ったものですから頼りない写真です。ラーメンを食べに行って一眼レフを取り出すのもねぇ、ちょっと気が引けて…。
小京都、高山はいいところですよと言いたいのですが、それほど知らないのが正直なところです。
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