笠へ落ち葉の秋が来た ゆっくり歩こう萩がこぼれる
「征服の世界であり、闘争の時代である。人間が自然を征服しようとする。人と人が血みどろになって掴み合うている。敵か味方か、勝つか敗けるか、殺すか殺されるか。……私は巷に立ってラッパを吹くほどの意力をもっていない。私は私に籠もる。時代錯誤的生活に沈潜する」
― 種田山頭火 ―