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ハワイのお話

ナショナル トロピカル ボタニカル ガーデン2

2005-06-13 | 植物
ナーサリの中では小さなポットに溶岩石と一緒に植えられた種は、スプリンクラーで水を浴び、すくすくと育っていました。ワイメア・キャニオンのような涼しい気候の中で育つ植物は、常時クーラーで室温が涼しく保たれていました。種を育てる時、土ではなく溶岩石(Black cinder)を使うのは、バクテリアがいないからだそうです。微生物が植物にとって不可欠だと思っていたので、驚きましたが、ここは植物の病院だから、クリーンに保たないといけないそうです。

今、植物に限らず、鳥も、固有種の絶滅の危機に瀕しています。
固有種は気の遠くなるほどの歳月を経て、その土地、風土に合ったDNAを持っています。そうした固有種から得る知恵は時代を超えて、現代の私達にもたらしてくれます。(続く)

ナショナル トロピカル ボタニカル ガーデン(カウアイの国立熱帯植物園)1

2005-06-10 | 植物
カウアイ島の南ポイプの近くに、アラートンガーデンとマックブライドガーデンが隣接してあります。この二つのガーデンはナショナル・トロピカル・ボタニカル・ガーデン(NTBG)です。NTBGはアラートン・ガーデンを創ったロバート・アラートンが積極的に働きかけ、1964年設立した個人基金の非営利団体です。彼の死後ジョン・グレッグ・アラートンがNTBGの開発を引き継ぎ、現在に至っています。美しいガーデンを永遠に保ち、ガーデンの場を人々の憩いの場として、又研究、教育の場として残して欲しいと言う彼らの意思が設立のきっかけになりました。

NTBGはその活動のひとつとして、絶滅に瀕している希少なハワイ固有種を中心として、熱帯・亜熱帯種、他の種を採取し育て、研究、保存、野生の生息地に戻しています。その活動から種の「ノアの箱舟」とも言われています。

「種のノアの箱舟」であるナーサリーでは毎週月曜日はボランティアの方々が、種を採取したり、ポットに植えたり、とお手伝いにやってきます。その中の一人のご婦人は、かつてアラートン家のガーデナーだった日系人の奥様でした。亡くなった後も、こうしてボランティアとしてお仕事をされている姿に、このガーデンの奥の深さを感じさせられました。皆さん陽気で、土いじりが好きな方ばかり、和気藹々と、楽しまれていました。(続く)

NONIノニ

2005-06-03 | 植物
ノニは健康食品のノニジュースで名前を知っている人も多いと思いますが、ハワイではいろいろな所で、このノニの木を見ます。ハワイ島の溶岩の上にも、オヒアとノニの木が生えていたのを見て、生命力の強さを感じました。いろいろな聖地、ヘイアウなどを訪れると必ずと言ってよいほど、ティーの木とノニが生えています。ハワイアンのプアナニさんも、ノニの実を見つけると、とっていました。ジュースにして飲むと身体に良いと言っていました。乳癌の手術をしたプアナニさんはノニとココナッツ・ジュースは身体に良いので、必ず飲んでいるそうです。
数年前、母が高血圧、糖尿病を患っていた時、フミさんにノニジュースを頂き、飲んでいたところ、すっかり良くなりました。それ以来、ノニジュースは時々飲むようにしています。ハワイ滞在中は、必ず飲みます。
アトピーにも良いよいとあり、拾った実を皮膚につけようとして、あまりの臭さにギブアップしたこともあります。熟した実はかなり強烈です。
ノニジュースはEMに似ているような気がします。抗酸化物質が血液をサラサラにするのではないかなと思います。万能薬とは言えませんが、日々飲んでいると身体に良さそうな気がします。
今まではオーガニック・ショップでノニジュースを購入していました。今回、カウアイ島のマックブライド・ガーデンのガーデナーのシドロさんの農園にあるノニジュースを飲みました。癖がなくて飲みやすく、フルーティでした。それまでノニの実を捨てていたそうですが、フミさんの勧めでジュースを作り始めたそうです。シドロさんの野菜はパワーがあって、とても美味しく、ノニも大地の恵みを吸って、美味しくできていました。カウアイ島でノニジュースを飲んでみたい方はフミさんに連絡してみて下さい。ジュースは約1リットル瓶に入って15ドルです。