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ハワイのお話

ホーム・スクーリング

2005-03-21 | 文化
昨年カウアイを訪れた時、気が付いたことがあります。
カウアイ在住の方とお会いすると、小学生ぐらいの子供さんが一緒にいるのです。
あれ?今の時間は学校へ行っているのではないのかな?と思い、尋ねたところ
「ホーム・スクーリング」と言われたことが何度かあります。
学校の教材を自宅で親が教えるシステムです。子供達は学校へ通う必要がなくなります。
そんな訳で、フラダンスのレッスンには必ずホームスクーリングの子供も来ています。
外で遊ぶ時も、交通事故などの心配もないので、それぞれ木に登ったりして遊んでいます。息子と一緒にカウアイで出会ったK君も、そんなお子さんです。おおよそ一年後に再会した息子とK君はとても仲が良く、一緒に木登りをしたり、キャッチボールをしたりして遊びます。
「何故、学校に行かせないの?」と尋ねたところ「公立校は先生が良くない」「麻薬の心配がある」「友人関係が不安」「小学生の勉強なら親でも教えられる」などいろいろなお答えを聞くことができました。有名なアインシュタイン博士も学校になじめず、母親が教えていたということは聞いたことがあります。
日本でこのホーム・スクーリングを採用したら一体どのくらいの方が利用するでしょうか?
子供の教育は学校にお任せ、その間に母親は仕事というパターンが定着している日本では、毎日子供が親と一緒にいるのは無理なような気がします。

でも、ちょっと考えてみると、カウアイで出会ったホーム・スクーリングの子供達は、いつ勉強しているのかなと思うところがありますが、大自然の中でのびのびと暮らし、K君を見ていても、好きなスポーツを充分できる環境にあるので、ただできるだけではなく、周囲との調和を保つ技を小さいながらも身に付けているような気がします。

教育ってなんだろうと改めて考えさせられるのでした。

カウアイ チョコレート

2005-03-17 | 観光
カウアイの赤土で染めたレッド・ダーツ・シャツのお店兼工場のあるポート アレン(カウアイの南)に美味しいチョコレート屋さんがあります。5センチ角のヌガーが800円位の値段がしますが、一度買ってみたら、あまりの美味しさにびっくりしました。このお店はプアナニさんに連れて行っていただきました。「ポートアレンでは美味しいアイスクリームを食べましょうね」と息子に約束して下さり、内心ラパーツアイスクリームの方が美味しいのじゃないかなと思っていました。ところがここのチョコレートアイスクリームは、ねっとりとチョコレートの味がして、甘さも控えめで、私の中ではナンバー1になりました。チョコレートが美味しいのですね。丁寧に作られた味がします。

ハワイ島のビック・アイランド・キャンディはチョコレートやショートブレッドが美味しいと、とても有名になりましたが、近い将来、カウアイ・チョコレートのお店も有名になるのではないかなと思っています。

ああ~、食べたいなとプログを書きながら思っています。

ハワイのねこ

2005-03-11 | 観光
ハワイ島のケアホウ地区(カイルア・コナより少し南の地区)にあるカナロア・アット・コナのコンドミニアムを続けて借りたことがあります。オーナーさんから直接借りました。オーナーさんはアメリカ本土に住んでいて、冬の寒い時期を半年間ハワイ島で暮らしているようでした。部屋は生活感があり、清潔で、怪我をしたときの薬までも常備されていて暮らす感覚でステイできました。

毎日ラナイにくろねこのブラッキーが遊びに来ました。(写真はカウアイ島のB&Bにいたネコです)
冷蔵庫にはキャッツフードも入っていて、「遊びに来たときはあげてください」とメッセージがありました。たいそう人懐こい猫で、部屋の中にも入りたい様子で、ラナイのドアに身を摺り寄せてないていました。朝起きると、朝ごはんを食べにブラッキーがやってきます。一日遊んで部屋に戻ると、夕食を食べに又やってきます。滞在中毎日のようにやってきました。外国にいながら猫と暮らせるとは思わなかったので、特に息子は大喜びでした。私達がいない間、この部屋に誰も住んでいない期間は一体どうするのか心配でオーナーさんに尋ねてみましたら、このコンドミニアム全体で飼っているそうです。ブラッキーは何人かのオーナーさんによって食べ物をもらっているようでした。住人がいない時は、いる場所のラナイでミャーミャーないてエサをもらっていることが分かりました。沢山の人に世話をしてもらっているブラッキーは毛並みもつやつやで野良猫には見えませんでした。寝ている場所は大きな葉っぱのある植物の下のようですが、ちゃんとスプリンクラーの水がかからない場所にいました。

フラダンス「ホアロハ」

2005-03-06 | 文化
先日、このプログでも紹介させていただきました「ホアロハ」のワークショップ(親睦会)がありました。主旨は時間帯が違う「ホアロハ」のメンバーの交流会でしたが、フラが好きな方々の参加もありました。とても大きな会場に沢山の方々がいらっしゃいました。踊りの技術を競うのではなく、皆で同じ曲をレッスンすることに、大きな意義があったように感じました。私はフラ歴3ヶ月、未だにステップの名前も分からないのに、舞台で踊りました。フラダンスは上手と言うより、ひとつのまとまりのエネルギーのような感じがしました。下手な私でも、下手でも構わない雰囲気がありました。知っている人が、知っていることを伝えれば良く、背伸びする必要も、上手に踊る必要もなく、自らが楽しんで踊ればよいのだと気が付いた会でした。

もちろん、最後のビデオ撮影で踊られた「ホアロハ」の代表elamaさんの踊りは、とても力強くすばらしかったです。でも、私達は一人一人違うから、感情表現も皆違ってよいのです。核はアロハ。そこに繋がって皆で踊れば、ひとつの円(縁)が生まれるのだなと実感した一日でした。

以前、フラを習いたくて、あるフラの雑誌に載っている自宅近くの方に電話したことがあります。
その時の話で、「フラダンスは個人レッスンを3ヶ月受ければ、ステージに立てます。」私「舞台で踊りたいとは思わないのですが。」「え?皆さんの前で披露したくないのですか?それなら是非舞台を見にいらしてください。チケットを配って下さいね」このやりとりで、思い描いていたフラとは全く違う世界を見てしまい、フラダンスを日本で習うのは諦めていました。でも、昨年11月カウアイへ遊びに行った時、「ホアロハ」の存在を教えていただき、憧れのフラダンスを日本語で教えていただけて、自分が今まで思っていたフラに出あえ、嬉しいなと思います。

フラは祈りに似ています。文字を持たなかった人たちが、踊りに気持ちを表しているなと感じることがあります。ペトログリフにある文字は、宇宙エネルギーの結晶のように感じます。この文字を伝えるためにフラが生まれたように思います。ペトログリフの人の形をカヒコで表現すると、人のイメージが沸いてきます。カヒコは古代神聖文字を身体で表現しているなと思います。

先日のTVで見たプナさんのフラに対する思いが、日本でも育っていく嬉しい予感がします。