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ハワイのお話

Hula フラダンス

2004-12-25 | 文化
以前、カウアイ島のクムフラの踊りを見て、とても感動したことがあります。踊っている瞬間、まわりの自然と溶け合って融合していました。「風になっている」と思いました。その時から、フラのすばらしさを知りました。ハワイの植物や自然やヘイアウ、伝説などに興味を惹かれる私は、いつかフラを習ってみたいなと思っていました。

カウアイ島のクムフラPunaさんのハラウにいる友人も、フラはただの踊りではなくて、太陽の下にある森羅万象すべての動きのことだと教えられたそうです。風になる、山になる、波になる、椰子の葉になって風に揺れる…Punaさんからフラを通して、ハワイの文化の事が学べたらどんなにすばらしいことでしょう。

そのようにず~と思っていたら、11月にカウアイへ行った時、Punaさんの精神を引き継いで、フラを東京で教えてくれるElamaさんの事を教えて頂きました。カウアイでは、Punaさんはいつもレッスンに誘ってくれますが、ステップもほとんど分からず、楽しいけれど身体が動かないのです。まして、英語なので、よく理解できません。それが、東京で学べるということで、Elamaさんのフラサークル「ホアロハ」に早速入会しました。(Linksに「ホアロハ」のWEBアドレスが載っています)場所は東京都江東区。会費は場所代だけです。フラダンスのことだけでなく、色々なことが学べて楽しいです。パウにカウラを通すとき、はずす時、チャントを唱えるのですね。いつかカウアイのフラシスターの皆さんとも一緒に踊れたら楽しいだろうなと思っています。

フラサークル「ホアロハ」で誰でも参加できるワークショップがあります。1回だけの参加もO.K.だそうです。詳細は「ホアロハ」のサイトをご覧下さい

日時  2005年2月27日(日)
場所  古石場文化センター第1和室(東西線門前仲町駅徒歩10分
                        無料駐車場有)
時間  13時~16時
参加費用 1000円(子供無料)
内容  一日でカヒコ一曲・アウアナ一曲・計2曲の予定です。
     カヒコは、Kilohana Kaua'i (ノホスタイルのもの)
     アウアナは未定
持ち物 動きやすい服装(Tシャツとパウ、またはショートパンツなど)
      筆記用具、飲み物を持参するといいと思います。


ビデオ撮影OK。歌詞のプリントと音(CDに焼付けます)は差し上げます。

初心者・未経験者でも楽しめるということが目的ですので、
簡単な曲を選択する予定です。

フラサークル「ホアロハ」

ナパリ・コースト・ツアー

2004-12-11 | 観光
カウアイ島の北西部に位置するナパリ・コーストは雄大な大自然が残る秘境で、以前から憧れの地でした。なかなか行く機会に恵まれませんでしたが、今回初めてボートで行くツアーに参加することができました。朝8時ポートアレン集合で、約6時間のクルーズです。
朝早く起きると、時差のせいか頭痛がしていました。東海岸から南へ向かうと一段と気温が上がり、日差しが強くなります。ボートの上は直射日光が当たり、頭痛がひどくなってきていました。
ニイアウ島を横に眺めながら、ポリハレ・ビーチを経て、ナパリ・コーストへ向かいます。山々は長い年月の間に削り取られ、芸術的な美しさを感じます。太陽が当たると、光と影のコントラストがとてもきれいです。緑と水の島、無数の滝が流れているのを見ることができます。ナパリ・コーストの無人の白砂ビーチは、以前TVで放送されたことがあります。ケエビーチからテントを持参し3日間かけてたどり着いたのでした。ナパリ・コーストのヒーリング効果で、すっかり頭痛もおさまりました。大自然の癒しろ地です。途中何度もイルカ達に遭遇し、最高のクルーズでした。

いろいろなボート・ツアーがあり、どれにしようか迷っていたところ、カウアイ島の友人がブルー・ドルフィンを紹介してくれました。ナイアさんという日本の女性の方がこのツアーの手配をしてくださいまして、キャプテンのロイさんはご主人です。ボートもきれいで大きく、手配は日本語ででき、スタッフは皆さんとてもフレンドリーで、景色は最高とすべて二重丸のツアーでした。

ロイさんとナイアさんとはその後カパアのファーマーズマーケットでお会い、「スプラッシュ オブ カウアイ」というサイトがあることを教えていただきました。日本からのメールのお返事を書くので、いつも寝るのが明け方だそうです。24時間いつでもお電話してくださって構わないですよと言われていました。カウアイで親身になってお世話してくださる方にめぐり合えて、今回の旅行はとてもラッキーでした。他にもいろいろなツアーやスミスのルアウ、またはカマカ・ウクレレも市価の半額以下で購入できるそうです。金額はどこよりも安いと思います。「スプラッシュ オブ カウアイ」はロイさんのとても素敵な写真が沢山載っています。anoano netのリンクにあります。



ワイルア川(カウアイ島)

2004-12-10 | 観光
カウアイ島の東海岸は北に行くにも、南に行くにも便利なので、息子と二人の滞在のときはワイルアのコンドミニアムに泊まります。ひとつ難点は交通量が激しいので、優雅なリゾートステイという気分はありません。家族でのんびり滞在するなら北がいいなあと思いますが、東は何といってもレストランも近くにあって便利です。
このコンドミニアムはワイルア湾に面しています。早朝息子とリドゲート公園の方まで、ビーチを散歩していますと、ロコが魚釣りをしているのを見かけます。海岸線が赤く染まり、大きな太陽が昇ってくるのを見ることができます。この瞬間がとても美しい。太陽はこんなに大きくて、スピードが速いのだということに気が付きます。あっという間に上り始め、風景が一変して美しくキラキラ輝き始めた頃、息子と二人の影がながーく伸びて、まるで足長おじさんのよう。真横から太陽に照らされることなどないので、息子は大喜びです。海岸には流れ着いた椰子の実が芽を出しているのをたくさん見かけます。生命力の強さを感じます。

ワイルアとはwaiは水 luaは二つのものが一つになることを表しています。名前の通り、この湾に流れ込むワイルア川は、二つの川が河口近くでひとつになっています。ワイルア川に沿って、たくさんの聖地が作られています。王の誕生を告げるベル・ストーンやへその緒を隠したポハク、ヘイアウなど、その先はシダの洞窟に続きます。カウアイ島の中央に位置する聖山ワイアレアレに降った雨がこの川から海に流れ込んでいます。リドゲート公園には、このワイルア川の河口に大きなヘイアウがあります。ハワイ島のホナウナウ歴史公園と同じく、駆け込み寺だったそうです。海岸線から上る朝日を見ることができるこの地に、古代の人がヘイアウを作った気持ちがわかるような気がします。
ワイルア川の河口では、山から川を経て海へと続く一連の自然の営みを感じることができます。

道路を挟んでワイルア湾の向かい側には、かつてカウアイ島一番のホテルだったココパームスホテルが廃墟となって建っています。ハリケーンイニキで閉鎖されるまでは、カウアイ島の観光業に大いに貢献したそうです。まだココパームスホテルがやっていた頃、訪れたことがありますが、自然と溶け合ったすばらしいホテルでした。近々このホテルが4階建てのホテルに再建されるようです。ホテル再建に関して、賛成派と反対派の意見の公聴会が行われていました。ココナッツ林の広大な土地とワイルアの大自然を生かしたホテルになってほしいなと願っています。開発と自然は共存できるものだと信じています。ここに4階建ての近代ホテルは似合わない。コテージ風の自然を身近に感じられるホテル、たとえばホテル・ハナ・マウイのような造りが望ましいのになと一人で考えながら、結果がどのようになるか案じています。