Irisの八ヶ岳山麓便り

季節の移ろいを感じながらスローライフ

食用のユリ根から

2021年07月22日 | 山野草の観察
コオニユリ(2021年7月21日撮影)


お節料理用のユリ根は当地では2個1パックで売られています。お雑煮やお吸い物に入れるとホクホクして美味しいのですが、使い切らずに残ることも多いです。何年か前に、残ったユリ根を植えてみたら美しい花が咲きましたので、最近は1個を残して庭に植えて花を楽しむ事も多くなりました。ユリ根はオガクズに覆われてプラスチック容器に入っていますので、そのまま根菜類の保存と同様に春までおいておきます。寒冷地の我が家では庭に植えるのは4月になりますが、その時には根がだいぶ伸びていました。植えた場所が良かったのか、背丈ほどにも成長して、こんなに美しい花が咲きました。コオニユリでした。食用のユリ根はオニユリやコオニユリ、ヤマユリなどだそうです。

我が家では昨秋、カサブランカの球根を8個、ヤマユリの球根を2個植えたのですが、生育状況が悪くて現在、花芽が付いているのは2本だけです。ヤマユリは10cmほどになったところで、鹿(多分)に食べられました。カサブランカは6本発芽しましたが、成長過程で虫がついたり長雨で根腐れしたりで、結局2本しか花芽が付いていません。日当たりの良い乾燥気味のところが良さそうだと分かりました。春植えで良いならそうしようかとも思いますが、秋、球根を買う段階ですでに長い根が出ていたと思うのですが・・。



葉の付け根にムカゴがあればオニユリですが、ムカゴが無いのでコオニユリです。

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4 コメント

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Unknown (harukekiumi)
2021-08-07 11:03:54
ユリをアップされているのに気がつきませんでした。
すくすくと伸びて存在感があります。
コオニユリというのですか。
名前と裏腹に堂々としていますね。
花びらが見事に反り返っているのが印象的です。
こんなに丈高く伸びて支柱はいらないのかしら、と余計な心配です。

伊豆の庭ではみんなすぐ倒れてしまって。
風が強いせいもあるのでしょうが庭全体が傾斜地なのが致命的。

写真で拝見する花壇は平地で日当たりも良さそうですね。
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harukekiumiさん (Iris)
2021-08-07 22:17:25
こんばんは! 猛暑ですね。

オニユリ、コオニユリ 、クルマユリはどれも同じ様な花で(葉のつき方が違います)、くるりと巻いた朱色の花が印象的です。

私はヤマユリが好きなのですが、昔、山の斜面に垂れる様に咲いていたのが思い出され、家でも。垂れても良い様に石垣の上に植えて、自然に任せていました。伊豆でも、傾斜地なら自然に任せてみてはいかがでしょうか?
写真の百合は支柱を立てています。野原では他の丈の高い草に支えられたりしていますね。庭では支柱を立てざるを得なかったりしますが、本来、そんなものは無いので、人工的な感じがします。
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シオデの実 (片桐展子)
2021-08-26 12:21:39
片桐です!
久しぶりに ブログを拝見しました。
お元気そうですね、花の写真は素敵です。
 以前、お訪ねした時に お宅の近く(角地)にシオデの群がありました。あそこはそのままでしょうか?
我が家の近くの里山どんぐり山で、シオデの調査をしています。雄株は多数ですが、雌株は希少です。最近、雌株と思うシオデの巻いた茎の花の跡を見たら、マッチ棒状態でした。 入江さんのお近くのシオデはどうかしら? 
車をやめたので出かけにくくなりました。お訪ねしたいなーと思っています。 
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片桐さん (Iris)
2021-08-27 00:00:39
片桐さん、今日は!
おっしゃっている角地には家が建築中で、当然ながら整地されてしまいました。それでも、初夏にはシオデが1−2本出ましたが、近隣の人が食用に折って行きました(その方は、シオデを山菜摘みの楽しみにしていたのにと残念がっていました)。どちらにしてもそのあたりは小石が敷かれてしまいました。
シオデに雌雄があるのは知りませんでした。そう言えば、実を見ることは少ないなあと思っていました。昨秋、別の場所で、実をたくさん付けたシオデを見ていますので、近日中に様子を見に行ってみます。来年は花も観察してみます。シオデの花や実については、松江の花図鑑に詳しく出ています。https://matsue-hana.com/hana/siode.html
お陰様で、シオデの勉強ができました。ついでに、シオデによく似ているけど、蔓に棘がいっぱいある植物はヤマガシュウと言うのですね。ずっと気になっていた植物の名前がわかって嬉しいです。
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