Irisの八ヶ岳山麓便り

季節の移ろいを感じながらスローライフ

シオデ(牛尾菜)の花と実

2021年09月11日 | 山野草の観察
シオデの雌花(2021年8月29日)


この前の記事「食用のユリ根から」に頂いたコメントから、シオデが今どうなっているかが気になり、毎日の犬の散歩中、道端の草むらに目をやりながら歩きました。そうして見ると、シオデは結構ありました。中には花も(↑)。伐採して横に倒された木に這い上がったシオデに咲いた雌花です。この時期では、すでに実になってしまったものが多くて、花は少なく、雄花は見つかりませんでした。



雌花の拡大写真です、雌しべの頭が3つに分かれ、丸い子房、花被片は反り返っています。



若い果実です。



もう、1つ1つの実がすっかり大きくなり、塊りになっています。今の時期は、蔓性の植物が勢いを増している時期で、この写真では4枚のハート型の葉が輪生するアカネが多いですが、お互いに絡まったりして、この実はどの植物の実かわからなくなったりします。



これは、昨年(11月5日)の写真ですが、シオデの実は熟すと黒くなります。

シオデは初夏に芽生えたばかりの茎を折って、軽く茹でて食べます。アスパラガスの様と言われ、クセがなく美味しいですが、群生する訳ではないので、集めるのが大変ですから、お店に並ぶことはありません。


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