今回の梅撮り写真は以前に紹介した、智積院と長岡天満宮。ともに撮りに行くのが早すぎて、不十分なままだった。その後を改めて満開に近い状態になったのを見計らって再訪問した。
智積院は広大な境内に、入り口から参道を経て本堂までの間に、様々な色の梅が点在する。なかなか見事な咲っぷりで、多くの人はこれでかなり満足感を得られるだろう。しかし本堂の裏手には広大な墓地が広がり、そこにも多くの梅があって、これも様々な色の梅が咲き誇っている。
智積院の各建物はかなり新しく再建されたものばかりで、そういった意味では歴史的な重みは感じさせないが、鉄筋コンクリート造りの圧倒的な大きさもあって、それをバックに写真を撮るとなかなか見栄えがする。さすがにそこそこの人が写真を撮りに来ていた。
智積院の本領が最大限に発揮されるのが、やはり秋の紅葉。こちらの方はもう本当に見事というほかない。まぁこうして撮り直しに来たことによって、そこそこ満足感を得ることができた。
長岡天満宮は今シーズンの梅取り第1号として訪れたが、本殿前の境内はさっぱり。本殿裏側の 梅園も少しだけ咲いている状態で、これでは満足も何もない、ということで、これも新聞情報などをもとにして、ほぼ満開になったのを確認して改めて撮りに来た。
さすがに多くの人が来ていて綺麗な梅を満喫している様子だ。本殿前の梅もしっかりと花を咲かせ、本殿が一層引き立つ。この天満宮の第一鳥居のところには大きな池が広がっており、その中央に参道がつけられている。その一帯にも白や赤の梅が咲き誇っている。写真撮りには絶好な風景と言える。
そして梅園の方も ほとんど全部の木が満開に近い状態だった。梅の美しさだけを求めるならば、密集して咲いている梅園がいいとは思うが、自分などはそれよりも、歴史的な建造物を背景に咲いている梅の方が感覚的にぴったりと合う。そういった意味では梅園というのはやや単調な感じがする。
鳥居を背景に、また本殿と並んで等々、このような風景が江戸の昔から続いてきたんだろう。花見といえば桜だが、昔は梅だったと言う。桜の花見が中心になるのは江戸の中期以降だ。確かに梅の花見というのは、時期的にはまだちょっと寒いかなと思う。この長岡天満宮も秋の黄葉シーズンはまさに絶景と言うほどの見事な赤に染まる。
ともに以前、簡単に紹介しているので、お寺や神社そのものの由緒等については、今回は全て省略とした。
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