切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

北浦天満宮~来迎寺 京都府向日市

2021-01-14 21:53:47 | 撮影
北浦天満宮



 第三向陽小学校のグラウンドの端に隣接している。正面鳥居は比較的細い道路のわきを小学校の方へ入ると、通り抜けできず突き当たりになっている。その場所に天満宮がある。
 極めて狭い敷地にポツンと覆い屋が建っており、その中に祠が見える。覆い屋は板張りなので正直なところ、祠そのものは暗くてよく見えない。説明書きも含めて何もないので、ここが北浦天満宮という神社であることは地元の人以外ではまずわからないだろう。天満宮の象徴である牛の像も見られなかったし、なぜこの場所のこの小さな祠が天満宮となったのか。
 この付近の町名でもないし、「浦」というのは本来は湖沼を指しており、それらしきものも見られない。当地の南部にかつてはちょっとした沼みたいなものがあったのかもしれないが、そのあたりも含めて一切不明。ネットでも様々調べてみたが情報皆無。というわけで写真掲載のみとなった。
    


来迎寺 (向日市寺戸)



『聖衆山 來迎 寺

所在地 向日市寺戸町中垣内   本尊 阿弥陀如来立像

 当寺は、西山浄土宗光明寺の末寺で、文禄三(一五九四)年に印 空節道上人の開創と伝えられています。
 享保十五(一七三〇)年に寺戸村の大火のときに類焼し、本堂などが焼失しましたが、三十七年後の明和四 (一七六七) 年に本堂や庫裏が再建されました。こうして、再建された本堂や庫裏も老朽化し、平成五(一九九三)年に新たに建築され現在に至っています。
 本尊の阿弥陀如来立像は、腰を右に捻り左足を前に出した動勢ある流麗な姿勢をもち十三世紀の特色を示しています。本像の注目すべき点は、胸部の肉身と衣が別材で作られ、外見上は分からない部分に工夫をこらして作られていることです。本尊は、このように、 貴重な文化財であることから、向日市の文化財として指定されています。
 主な行事 一月ニ日 修正会 七月二十日 大般若会 八月十七日 施餓鬼 十一月第一日曜 毘沙門天祭
 向日市  来 迎 寺』  (説明書きより)

  

 阪急京都線東向日駅から西へ徒歩10分くらい。付近の道は複雑に交差しているが比較的わかりやすく見つけられる。山門の横に上記の説明書きが掲げられていて、指定文化財の阿弥陀如来立像も写真として印刷されている。
 寺の由緒もその説明書きの通り。ちょうど戦国時代の最中に創建されており、その後火事等で衰退するものの再建を経て、今現在の本堂などは20何年前かの建て替えとなる。従って見た目にも新しいのがよく分かる。境内は緑豊かで比較的大きな木もあってよく整備されている。そういった意味では典型的なお寺らしいお寺であり、心休まると言うか非常に好感の持てるを寺だ。
 本尊の阿弥陀如来立像は鎌倉時代の物ということで、京都府の指定文化財になってもいいくらいのもの、あるいは国の重要文化財でもいいのではないか、と写真を見ながら思った。おそらく定期的に公開時期はあると思うので、その時には是非見てみたいと思う。
 なお同じ向日市内に、この来迎寺からずっと北の方になるが、同名のお寺がある。ここにも同様に向日市指定の文化財の仏像がある。日を改めて撮影に行く予定だ。

 
   
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