切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

黄檗山萬福寺 京都府宇治市・・・中国様式の巨大寺院

2018-06-15 23:32:21 | 撮影



 5月の下旬に宇治市内にある萬福寺へ行ってきた。
 何度か行っているが、巨大な建物ばかりで、花のイメージは全くない。そこで今回確かめるべく行ってみたということだ。家から車で10分くらい。駐車場は有料だが仕方ない。
 すぐに山門から境内に入ると、何度か来ているのに全く知らなかった庭園があるのが目に入った。なぜ今まで気づかなかったのだろうか。そしてすぐにツツジが目に入る。なんとそこにはかなり広い池を中心に、多くの花が咲いていた。全く意外だった。皐月、ツツジ、その他は名前は分からないが、赤や白や桃色の綺麗な花が咲いている。それらの花をバッグに萬福寺の総門が見える。ここで多くの写真を撮って、少しずつ境内の参道を総門へ向かう。
 近くへ来るとさすがの迫力。実はここまでが無料で入れるところ。総門のところに受付があって、その先は広大な境内が広がり、数多くの伽藍が並ぶ有料地域となる。今回はとりあえず、花確認ということもあって、時間もなかったので、この無料区域だけとした。
 それでも自分としては結構満足のいく写真が撮れてなかなか良かった。よく見ると桜の木やもみじの木もある。ということは、秋の紅葉もそこそこ見られるんではないかと思う。

                 

 萬福寺は黄檗宗の大本山であり、中国の明時代の隠元を開山とする。江戸時代比較的初期の創建。総門や本堂など、建物のほとんどすべてが当時のもので、重要文化財に指定されている。建物がこんなに多く重要文化財というお寺はあまりないだろう。他にも美術品などの重要文化財が多数ある。
 また塔頭寺院も周辺に相当な数があり、このブログでも紹介した通り。その塔頭寺院の中に宝蔵院というのがあって、大蔵経の版木を約6000枚以上所蔵しており、それもすべてが重要文化財である。
 明から来た隠元の お寺ということで、建築様式や伽藍の配置が日本仏教の寺院とは異なり、全体的に中国風の様式が見て取れる。有名寺院ということもあって、駐車場には大型観光バスが何台も泊まれるほどのスペースもあり、シーズンオフでも人がそこそこやってきている。

    

 また改めて総門の内側の境内に、久しぶりに入ってみたいと思っている

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