きらウサギ日記

岡山のうさぎ専門店「きらウサギ」のブログです。うさぎ大好き店長ゆみこと看板ウサギ達の日々を綴ります。 

毛玉の季節♪うっ滞にご注意を!

2011-04-01 | 日記
うさぎの胃腸「うっ滞」になった事ってありますよね、

飼い主さんは避けて通れないこのうっ滞・・
普段専門店に通われる方は対処法をお店が教えてくれますが
我流で買っている方は処置をご存知無い方もいらっしゃいます。

換毛がひどいこの時期は対処法を把握しておくともしもの時に安心です。
毛球症(胃腸うっ滞)・・・飲み込んだ毛によって胃腸の動きが止まる事。状態が悪ければ死に至ります。

初期症状としては、いつもよりも動きが悪い。
おやつや餌に寄ってこない、ケージの隅で丸くうずくまっている。
反応が遅い、お腹をよじっている など。

これは私がうっ滞を治す際のポイントです。
医学的にはパイナップルジュースは効き目が無いとされていますので
参考程度に読んでいただければと思います。


■用意が必要な物
シリンジ
胃腸を動かす薬
生パイン(生の冷凍でも可)※冷凍の場合は湯煎で解凍します。
※加熱処理の物は酵素が壊れていますので使わないで下さい。
ペットヒーター
※あると良い物
青汁
パウダー状のフード、強制給仕用のフード、
お野菜やフルーツなど、食べ易い物(ウサギが好む物)


体重が1kg前後の子であれば、1日3回7ml程度
体重が2kg前後の子であれば、1日3回15ml程度
「生のパイナップルジュース」を飲ませます。

シリンジは強制的に飲ませる際に必要です。
直接お皿などで飲める時は「うっ滞」とまではいかない事が多いです。



写真は元気な時なので美味しそうに飲んでいますが、
病気の時は胃や腸が張っていて痛くて飲めません。



普段から美味しい生パインジュースをシリンジで給仕しておくと
いざという時に嫌がらず飲んでくれる事が多いです。

膝に乗せて小脇に抱える様な感じでウサギを抱っこしたら
お腹を触ってどの辺りが張っているのかを触診します。
場所が分かったら、水分が入る隙間を作る為に軽くマッサージをします。
この時にカチカチで虚脱状態の時は湯たんぽ抱かせてすぐに病院へ行って下さい。
門場の左右に歯の無い部分がありますのでソコにシリンジを差し込みます。※先に薬を飲ませます。
必要量を強制的に飲ませますが、口に溜める場合はゆっくりと飲み込むまで人間が待ちます。
その際にシリンジを口から出してもかまいません。
必要量を飲ませたら、軽くマッサージを10分ほどします。
終わったらケージに静かに戻して、必要があればペットヒーターを付けて下さい。

軽い症状であれば半日もしない内に治る事が多いです。
様子を見ても状態が変わらないならばこちらも病院へかかって下さい。

いずれにしても経験と観察が必要なので「おかしい」と思ったら
必ず専門店に判断してもらうと良いでしょう。
信頼出来る獣医さんもかならず探しておいて下さい。

病院へ行って処置をした際には暫く食事が出来ない事もありますので
先に記載した「強制給仕用フード、粉末や液体の青汁」など用意しておくと安心です。
フードも普通にあげていただく必要がありますので、
強制給仕は普通の食事の呼び水程度と思って下さい。

それでも「わからないわぁ???」と思ったら
遠慮なく「きらウサギ」までお越し下さい。レクチャーします!

パイン大好きなアイちゃんは、牧草も沢山食べるので
うっ滞になった事がほとんどありません。
今日のパインジュースはフランク君の残りを美味しくいただいちゃいました(笑)
ちなみにフランク君はジュースのみで1時間後、ぱくぱくご飯を食べてました♪
繊維と水分をしっかりと飲ませる事がポイントです。



美味しかったね~アイちゃん♪

☆☆☆

うっ滞、注意報発令中です。皆さん気を付けてね♪
おやつのドライパインは毛球予防にはなりませんのでご注意下さいね♪

☆☆☆

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