願い

若者が言った

ここに来たい　友人がいる

だが、来ることは出来ない

その人達は、ウリハッキョに通う友人だ

北海道の　ウリハッキョの　高校生

一人は日本籍

もう一人は朝鮮籍

その二人が

来ることは出来ない

肩を震わせ　　声をあげた

涙が　　　流れるのも　　　隠そうともせず

同じ民族なのに

その　声が木霊した

智異山に

木霊した

一緒に　手をつなぎ

一緒に　肩を組み合い　歌いたかったと

ムックリの音が

風を運んだ

智異山に

吹く風を！

その言葉に　胸の中が

心の中が　　痛かった

顔を上げるのが辛かった

その痛みが　苦しみが

判るから！

想いは

同じだから・・・

悲しみの雨が

降り続けた

２ ０ １ １ ” ト ブ ロ （ と も に ） 共 感 プ ロ ジ ェ ク ト

東 ア ジ ア ＠ 智 異 山 （ チ リ サ ン）”

まだ　　終わらない戦後と　　　感じた瞬間

暑い夏

韓国　慶尚南道山清郡（サンチョングン）

智異山の懐にて

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